『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』の舞台は、現代のロサンゼルス。
1989年のアニメーション『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』は大人気を得ていたが、デールが突然、自分の番組を始めたいと言い出し『チップとデールの大作戦』 レスキュー・レンジャーズ』は打ち切りになってしまう。
それから30年後、すっかり現代に馴染んだチップは保険会社の敏腕セールスマンに、デールはCG手術を受け、過去の栄光を取り戻そうと、懐かしのスター達が集まるノスタルジア・コンベンション・サーキットで働きながら、昔の栄光に思いを馳せていた。
そんななか、かつての仲間・モンティがチーズ依存症で借金を重ね、ついには誘拐されてしまう事件が発生。2人は彼を救うべく“レスキュー・レンジャーズ”として復活し、様々な事件に挑んでいく。
本作は、CGアニメ、2Dアニメそして実写の<3つの世界>が入り混じる“ハイブリッド実写CGアニメーション”という新たな試みで制作されており、チップは2D、デールはCGで描かれる。
チップを演じるのは『僕のヒーローアカデミア』飯田天哉役などで知られる石川界人、デールは『黒子のバスケ』伊月俊役などの野島裕史が務める。このたび公開となった映像は、チップがかつての仲間・モンティから、チーズ依存症のためとある悪徳業者に借金をしてしまったと相談を受ける中、デールと再会を果たすシーンだ。
人生の酸いも甘いも経験したような面構えで、冷静にモンティを分析するチップの前に、“レスキュー・レンジャーズ”の再起を望むお気楽なデールが現れる。
彼は自分のせいで番組が打ち切りになったことを申し訳なく思うものの、再びスターダムに返り咲くことを狙っており、そんなデールの様子を見て、チップは心底面倒くさそうにあしらいその場を後にしてしまう。
30年が経っても番組を打ち切りにするきっかけを作ったデールへの恨みが消えないチップは、能天気なデールを疎ましく思っているようだが、仲間を大切に思う気持ちは変わらず、再び“レスキュー・レンジャーズ”として活動を再開することとなるのだった。
本作のチップとデールのキャラクターについて、監督のアキヴァ・シェイファーは、「初期のチップとデールはただの2匹のシマリスで、キーキー声を出していただけだったよ。
嫌々ながらも、突如行方不明となったモンティを救うべく行動を起こしていくチップと、楽観的ながらも機転の利いた立ち回りで謎を解き明かしていくデールの姿には、TVシリーズ『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』で冒険をしていた名コンビの姿が見え隠れしている。
本質は変わらずに、現代版チップ&デールとしてシュールでユーモアなセンスを身に着けた2人の冒険は、奇想天外な展開や、思わずほっこりできるようなエモーショナルな場面も多く、アニメーション版を楽しんでいた人でもそうでない人でも楽しむことができる作品に仕上がった。
『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』は、ディズニープラスにて独占配信中。
『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』
原題:Chip 'n' Dale: Rescue Rangers
監督:アキヴァ・シェイファー((「サタデー・ナイト・ライブ」)
プロデューサー:トッド・リーバーマン(「ワンダー 君は太陽」)、デヴィッド・ホバーマン(「美女と野獣」)
出演:ジョン・ムレイニー、アンディ・サムバーグ、セス・ローゲン、J ・ K ・シモンズ
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