前野智昭、「声優と夜あそび2021」月曜新MC就任の意気込みは？ “体当たり・無茶振り企画も大歓迎です”【インタビュー】 (2021年4月12日)

新しい未来のテレビ「ABEMA」（アベマ）のアニメCHで配信中の業界初のオリジナル声優レギュラー番組「声優と夜あそび」が2021年4月2日に4周年を迎えた。アニメ！アニメ！では4周年記念、そして新シーズン開始企画として各曜日の担当MC声優陣にインタビューを実施。「声優と夜あそび」と歩んだ道のりや4年目の意気込みを訊いた。今回は月曜日のMCを担当する前野智昭さんにインタビューを行った。大の野球好きとして知られる前野さんだが、月曜日の監督としてどのような指示を出すのか。その想いを訊いた。[取材・文=森 元行、撮影=Fujita Ayumi]――月曜日の新たなMCに就任ということで、最初にその話を聞いてどのような印象を持たれましたか？前野：もちろん嬉しかったです。一度だけサプライズゲストで、浪川さん（浪川大輔）と谷山さん（谷山紀章）の回に出演させていただいたのが最初の「声優と夜あそび」でした。その時は外でのロケで、実は「声優と夜あそび」の撮影スタジオに行ったことがなかったので、「いつかお酒の飲める回にゲストでお願いします」というお話は、あちこちでさせてもらっていました。今回、MCのお話を頂けたのでビックリしましたね。何曜日を担当して、どなたと組めるのかが楽しみでしたし、ワクワク感もありました。――「声優と夜あそび」はどういう印象ですか？前野：いい意味で、凄く自由な番組だと思います。MCやゲストさんのさじ加減で振り切った形にもできますし、配信ならではのテレビとはまた違った面白さが出せる番組だな、と。どなたでも気軽に楽しめて、声優のあまり知られていない側面をさらけ出せる、貴重な場だなという印象です。――月曜日担当ということで、こういう曜日にしたいというイメージはありますか？前野：月曜日と言えば、朝、Twitterで「仕事行きたくない」といったワードがトレンド入りするほど、後ろ向きな気持ちになりがちな曜日だと思います。プロ野球好きな僕としても、月曜日は試合がない日なので、楽しみがひとつ削がれたような気持ちで始まる曜日でもあります。そういったちょっと後ろ向きな気持ちを「『声優と夜あそび』があるから今週も頑張ろう」と思ってもらいたい。一球入魂のような、猛々しい曜日にしたいですね。――野球の話も番組で飛び出しそうです。前野：野球の話は、刺さる人と刺さらない人、両極端いらっしゃると思います。浸透させていくのは難しいと思うのですが、安元さん（安元洋貴）もそういうお話もすごく詳しいと思うので、いろいろなお話をしつつ企画などにもチャレンジしていきたいです。――前野さんは、大の野球好きですが、その魅力は？前野：試合ごとのドラマや流れが確実にあるところです。「まずい、押されてるぞ」というムードが、たった一球のホームランやひとつのプレーによって大きく変わったりします。そういった大逆転劇が他のスポーツにはないところですね。逆に、エラーをしてしまった後も、チームメイトのプレーによってそれが補えたりする。そこがチーム競技としての美しいところで、より分かりやすく現れるのが野球だと考えています。――他のチーム競技とは、また違う？前野：僕はサッカーも凄く好きでやっていたのですが、プレーは個人個人の閃きが凄く大事。野球はさらに、その閃きを統率されたもとで行うスポーツという印象です。頻繁に足を使って積極的な走塁を心がけるチームだったり、送りバント必須でひとつずつランナーを進めていくプレーをするチームだったり、監督の手腕によってチームの色がガラッと変わる。その部分が野球の面白さであり、醍醐味だと思います。そういった意味では「声優と夜あそび」もMCによって、「癒やしの火曜日」や「破壊の水曜日」などと、ガラッと変わっていく番組ですね。――「声優と夜あそび」メンバーで打順も組めそうです。前野：やりたいですね。過去に実施していた声優さんのポジショニングマップを作る、といった企画もおもしろいなと思いますし、絶対OKが出ない企画ですが声優事務所を球団に例えてみたいです。あと僕がFA宣言したらどの事務所が獲得に動いてくれるか、とか。関さん（関智一さん）が酸素カプセルの中で寝ちゃった回、のような伝説の回も作りたいです。――「これはやりたい」という企画はありますか？前野：各曜日、体当たり的な企画や無茶振り的な企画も多いと思いますが、そういう企画も大歓迎です。――「声優と夜あそび」では、お酒を飲む企画もあったりしますが、普段からお酒は飲まれますか？前野：飲みます。以前「パジャマ会議」の時も呼んで頂いたのですが、すごい量を飲んでしまって。その時は、記憶がなかったですね（笑）。しばらくは大勢で集まって飲むのは難しいと思うので、せめて僕たちが飲んでいる姿を皆さんに見て頂きながら、ご自宅で一緒に飲んでる気分を味わって頂けたらと思います。――ゲストで呼んでみたい方は？前野：オフシーズンに、読売ジャイアンツの亀井善行選手と松原聖弥選手に遊びにきてほしいです。野球選手はもちろん、いろいろな方とお話したいです。――遊びに行きたい曜日は？前野：はじめて出演した「声優と夜あそび」が浪川さんと谷山さんの回だったので、浪川さんが担当されている木曜日には一回行ってみたいですね。各曜日、挨拶回りしたいです。「声優と夜あそび」の新人である僕と祐（畠中祐）が挨拶に行く回があってもいいかもしれない。あと、内田真礼さんが福岡ソフトバンクホークスファンなので、お話しに行きたいです。――「夜あそび」がモチーフの番組ですが、逆に、朝のルーティーンはありますか？前野：朝に必ずアイスを食べますね。身体をいきなり冷やすのは良くないと思うのですが……。前日にお酒を飲むからだと思うのですが、目が冷めたら喉が乾いてるし、小腹も空いてるから、両方補えるアイス食べようという答えになりました。シャキッと目が覚めるんです。――安元さんとタッグを組みますが、「これだけは伝えたい」ということはありますか？前野：優しい方なのでイメージなどを守ってくださると思うんですが、「もう守って頂けなくてもここまでやれるようになったんだぜ！」というのを、月曜日にお見せできたらと思いますね。なので安元さんには積極的に、僕にフルスイングの指示を頂ければ嬉しいです。――新シーズンということで、前野さんが今年チャレンジしたい事は？前野：野球の始球式にまたチャレンジしてみたいです。過去に2度、やらせて頂いたことがあるのですが、どうしても「ノーバウンドで投げよう」という意識が働いて、守りに入った投球をしてしまいました。素人が全力で投げても、ちゃんといい所に届くのか。もし再度始球式をやらせて頂ける機会があれば、全力投球してみたいです。――最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。前野：月曜日は週の始まりで、少し憂鬱な気持ちになりがちな曜日だと思いますが、「声優と夜あそび」があるから、今日も仕事をがんばろう、勉強をがんばろう、という前向きな気持ちになってもらえるように、楽しい番組をお届けしたいです。野球好きの方もそうでない方も是非見て頂けると嬉しいです。