「風の谷のナウシカ」“腐海”を体感できる！「金曜ロードショーとジブリ展」東京＆富山で開催

日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」のヒストリーを辿りながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会『金曜ロードショーとジブリ展』が2023年6月29日から東京と富山で順次開催されることが決定した。1985年に始まった「金曜ロードショー」は、翌86年に『風の谷のナウシカ』（84年、宮崎駿監督）を初放映して以来、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映してきた。その歴史はスタジオジブリが人気を確立し、作品の評価を不動のものとしていく足跡と共にあり、現在も続いている。本展『金曜ロードショーとジブリ展』は、放送された時代ごとの記憶と記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、スタジオジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせる。また、稀代の造形作家として世界に多くのファンを持つ竹谷隆之らが作成した造形物をもとに、『風の谷のナウシカ』の“腐海“をリアルに表現した空間「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」が登場。映画の世界に飛び込んだような仕上がりで、スタジオジブリ作品の世界観を楽しめる。圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが待つ空間は、来場者を魅了するはずだ。竹谷隆之からはコメントも到着している。「造形した腐海や王蟲たちを観ていただくことによって、“ちょっとコワいものでも観察すると面白い”とか、“作ることの楽しさ”がみなさんに伝わって、何か良いことのキッカケになれると幸せだなあ……と、僭越ながら思っています」。ほかにも、「音と光に包まれる ジブリの幻燈楼」では、2018～19年に開催された『ジブリの大博覧会』富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」が登場。「幻燈」とは、フィルムや造形物などに強い光を当てて、レンズで幕などに拡大映像を投影して見せることができる装置。ガラスの町・富山の富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、地元作家らが制作を担当し、スタジオジブリが監修した。キャラクターをモチーフとしたガラスに光を照射することで、映画の世界観を体感できる。そして、スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できるフォトスポット「ポスターの主役はあなた」も登場。まるで架空のスタジオに迷い込んだような空間で、次々にいろんな作品の主人公になれる。どの作品が選ばれるかは、お楽しみに。『金曜ロードショーとジブリ展』東京展は天王洲の寺田倉庫B&amp;C HALL／E HALLで2023年6月29日～9月24日、富山展は富山市の富山県美術館で10月7日～24年1月28日に開催。さらに来春以降、全国各地での巡回も予定している。圧倒的なデータベースでタイムスリップする体感型の展覧会をお見逃しなく。『金曜ロードショーとジブリ展』■開催概要（東京展）「金曜ロードショーとジブリ展」日程 2023年6月29日（木）～9月24日（日）会場 天王洲・寺田倉庫 B＆C HALL／E HALLチケット 日時指定、詳細は後日発表主催 日本テレビ／金曜ロードショーとジブリ展製作委員会■開催概要（富山展）「金曜ロードショーとジブリ展」日程 2023年10月7日（土）～2024年1月28日（日）会場 富山県美術館チケット 日時指定、詳細は後日発表主催 富山県、金曜ロードショーとジブリ展富山展実行委員会 （富山県美術館、北日本放送、北日本新聞社）特別協賛 au（KDDI株式会社）協賛 寺田倉庫（東京展）／図書印刷特別協力 スタジオジブリ （C）Studio Ghibli