「鬼滅の刃刀鍛冶の里編」禰豆子がついに太陽を克服！鬼の始祖・無惨が欲するその理由とは… (2023年6月23日)

アニメ『鬼滅の刃』は、先日『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の最終話が放送され、新たに「柱稽古編」のテレビアニメ化も決定した。その「刀鍛冶の里編」最終話では、炭治郎たちが上弦の肆・半天狗との激闘についに打ち勝ち、刀鍛冶の里を守ることができた。その中で、炭治郎の妹・竈門禰豆子は鬼であるにも関わらず太陽の光を浴びても無事でいられるようになり、その一方で鬼の始祖・鬼舞辻無惨の過去も描かれたことで、物語は急展開を迎えている。そこでこの記事では、改めて鬼の存在について振り返り、「太陽の光の克服」との関係も含めてこれからの展開に備えたい。■鬼とは一体どんな存在？ 鬼舞辻無惨とは？『鬼滅の刃』は、夜な夜な人々を喰らう鬼と、そんな鬼から人々を守るために戦う鬼殺隊の隊士たちを描く物語だ。そんな恐ろしい鬼の元凶が、始祖の鬼舞辻無惨である。鬼たちはもともと人間だが、無惨の血を与えられることで鬼となるのだ。また、鬼は強靭な身体能力と治癒能力を持ち、多くの人間を喰らい力をつける。そこへさらに無惨の血を追加で与えられると、より強大な力を手にすることができる。そんな恐ろしい力を備えた鬼にも弱点がある。それが太陽の光だ。そして、鬼殺隊が使う“日輪刀”はその日の光を吸収した鉄で作られているために、鬼にダメージを与えられる唯一の武器となっている。■禰豆子が太陽を克服！ 新たな展開へ「刀鍛冶の里編」の最終話では、炭治郎と禰豆子が逃亡する半天狗を追い詰めた際に、日の光が差す場面があった。半天狗を倒すために、禰豆子は日の光を浴びながらも自らの命を顧みず、炭治郎を送り出した。その後、半天狗を討ち取った炭治郎が禰豆子を犠牲にしてしまったと涙する中、そこへ禰豆子が現れる。泣きながら禰豆子を抱きしめる炭治郎、という竈門兄妹のシーンは、SNS上でも「禰豆子が太陽の光を克服したことにめちゃくちゃ驚いた」「よかったねぇで泣いた」「涙腺崩壊するで」などの盛り上がりを見せた。通常、鬼は日の光を浴びると消滅してしまうのだが、なぜか禰豆子は太陽を克服することができた。謎が深まり、今後が気になる展開となった。■描かれた人間時代の無惨、明かされた過去――また、同じく「刀鍛冶の里編」の最終話で描かれた過去によると、無惨は人間だったころ死に至る病に侵されていた。無惨は自らの看病をする医師に対してもヤブ医者として不信を募らせ、ついにはその医者を殺してしまう。しかし、その後医者の作った薬が効いていることに気づき、無惨の体にはみるみるうちに生気がみなぎった。さらには、強靭な肉体を手に入れ、人の血肉を欲するようになった。だが、その代償として無惨は日の光の下を歩けなくなってしまったため、その体質を克服するために様々な情報を調べ始める。医者の作った薬の調合を調べたが、試作の段階だったからか「青い彼岸花」という薬の作り方は分からなかった。無惨はそれ以降、その薬に使われている実際の青い彼岸花と、太陽の光を克服できる体質の人間を探し続けていたのだ。無惨は人間のふりをして生活する中、鬼たちにいくら捜索させても青い彼岸花を見つけることはできなかった。そんな中、ついに太陽を克服した禰豆子が現れたのだ。これに無惨は、狂気じみた喜びを表す。“増やしたくもない同類をいままで増やしてきた”と述べるように、これまでは自身が太陽を克服するために鬼たちを増やしてきたのだ。無惨は禰豆子を取り込むことで太陽を克服し、完全な存在になるという目的を果たそうとしている……。物語が新たな展開を迎える中、刀鍛冶の里との別れを迎えた炭治郎たち。「刀鍛冶の里編」のエンディング後には続編の「柱稽古編」のテレビアニメ化が発表され、柱5人の躍動感あるビジュアルが公開された。刀鍛冶の里での激闘を終えた炭治郎たちとこの柱たちによって、どういうストーリーが展開されるのか今から気になるばかり。放送が終わったばかりの「刀鍛冶の里編」を見直しつつ、次の発表を楽しみに待ちたい。『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』■スタッフ原作：吾峠呼世晴（集英社ジャンプ コミックス刊）監督：外崎春雄キャラクターデザイン・総作画監督：松島晃アニメーション制作：ufotable■キャスト竈門炭治郎（かまど・たんじろう）：花江夏樹竈門禰豆子（かまど・ねずこ）※：鬼頭明里我妻善逸（あがつま・ぜんいつ）：下野紘嘴平伊之助（はしびら・いのすけ）：松岡禎丞冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)：櫻井孝宏宇髄天元(うずい・てんげん)：小西克幸時透無一郎(ときとう・むいちろう)：河西健吾胡蝶しのぶ(こちょう・しのぶ)：早見沙織甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)：花澤香菜伊黒小芭内(いぐろ・おばない)：鈴村健一不死川実弥(しなずがわ・さねみ)：関智一悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)：杉田智和（C）吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable