5月21日は探偵の日です。
1891年の同日、日本で初めて探偵業の広告が新聞に掲載されたことが由来となっています。


難事件に挑む探偵はミステリーにとって欠かせない登場人物です。アニメでも個性的な探偵たちが数多くの謎を解決してきました。事件現場で地道な調査を重ねたり、ハイテクな便利アイテムを駆使したり、犯人を必殺技で叩きのめしたりと、名探偵の描かれ方もさまざま。そんな探偵キャラの中で支持を集めるのは一体誰なのでしょうか。

そこでアニメ!アニメ!では「“探偵”キャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。5月4日から5月11日までのアンケート期間中に1195人から回答を得ました。

男女比は男性約20パーセント、女性約80パーセントで、女性がメイン。年齢層は19歳以下が約70パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。

■同じ名字の二人が大差でワンツー!

第1位

1位は『名探偵コナン』の江戸川コナン。支持率は約43パーセントで、4年連続トップでした。

「普通の探偵とは一味違う、見た目が子どもの名探偵! その姿のせいで苦労することもあるけれど、どんな事件も解決に導くコナン君をいつも応援しています」や「小説家の江戸川乱歩とアーサー・コナン・ドイルが名前の由来。子どもになっても持ち前の推理力は変わらず、米花町で毎日のように起こる事件にどんどん挑んでいるから」と最新作『黒鉄の魚影』でも大活躍の名探偵がランクイン。


本作にはさまざまな探偵が登場しますが「名探偵と言えばコナンくん! 小五郎のおっちゃんも私立探偵だけど、推理力が違うしね」と圧倒的な頭脳が人気の理由です。なお江戸川コナンになる前の高校生探偵・工藤新一には「警察にも頼られるほどの推理力! 事件に集中して蘭ちゃんをほったらかしにすることも多いけど、実は一途なところが最高!!」といったコメントがあり、コナンと新一の票の割合はおよそ4対1でした。

第2位

2位は『文豪ストレイドッグス』の江戸川乱歩。支持率は約35パーセントで、4年連続の2位となっています。

読者からは「異能力・超推理でメガネをかければ事件を一瞬で解いてしまいますが実は……。電車に一人で乗れなかったり、駄菓子が好きだったりと、頭脳とのギャップも可愛らしい。
でも本当に26歳なの?」や「武装探偵社に欠かせない名探偵の乱歩さん! 福沢社長に褒めてもらうのが大好きで、推理のときは目をキリッと開くギャップが可愛い」と、こちらも類い稀な頭脳の持ち主です。「第4シーズンでは探偵社設立秘話が描かれ、乱歩の過去が明らかに。ますます魅力的になりました!」と最新作でキャラクターが掘り下げられたこともあって、昨年以上の支持率となっています。

第3位

3位は『探偵はもう、死んでいる』のシエスタ。支持率は約3パーセントで、昨年の4位からトップ3に入りました。

本作の探偵であるシエスタは、年齢も本名も不明の名探偵。
そのタイトル通り、すでに命を落としています。「アニメで女性キャラクターが探偵役というのは比較的珍しい気がします。『一流の探偵っていうのは、事件が起きる前に事件を解決しておくものだから』という台詞はさすが名探偵」や「シエスタという名前もコードネームで、すべてが謎に包まれている名探偵。『私は生まれつき、名探偵体質なの』という発言から、仕事に対しての自信が窺えます」と印象的な台詞に触れた読者が多かったです。

■そのほかのコメントをご紹介!

『虚構推理』岩永琴子には「タイトル通り嘘をでっち上げて、怪異の存在を闇に葬るという新しい探偵のスタイルだから。真実から別の事実を作るので、毎回の結末が予想できません!」。

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』藤原千花には「恋愛にまつわるエピソードではラブ探偵チカを名乗り、場を引っかき回すから。第1期3話のEDにも登場して帽子を投げるのも印象的」。

『名探偵ピカチュウ』名探偵ピカチュウには「可愛らしい容姿なのに中身がおっさんというギャップに萌えます。しわしわ顔もキュートです。続編の噂も出てきているので楽しみ!」。
『風都探偵』左翔太郎には「自称ハードボイルドだけど、相棒のフィリップからは『ハーフボイルド』と呼ばれてしまうところが可愛い。
『さあ!おまえの罪を数えろ!』の名台詞もカッコイイです」と特撮ドラマの続編にも投票がありました。

2023年版では『名探偵コナン』の江戸川コナンと『文豪ストレイドッグス』の江戸川乱歩で8割近くの票を集める結果に。人気キャラの強さが際立つ結果となっています。

■ランキングトップ10

[“探偵”キャラといえば? 2023年版]
1位 江戸川コナン(工藤新一) 『名探偵コナン』
2位 江戸川乱歩 『文豪ストレイドッグス』
3位 シエスタ 『探偵はもう、死んでいる』
4位 金田一一 『金田一少年の事件簿
5位 シャーロック・ホームズ 『憂国のモリアーティ』
6位 安室透 『名探偵コナン』
7位 霧切響子 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
8位 左翔太郎 『仮面ライダーW』『風都探偵』
9位 古明地さとり 『東方Project』
10位 安斎都 『アイドルマスター シンデレラガールズ』
10位 毛利小五郎 『名探偵コナン』

(回答期間:2023年5月4日~5月11日)

■ランキングトップ20

[“探偵”キャラといえば? 2023年版]
1位 江戸川コナン(工藤新一) 『名探偵コナン』
2位 江戸川乱歩 『文豪ストレイドッグス』
3位 シエスタ 『探偵はもう、死んでいる』
4位 金田一一 『金田一少年の事件簿』
5位 シャーロック・ホームズ 『憂国のモリアーティ』
6位 安室透 『名探偵コナン』
7位 霧切響子 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
8位 左翔太郎 『仮面ライダーW』『風都探偵』
9位 古明地さとり 『東方Project』
10位 安斎都 『アイドルマスター シンデレラガールズ』
10位 毛利小五郎 『名探偵コナン』
12位 服部平次 『名探偵コナン』
13位 シャーロック・ホームズ 『Fate/Grand Order
14位 L 『DEATH NOTE
15位 白馬探 『まじっく快斗
16位 明智吾郎 『ペルソナ5』
16位 双頭院学 『美少年探偵団』
18位 岩永琴子 『虚構推理』
18位 おしりたんてい 『おしりたんてい』
18位 鴨乃橋ロン 『鴨乃橋ロンの禁断推理』

(回答期間:2023年5月4日~5月11日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。