「声優と夜あそび2021」新MC・畠中祐、金曜日は“関さんのオモチャになる”【インタビュー】 (2021年4月16日)

新しい未来のテレビ「ABEMA」（アベマ）のアニメCHで配信中の業界初のオリジナル声優レギュラー番組「声優と夜あそび」が2021年4月2日に4周年を迎えた。アニメ！アニメ！では4周年記念、そして新シーズン開始企画として各曜日の担当MC声優陣にインタビューを実施。「声優と夜あそび」と歩んだ道のりや4年目の意気込みを訊いた。今回は金曜日のMCを担当する畠中祐さんにインタビュー。新MCとして迎える「金曜日」、相方の関智一さんとどのように形作っていくのか。”生感”にこだわるその想いを訊いた。[取材・文=森 元行]――「声優と夜あそび2021」の金曜日を新たにご担当されることになりますが、その報告を聞いた時のご感想は？畠中：今年一番というほどビックリしましたが、嬉しかったです。毎回、SNSでトレンド入りしたり、業界関係者や声優仲間の間でも話題になりますから、そんな番組のMCにご指名いただけるなんて……衝撃的でいまだに信じられないですし、緊張感に包まれています。――番組自体は見ていましたか？畠中：一度、金曜日の関さん（関智一）と森久保さん（森久保祥太郎）回にゲストとして出演しました。もの凄く緊張したので、その時の記憶はあまりないです。お2人にガンガン回して頂いて、思い切り楽しめた記憶はあります。あと、事務所の先輩である佐藤さん（佐藤拓也）が亀甲縛りされたり、谷山さん（谷山紀章）がSM女王様に怒られたりとか、「え、どういう番組？」というのが率直な感想です。声優番組ではなかなか見られない、冒険心溢れる、アバンギャルドなイメージです。純粋に、凄く楽しそうだな、と。――ゲストで遊びに来て欲しい方はいますか？畠中：やはり、緊縛師の人とSM女王の人が強烈すぎて……。僕もちょっと会ってみたいです。特殊な職業に就いていらっしゃる方の話は、聞いてみたいですね。――畠中さんが今まで出会った人の中で、印象に残っている職業の方はいますか？畠中：シルクロードを旅してきた謎のゲイバーの人は印象に残っています。話のどこまでが本当なのか分からないのですが、一番謎だったかも知れないです。どう強烈だったかは、なかなか言えないのですが……（苦笑）。――金曜日をどのような番組にしたいですか？ また、やりたい企画があったら教えてください。畠中：ちょっと話はそれますが、5年ほど前、占い師さんに「君は一生、誰かのオモチャだ」と言われたことがあり、それが自分の中で凄くしっくりきているんです。誰かのオモチャとして振り回されるからこそ、自分ではたどり着けない領域に行けたり、何か新しいことに目覚めたりできる。そのほうが人生楽しいですらかね。なので、今回、関さんのオモチャになれたと（笑）。関さんとは、「劇団ヘロヘロQカムパニー」の舞台に出させてもらうなど、絡みはありました。ただ、そこまで濃厚なお話をした経験がないので、関さんが引かないかなっていうところがちょっと不安かもしれません。やりたい企画については、僕はこれまでバスケや空手、今はアーティスト活動でダンスもやっているので身体を動かせる自信はあります。僕としては「何でもやれます、何でもやります！」という心構えですので、いろいろな企画にチャレンジしたいです。全身ローションなども経験してみたいです。――相方の関さんに「これだけは言っておきたい」ということはありますか？畠中：MCという立場になるのですが、番組をうまく回せるか不安なところがあって……。前シーズンは、森久保さんがどんどん回して、関さんがそこに自由に入って動く、という感じだったと思うのですが、今回はどうなってしまうことやら。「どうなっちゃうんでしょう、関さん」と伝えたいです。――今までとは違う金曜日になりそうな予感です。畠中：ひとり喋りのラジオをやった時に「ハラハラする」とよく言われたので、今回もハラハラ感をお届けできるのかな、と思います。――「声優と夜あそび」で遊びに行きたい曜日はありますか？畠中：全部行ってみたいです。改めて考えると、どの曜日もすごいメンバーですね。どこに行っても緊張してしまいそうですが、同時に、どこに行ってもうまくイジってくれそうな、心強い人たちばかりです。――「夜あそび」がモチーフの番組ですが、逆に、朝のルーティーンはありますか？畠中：筋膜剥がし（筋膜リリース）です。ボイストレーニングの先生に「筋膜剥がしをすると声がよく出るよ」と言われて、やりはじめたのですが、気づいたら日課になってしまいました。棒を使ってゴリゴリと剥がしていくのですが、痛いけど、痛い分だけ効いている感じがして、とても気持ちいいです。――新シーズンということで、畠中さんが新しくチャレンジしたいことを教えてください。畠中：この1年、お客さんにあまり会えなかったので、「どれだけ近づけるのか」に挑戦したいです。リモート放送やインターネット配信を通じて、僕たちの姿を届けられる機会は増えましたが、今後はどれだけ”生感”を伝えられるかにチャレンジしたいです。物理的に近づくだけでなく、心もどこまで近づけるのか。生配信なりの”生感”を出していきたいです。――最後にファンのの皆さまへメッセージをお願いします。畠中：見ていてハラハラするところもあるかもしれませんが、精一杯頑張る、これしかないなと思っています。身体を張って思い切り頑張るので、皆さん、ぜひぜひ温かい目で応援してもらえたらなって思います。頑張ります。