『声優と夜あそび2023』森久保祥太郎、蒼井翔太とのMCは「とにかく翔太くんの意気込みに圧倒された1年」【インタビュー】

「ABEMA」オリジナルの声優レギュラー番組『声優と夜あそび』。人気声優陣がタッグを組んでMCを担当し、トークや企画を繰り広げていく。平日毎日放送の&quot;繋（コネクト）&quot;、ロケ番組&quot;ウォーカーズ&quot;、月に一度のお祭りである&quot;WEEKEND&quot;など、毎週月曜から週末まで放送中だ。そんな『声優と夜あそび』も2023年で6年目。アニメ！アニメ！では、その新シーズン開幕を記念して、各曜日のMC陣へインタビューを実施。昨年の振り返りや、新シーズンへの意気込みをうかがっている。今回は、ウォーカーズのMCを担当する森久保祥太郎にインタビュー。昨年は蒼井翔太とともに水曜日のMCを務めていた森久保が、新シーズンではロケ番組にお引越しとなる。前シーズンの思い出や、2023年の抱負を語ってもらった。［取材＝森元行 文＝気賀沢昌志 撮影＝Fujita Ayumi］■もう「フリー素材」じゃない！――2022年に続き、2023年も「声優と夜あそび」MC継続ということで楽しみにしております。森久保：ありがとうございます。素直にうれしいですね。――具体的な企画は決まっているのですか？森久保：まだ詳しい話を聞いていないので、僕も何をやっていいかよくわかっていないんですよ。ただ「ゲストと飲み歩きしますよ」とだけ（笑）。それだけでも「ちゃんと枠担当で出てやるぞ」「もうフリー素材とは呼ばせないぞ」と意気込んでいます（笑）。――飲み歩きのロケで行ってみたい場所はありますか？森久保：出身地の八王子には行きたいですね。先日イベントで久しぶりに八王子に帰ったのですが驚きました。少し時間があったのでブラブラしたのですが随分と街並みが変わってしまっていて。ですから番組で飲み歩きながら今の八王子を知りたいですね。あとは僕の幼なじみがやっているスナックがあるんです。ごく普通のスナックですけど（笑）。そこを貸し切りたいですね。もちろん八王子以外でも、東京全域……せめて23区は制覇したいです。――ゲストは誰がいいですか？森久保：おそらく声優がゲストになると思いますが、先輩も後輩も新人も、幅広く呼んで次の世代に繋げられるような番組にしたいです。それぞれいろいろな経緯でこの業界に入ってきていますから、誰を呼んでも面白い話が聞けると思います。例えば先輩たちは黎明期からご活躍されていて、しかもいまだに第一線です。今の声優業界はその先輩たちが作ってくれた土壌の上に成り立っていますし、これまで見てきた景色を直接お会いしてうかがいたいです。若手は若手で僕らが見てきた景色とはまったく違うものを見ながらこの業界に入ってきていますから、僕からすると知りたいことだらけですね。――確かに収録方法も、声優という職業の“在り方”も時代によって異なるので、見てきた景色は世代でかなり違うはずです。森久保：とくに、若手とは積極的にいろいろとやりたいですね。僕自身、彼や彼女たちから吸収して学びたいですし、おそらくファンの皆もどんな若手がいるか興味があると思うんです。そういった声優ファンにもプレゼンする意味で若手を呼びつつ、経験を継承するために先輩たちもお招きしたいです。そうやって各世代を繋げつつ、先輩からうかがったことを後輩たちに語り継ぐような役割ができたらいいですね。■スタッフ卒倒!? 次は「声優50時間テレビ」――2022年は『5周年記念 声優と夜あそび28時間テレビ 大感謝祭 ~Say You Thank You~』（以下、『声優28時間テレビ』）などいろいろなことがありました。とくに記憶に残っているエピソードを教えて下さい。森久保：蒼井翔太くんとコンビで水曜日を担当させていただいたのですが、とにかく翔太くんの意気込みに圧倒された1年でした。元々付き合いがあるからかもしれませんが、たった1年とは思えないほど濃い時間でしたね。あとはやはり『声優28時間テレビ』ですね。ただあの企画は、僕ら出演陣よりスタッフさんのほうが大変だったと思います。――私も初日に差し入れを持っていこうとしたのですが、あまりに忙しそうで、お邪魔にならないうちに退散しました。森久保：残念ながら関智一さんが熱を出して参加できなかったのですが、後日、「次は50時間やろうよ」とおっしゃっていて、スタッフさんたちは卒倒してましたね（笑）。ただ本当に大変だったと思います。お疲れさまでした。――またやってみたい企画はありますか？森久保：つい最近、翔太くんとじっくり話す企画をしたのですが、目の前にものすごく豪華な韓国料理があったために雑談と会食だけで終わってしまいました（笑）。話したいテーマも手つかずの状態でしたから、それはあらためてやりたいですね。あとは百田夏菜子さん（ももいろクローバーZ）との共演ですね。『声優と夜あそび』のコラボとして、仲村宗悟くんと一緒に『第6回 ももいろ歌合戦』に出演させていただいたのですが、公式テーマソングの「夜あそびしようぜ」を一緒に歌うことができました。――確かair:manさん（振付師ユニット「振付稼業air:man」）が振り付けを担当されたとか。森久保：そうですよ、びっくりしました。「贅沢！」って。――つい先日、2023年3月4日に『声優と夜あそび フェスティバル 2022』が行われ、そこで久しぶりに声出し応援が解禁されました。「これぞライブ！」と思う一方、自分はすっかり声出しの仕方を忘れていました。森久保：ライブ自体は有観客も含めて今までもやってきましたが、声出しありのライブは僕もあれが久しぶりでした。やっぱりうれしいですよね。「これだよ。これ！」って。リアルのライブで声を出し、皆で作っていくのは本当に素敵だなとあらためて噛みしめました。■ウォーカーズまでしっかり「夜あそび」しようぜ！――さて『声優と夜あそび』は今年で6年目に突入。スタート時の2018年からもう5年経ったわけですが、森久保さんは5年間続けていることはありますか？森久保：弊社「アドナインス」が事務所として独立して5年になりました。そしてその5年目にして、初めて先日、第1回営業会議をしました（笑）。仕事の割り振りレベルのものなので、あまり偉そうなことは言えてないですけど（笑）。――そんな事務所代表の一面も持つ森久保さんから、「新生活」が始まる人へのアドバイスはありますか？森久保：僕の場合は声優としての下地がないまま入ってしまったので、業界用語みたいなものがぜんぜん分かりませんでした。ですからペーパーノイズでNGになっても、それが紙ズレの音のことだと分からず同じミスを繰り返してしまいました。もしこのインタビュー記事を読んでいる人の中でこれから社会に出ていくという方がいましたら、最初は甘えて、なんでも質問してほしいなと思います。わからないことは恥ずかしいことではありません。新人のうちだけですよ、ミスをしても許されるのは。ですから甘えて教えてもらうこと、そして吸収して成長すること、それらすべてを楽しんで「新人」を謳歌してほしいですね。――ありがとうございます。それでは最後に、読者へメッセージをお願いします。森久保：『声優と夜あそび』の2023年は、ウォーカーズ担当で参加させていただきます。「繋（コネクト）」を見て、各曜日見ていただいたあとになんとなく1日のエンディングにふさわしい番組になるよう、そしていろいろな面をお見せできる番組になればと思っております。ぜひウォーカーズまでしっかり見て「夜あそび」していただければと思います。