TVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』の放送が1月11日よりスタートしました。大張正己監督がCygamesPicturesとタッグを組んだバリバリ硬派なミリタリーアニメの登場……と思いきや、想像を超える出逢いと勇気の物語が待っていたのでした!

アニメーション制作スタジオ「CygamesPictures」による初の完全オリジナル作品『勇気爆発バーンブレイバーン』は、アニメーターとして長年ロボットアニメに携わってきた大張監督による新世代のアニメとして私たち視聴者の前に放たれました。


物語は人型装甲兵器「ティタノスタライド=通称TS(ティーエス)」が発達した時代を舞台に、ハワイ・オワフ島で陸上自衛隊所属のイサミ・アオとアメリカ海兵隊所属のルイス・スミスが出逢うことから始まります。

彼らは突如現れた所属不明機に強襲を受け、危機に瀕するのですが……。

ここでは第1話「待たせたな、イサミ!」&第2話「イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!」を大張監督たちのコメントと共に振り返ります。それにしてもこのサブタイトルの熱さよ。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。


■第1話「待たせたな、イサミ!」
大張監督は第1話の放送前、自身のX(旧Twitter)で「この時代にオリジナルで挑戦させていただける喜びと責任を胸に、僕の最新作にして代表作にするべく、勇気を爆発させながら創っております」と宣言。添えられたキービジュアルにはイサミとルイスが描かれていましたが、ブレイバーンの姿はまだありません。

そして第1話終盤、イサミたちの前にいきなり登場したブレイバーン。デザインは大張監督自らが手掛け、細マッチョなカッコ良さ、このたたずまい、実にバリってますね! また、大張監督は音響監督も兼任しています。

実はしゃべる人型ロボットでもあったブレイバーン。声を担当するのは鈴村健一さんです。
第1話感想コメントの「いつかロボットの声を演じるのが夢でした」なんて、こちらまで胸が熱くなりますね!

そんなブレイバーンは第2話では陸上自衛隊整備小隊のミユ・カトウにベタ褒めされ、「それにしても彼、ハンサムでしたよね~」と言わせるほど。

大張監督が『勇者ライディーン』などで知られるメカデザイナーの村上克司さんに頂いた言葉「スーパーロボットの顔は、美形でな」を受け継いだ正統派イケメンになっています。

イサミ役の鈴木崚汰さん、ルイス役の阿座上洋平さんの第1話感想コメントも公開されています。

鈴木さんの「OP主題歌がブレイバーンのコクピット内で流れているというまさかの設定」に対するアドリブの話は、YouTubeで公開中の「オリジナルTVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』Webレイディオ#1」内でも触れられています。裏話も沢山聴けるため要チェックです! しかし、斬新な設定ですね……。

CygamesPicturesは第1話の総作監修正集としてイサミを公開しています。
キャラクターはもちろん、緻密なメカ描写や激しいアクションシーンなど見どころの多い本作ですが、意外な部分にもこだわっていました。それは……。

なんと、ハワイの誇るクラフトビール「コナビール」がそのまんま作中に登場します! 実際の商品として日本でも流通している「ビッグウェーブ ゴールデンエール」がリアルに描かれていますが、コナビール公式という点がスゴいですね。

「再現度がすごいです!!!!!!!」とKONA BEER JAPAN(コナビール)公式アカウントも反応。ちなみに「ビッグウェーブ ゴールデンエール」のラベルデザインには、オアフ島マカハビーチと伝統スポーツのアウトリガーカヌーが描かれています。

そして第1話放送後に視聴者を驚かせたのは、俳優・など幅広く活躍する草彅剛さんによる後提供イラストでした。
「勇気爆発」の言葉とサイン、さらにブレイバーンのイラストまで! この大胆な起用にも作品のセンスを感じますね。

そしてエンディング。ここではOP主題歌「ババーンと推参!バーンブレイバーン」が採用されています。ブレイバーン自ら熱唱しています。

「まだ私の名前を言ってなかったな。私の名前は、ブレイバーンだ!」という台詞にイントロが被さり、エンドクレジットが流れる演出にシビれた人もいるのでは? ロボットヒーローものの王道を突っ走るテンポの良いリズム、耳に残るフレーズが散りばめられていました。


OP主題歌の作詞を手がけた古屋真さんは「令和の世に必殺技名を叫ぶアニソンの詞が書けるとは!細かいこと抜きにそのハートで血潮湧く歌を感じてくれ!!!!」と投稿。Aメロからサビまで、聴き手に力がみなぎる歌詞が詰め込まれています。

作編曲を担当した加藤裕介さんは「ロボットアニメの主題歌とは!? 少年時代の思い出と 今も心に残る熱い魂に問いかけ ド真ん中直球勝負で作曲しました」と投稿。スピード感あふれる仕上がりはひたすらカッコ良く、ハードリピーター続出かも?

すでにカラオケ配信も始まっており、加藤さん曰く「熱い魂を解き放ち 心の赴くままに ヨダレを飛ばしながら熱唱すること」が歌うコツなんだとか。もう今すぐ歌いに行くしかないですね!

■第2話「イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!」
第2話では、前回の終盤に訳も分からずブレイバーンに搭乗させられたイサミが敵のスパイと疑われ、尋問を受けることに。

さらにブレイバーンによる赤裸々な“独白”がネット上で話題を呼びました。
尋問を受けたことと、独白の内容が内容だけに「イサミかわいそう」がまさかのトレンド入り……。

CygamesPicturesはイサミが光り輝く姿を、処理前~セル質感など調整~エフェクト追加~フィルター調整まで撮影作業の一連の流れを公開。こうやって素敵な姿になるのですね!

その姿は「謎全裸」と言います。覚えておきましょう。

謎全裸は、鈴木さんも「戦った後、イサミの服が弾け飛んで全裸になるのは何故なのか」と疑問の様子。ですよね……。謎は深まるばかりです。

シリーズ構成と脚本を担当する小柳啓伍さんは「え、えーっと... 勇気爆発バーンブレイバーン、第2話の脚本を担当しました! 改めて勇気は爆発させなければならないんだと痛感しました」とコメントしていますが、「え、えーっと...」の部分に色々な思いが込められている気がします。

小柳さんは「EDは初めて観たとき爆笑しました。でも、これぞバーンブレイバーン...!」と続けています。第2話から通常エンディングのため、ED主題歌「双炎の肖像」が披露されましたのです。

イサミ役の鈴村さん、ルイス役の阿座上さんによるデュエット曲、ぜひノンテロップ映像でお楽しみください。

雨に打たれるイサミとルイスが歌い上げる「双炎の肖像」。二人が歌い出すことにまず驚き、上着を脱ぎ出すことに目を疑い、ミュージカルのように踊りだし、そして手を重ねあい……。惜しげもなく披露される肉体美。筋肉。語彙を失いそうになります。

キャラクターデザイン原案・かも仮面さんの投稿「問2)あのEDをこの大画面で見せられた先行上映会組の気持ちを述べなさい」には多くの解答が寄せられていました。

かも仮面さんは「先行上映会で2話まで見て、映画館から出た時の私は、とんでもない作品に参加してしまったことに震えが止まらなかったのです」とも記しています。

放送後のイラストは、イサミの右手が彼の気持ちを代弁してるかのよう。

「ねっとりとした上裸の男性がミュージカルをする、初見何これなEDを本気で真面目に携わらせていただきました!!」と、EDアニメーションに制作進行として携わった西口拓人さん。本気で真面目に、これ大事ですね。

「双炎の肖像」の作詞はOP主題歌と同じ古屋さん。「闘争本能と生存本能、二つが激しく交差する戦場で、その一瞬を分かち合う二つの命の歌となりました。曲は磯崎健史さんTSUKASAさん。あのOPに濃さで勝ちに行ってるのが超最高。編曲に磯崎さんの骨太な歌謡魂が燃えています」とコメント。
OPとは違った角度からのアプローチで、これまたカラオケで歌いたくなりますね。とても、とても濃厚な一曲です。

ところで、第2話にはドイツ海軍所属の指揮官ハイデマリー・バロウ少将らによるドイツ語の会話シーンがありました。

短い場面ながら、ドイツ語監修をFMラジオJ-WAVEのナビゲーターなどで活躍するサッシャさんが担当しています。ここだけでもアニメの本気度が伝わりますね。

バロウ少将を演じたのは浅川悠さん。「ドイツ語、馴染みがなさすぎて何回聞いても分からなかった!」と苦労を書いていますが、ドイツ語でさらに演じるのですから大変だったと思います。

以上、第1話&第2話を関係者コメントと共に振り返りました。
1月24日0:30からニコニコ生放送で行われた「勇気爆発バーンブレイバーン 1~2話上映会」では高評価、視聴者のコメント投稿も盛り上がりを見せ、今後の展開も見逃せませんね。まだ観てない方には「超硬派ミリタリーアニメ」と教えてあげましょう☆ 

『勇気爆発バーンブレイバーン』第3話「ルル……それが、彼女の名前だ」は、1月25日23時56分からTBS系28局にて全国同時放送です。

■TVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』

【放送情報】
2024年1月より毎週木曜23:56~ TBS系28局全国同時放送開始
U-NEXTほか各配信サイトにて順次配信中

【スタッフ】
企画:Cygames
監督:大張正己
シリーズ構成:小柳啓伍
キャラクターデザイン原案:かも仮面
キャラクターデザイン:本村晃一
メカニカルデザイン:MORUGA 桜水樹 石垣純哉 山根理宏 鈴木勘太
プロダクションデザイン:寺岡賢司
総作画監督:本村晃一 宇良隆太 小菅和久 小森篤
副監督:重原克也
美術監督:橋本巧(草薙)
色彩設計:岡崎菜々子
3DCGディレクター:中野祥典
撮影監督:林賢太
編集:三嶋章紀
音楽:渡邊崇
音響監督:大張正己
音響効果:小山恭正
音響制作:dugout
アニメーション制作:CygamesPictures

【キャスト】
イサミ・アオ:鈴木崚汰
ルイス・スミス:阿座上洋平
ルル:会沢紗弥
スペルビア:杉田智和
ヒビキ・リオウ:宮本侑芽
ミユ・カトウ:加隈亜衣
ホノカ・スズナギ:前田佳織里
カレン・オルドレン:藤井ゆきよ
ニーナ・コワルスキー:森なな子
ハル・キング:三宅健太
トーマス・J・プラムマン:志村知幸
リュウジ・サタケ:細谷佳正
ヒロ・アウリィ:野津山幸宏
リョウマ・アラカイ:木村昴
ハイデマリー・バロウ:浅川悠
イサオ・カワダ:白熊寛嗣
ボブ・クレイブ:チョー

(C)「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会