「SPY×FAMILY」主題歌でも大人気♪ ヒゲダン＆星野源が手がけたアニソンをおさらい

現在放送中のアニメ『SPY×FAMILY』。素性を隠して集まった「疑似家族」であるフォージャー家の生活が、毎週注目を集めています。物語や映像はもちろん、主題歌も大人気！アニメ！アニメ！が実施したアンケート「2022年春アニメ主題歌、どの曲が好き？」でも、OP・EDともに1位を獲得しました。OPを手がけているのはOfficial髭男dism（ヒゲダン）、そしてED担当は星野源さん。どちらもこれまで多数のアニメ作品を“歌”で彩ってきたアーティストです。2組がこれまで生み出してきたアニソンを振り返ってみましょう！■『東リベ』だけではない！ Official髭男dismのアニソン『SPY×FAMILY』のOP「ミックスナッツ」が話題のヒゲダン。フォージャー家をナッツにたとえたセンスからもわかるように、作品やキャラクターの特徴を的確につかんだ歌詞や、転調により次々と表情を変える曲調などが魅力的です。『東京リベンジャーズ』のOP「Cry Baby」も人気で、2021年アニメ！アニメ！総選挙の【OP部門】で2位にランクインしました。何度倒れても立ち上がる主人公・タケミチの心情を表したインパクトのある歌詞は、一度聞いたら忘れられないほど。アウトローなかっこよさを感じさせる冒頭のアレンジも必聴です。歌詞の1行目から、ファンなら「わかる！」と思えるフレーズが入っているヒゲダンのアニソン。時を超えたラブストーリーを描いたアニメ映画『HELLO WORLD』の主題歌「イエスタデイ」では、冒頭の歌詞に主人公の強い信念を詰め込んでいました。『火ノ丸相撲』OP「FIRE GROUND」のような、心がたぎる熱い曲調もお手のもの。「残った」、「膝をつく」など相撲を連想させるワードが印象的です。体格には恵まれなかったものの、夢に向かって前に進み続ける主人公・潮火ノ丸を鼓舞するような1曲。気合いを入れたいときや背中を押してもらいたいときに聴きたくなるアニソンです。■あの作品と意外な関係も？ 星野源のアニソン『SPY×FAMILY』のED「喜劇」を担当する星野源さん。『夜は短し歩けよ乙女』や『未来のミライ』などに声優としても出演していたため、アニメファンにもなじみが深いのではないでしょうか。自身もブッダ役の声優を担当したアニメ映画『聖☆おにいさん』では、主題歌「ギャグ」を手がけました。『聖☆おにいさん』らしい日常感やゆるさが伝わってくる、楽しげな曲調。原作がマンガ作品だったこともあり、「インク」や「紙」、「四角」などマンガを連想させる言葉が歌詞にちりばめられています。『おじゃる丸』にも楽曲を提供したことがある星野さん。放送15年目を記念した長編スペシャル『おじゃる丸 スペシャル 銀河がマロを呼んでいる ～ふたりのねがい星～』のED「ある車掌」を創りあげました。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフにした本作。EDの歌詞も鉄道の旅を見守る車掌の目線で書かれています。夜空を静かに眺めているかのような、しっとりとした1曲です。星野さんといえば、『スーパーマリオブラザーズ』35周年を記念したCMソング「創造」も記憶に新しいでしょう。自身もゲームやアニメが大好きな星野さんは、ラジオ『星野源のオールナイトニッポン』でもたびたびお気に入りのアニソンを紹介したことが。『おジャ魔女どれみ』のOP「おジャ魔女カーニバル!!」や、『けものフレンズ』のOP『ようこそジャパリパークへ』のように、星野さんが絶賛したことでますます話題になった曲もありました。アニソンから受けた影響も、星野さんの楽曲に表れているのかもしれません。■『SPY×FAMILY』以外にも共通点が？ヒゲダンと星野源さんには、過去に『ドラえもん』の楽曲を手がけたという共通点があります。ヒゲダンは映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』の主題歌「Universe」を、星野さんは映画『ドラえもん のび太の宝島』挿入歌「ここにいないあなたへ」と、TVアニメ『ドラえもん』OP「ドラえもん」を提供しました。2組のアーティストが『ドラえもん』をイメージして作り上げたアニソンたち。『SPY×FAMILY』のように、アプローチの違いを聞き比べてみるのもおもしろそうです。