『私ときどきレッサーパンダ』は、1990年代のカナダ・トロントのチャイナタウンを舞台に、少女がレッサーパンダに変身する奇想天外な物語を描くアニメ映画だ。ピクサーの短編アニメ『バオ』で「第91回アカデミー賞」の短編アニメーション賞をアジア系女性として初めて受賞したドミー・シーが監督を務めた。“自分らしさは、ひとつじゃない”と、今を生きる人々を笑顔で包み込み、明日へと踏み出す元気をくれる作品だ。
映画界最高の栄誉である「第95回アカデミー賞」のノミネートは、2023年1月24日(現地時間)に発表されたもの。『私ときどきレッサーパンダ』は長編アニメーション賞にノミネートされ、この部門の常連であるディズニー&ピクサー作品はなんと7年連続のノミネートとなった。受賞すれば『トイ・ストーリー4』以来3年ぶり、そしてディズニー&ピクサーとして11作目のアカデミー賞長編アニメーション賞となる。
「ディズニープラス」配信作品ではこのほか、『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が助演女優賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞、歌曲賞と5部門でのノミネートを獲得した。さらに、科学者夫妻と彼らが愛する火山との運命的な関係を描いた物語『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』がドキュメンタリー賞、戦時中のカトリック系女子校を舞台にクリスマスケーキを巡る物語を描く『無垢の瞳』が短編映画賞にノミネートされている。
「第95回アカデミー賞」の授賞式は、2023年3月12日(現地時間)に開催される。『私ときどきレッサーパンダ』をはじめ、「ディズニープラス」から栄誉に輝く作品は生まれるのか注目だ。
ディズニープラス配信作品ノミネート一覧
▼『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
助演女優賞(アンジェラ・バセット)
衣装デザイン賞
メイキャップ&ヘアスタイリング賞
視覚効果賞
歌曲賞(リアーナ「Lift Me Up」)
▼『私ときどきレッサーパンダ』
長編アニメーション映画賞
▼『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』
ドキュメンタリー賞
▼『無垢の瞳』
短編映画賞
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