「うる星やつら」「チェンソーマン」「いせおじ」…2022年放送アニメで楽しみなのは？【編集部が選ぶ5作品】

2022年も始まり、今期もアニメが続々と放送されています。すでに話題となっている作品もありますが、2022年は冬以降もアニメ作品が目白押し！ 今回はアニメ！アニメ！編集部も待ちきれない!? 期待作をピックアップしてご紹介します。 ▼編集部が選ぶ！期待の2022年放送アニメ【1】うる星やつら【2】チェンソーマン【3】かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-【4】ヤマノススメ Next Summit【5】異世界おじさん■るーみっくの名作が“令和”に再び！「うる星やつら」高橋留美子による鮮烈のデビュー連載作『うる星やつら』が、小学館創業100周年を記念し、フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて完全新作として、2022年TVアニメ化されることが決定しました。選び抜かれた原作エピソードが、4クールに渡って放送されます。諸星あたる役は神谷浩史さんが、ヒロイン・ラムは上坂すみれさんが担当。ティザーPVでは「ラムー！」「ダーリン！」と呼び合う声がすでにお披露目されています。これまで個性豊かなキャラクターを演じてきた実力派のお2人が、それぞれの想う“あたる像”“ラム像”でセリフを発していると思うと……ワクワクします！ 早く、全セリフをストーリーと合わせて聞きたい！そして何より気になるのは、原作者・高橋留美子先生が、アニメ化に際して寄せたコメントの中に「あたるの神谷浩史さん、ラムの上坂すみれさん、そして他のキャラ全員、主役級の声優さん達で、豪華さに驚いています」と記してあること。……神谷さんと上坂さんだけでも豪華なのに、それに匹敵するキャスティングが実現しているというのか!? しのぶちゃんや、面堂くん、テンちゃん、筆者最愛のサクラ先生にも、実力派声優たちの名前が並ぶと!?いまからとんでもなくワクワクします。どの原作エピソードが選ばれているのか？ それを令和の御代に如何にして描くのか？ さらに声優陣がどのような表現で物語を魅せてくれるのか？ オープニング曲は「ラムのラブソング」なのか？……気になりだすとキリがありませんが、これからの続報、そして本放送を心待ちにしたいと思います。＜MINAMI＞■ダークヒーロー×MAPPA＝期待値MAX！！「チェンソーマン」「週刊少年ジャンプ」にて連載し、コミックス累計発行部数1,200万部を突破した藤本タツキによるダークヒーローアクション。続編となる第2部が「少年ジャンプ＋」にて2022年初夏より連載予定です。アニメ化で楽しみとなるポイントは3つ。ひとつは、個性豊かなキャラクターたち。“デビルハンター”としてド底辺の日々を送る少年・デンジ。デンジの相棒でチェンソーと犬を混ぜた見た目のポチタ。自己中心的かつ虚言癖で2本のツノが生えた魔人・パワーなど、一癖持ったキャラクターが勢揃い。一体どの声優がどのキャラクターを演じるのか、ファンの間では話題となっています。2つめはアクションシーン。さまざまな「悪魔」が登場する本作は、バトルシーンが満載。また、「悪魔」それぞれのキャラクターデザインにも注目したいところ。誌面においてもド迫力、衝撃的な演出も目立つバトルが、アニメーションでどのように表現されるのか。制作を担当するMAPPAは『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』などでも臨場感あるバトルシーンに定評があるため、期待が高まります。3つめは音楽。担当するのは、これまで『ピンポン THE ANIMATION』『DEVILMAN crybaby』などの作品にも携わってきた牛尾憲輔。2022年1月より放送中の『平家物語』の音楽も担当しています。牛尾さんが手掛ける曲は、ハイセンスかつ高揚感ある音楽で、作品の世界観をより鮮明に引き立たせていきます。『チェンソーマン』とのマッチ度は、ぜひティザーPVで確認してみてください。＜スーサイド・モモ＞■恋でアホになった天才たちの行く末は!?「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」赤坂アカ原作によるTVアニメ『かぐや様は告らせたい』の第3期が2022年4月から放送となります。本作は秀才たちが集うエリート校・秀知院学園を舞台に、主人公である四宮かぐや（CV：古賀葵）と白銀御行（CV：古川慎）が“如何にして相手を告白させるか”という恋愛頭脳戦に知略を尽くすラブコメディ。春から放送が始まる待望の第3期では、これまでタイトルにあった『～天才たちの恋愛頭脳戦～』が消え、『-ウルトラロマンティック-』に！ 第1期・第2期の物語を経て、いよいよ2人の恋に大展開が……!?また、本作ならではのバラエティに富んだキャラクターたちのエピソードも魅力のひとつ。ファンの間でもとくに人気の高い藤原書記（CV：小原好美）と白銀会長の“特訓回”には果たして続きがあるのか……？ すでに公開されている第3期のティザーPV「石上優は語りたい」は約10分の新規エピソードとなっているので、放送が待ちきれないという方はぜひこちらもチェックしてみてください！＜編集部Y＞■登山ガールたちと見る“新たな景色”に期待！「ヤマノススメ Next Summit」原作は、コミックアース・スターにて2011年より連載中。女子高生の「登山」を描いた「ゆるふわ」なアウトドアコミックです。2013年に第1期が放送され、翌年には第2期が。2018年には第3期が放送。2022年に放送が予定されている『ヤマノススメ Next Summit』は第4期となります。インドア趣味で引っ込み思案だった主人公・あおいが、幼馴染のひなたとの再会をきっかけに登山にのめり、登山を通して成長していく姿が描かれる本作。第1期は5分枠、第2期・第3期は15分枠と、いわゆるショートアニメとして放送されていましたが、それだけにギュッと中身が詰め込まれ、テンポよく物語が進んでいきます。かわいい女の子（かえでさんが好き！）たちのゆるふわさに癒やされながらも、山頂からの景色に感動し、そして時には登頂できない悔しさに打ちひしがれたりと、登山の喜怒哀楽を楽しめるアニメでした。そして何より、「ゆるふわ」と言いつつも、作品内で描かれる登山道具や登山の様子はとても本格的で、本作を観ていると、登山というものに大変興味をそそられます。実際、私も（釣りやキャンプはもとより趣味にしていましたが）『ヤマノススメ』をきっかけに登山用具を買い足し、他のアウトドア趣味にあわせて山歩きやハイキングを楽しむようになりました。ある意味で、私の世界を広げてくれた『ヤマノススメ』。その第4期が放送されるとなれば、楽しみじゃないはずがありません。まだまだ放送情報なども出ていませんが、『ヤマノススメ Next Summit』で描かれるあおいたちの物語、そして新たな登山への挑戦を、今か今かと楽しみにしています。＜すえなが＞■おじさんのCVは石田彰から子安武人に！「異世界おじさん」昨年、アニメ！アニメ！では「編集部員が選ぶアニメ化してほしい作品」という企画を実施しました。同企画の掲載後、私がピックアップした『異世界おじさん』のアニメ化が発表に！ そしてついに今年放送となります！『異世界おじさん』の原作は、殆ど死んでいる先生がKADOKAWAのWEBコミックサイト「ComicWalker」にて連載し、コミックス累計150万部を突破する異世界ファンタジーギャグマンガ。異世界“グランバハマル”から17年ぶりに帰還したゲーム大好きSEGA信者の34歳・おじさんと、一見ちゃんとしているも心に闇を抱える甥っ子・たかふみが同居生活を送る中、おじさんが“グランバハマル”での冒険を語り聞かせる形で物語が進行していきます。（※詳しいあらすじや注目ポイントは、昨年の「編集部員が選ぶアニメ化してほしい作品」をご参照ください）さて、実際にアニメ化が発表され、注目したいのが声優陣。以前の記事で、スマートフォン向けゲーム『チェインクロニクル3』とのコラボの際に、おじさん役を石田彰さん、“グランバハマル”で出会ったツンデレなエルフ役を佐倉綾音さん、氷の一族の末裔・メイベル役を今井麻美さん、神聖勇者（シャイニング・クルセイダー）のアリシア役を内田彩さんが演じたとご紹介しました。がしかし、今回のアニメ化では声優陣が一新。おじさん役は子安武人さん、エルフ役は戸松遥さん、メイベル役は悠木碧さん、アリシア役は豊崎愛生さんが担当し、さらにおじさんの甥っ子・たかふみ役は福山潤さん、たかふみの幼馴染・藤宮役は小松未可子さんに。私、原作コミックを読む際、すでに『チェンクロ』版キャストで“脳内再生”していたので、この発表には衝撃でした。「石田さんじゃないんかい！」と。ですが、確かにアニメ版のキャストも納得。“脳内再生”余裕です。『異世界おじさん』の魅力のひとつである、濃すぎるキャラクター達を実力派声優陣がどのように演じてくれるのか……いちファンとして今から楽しみです。原作未読の方にとっては「アニメ版キャストも納得、とか言われてもわかんねーよ！」という感じかもしれませんが、『異世界おじさん』の一部エピソードは「ComicWalker」にて無料で公開されているので、今から原作コミックで“脳内再生”しながらアニメ放送を待ってみてはいかがでしょう。＜小野瀬太一朗＞