「ふ(2)ろ(6)」の語呂合わせが由来の記念日となっています。
アニメにもお風呂にまつわるエピソードは数多く存在します。仲間たちと温泉地に旅行をしたり、サウナで我慢比べしたり、銭湯で怪事件が勃発したりと描かれ方もさまざま。
そこでアニメ!アニメ!では、「アニメのベスト“お風呂回”といえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。1月26日から2月1日までのアンケート期間中に65人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約70パーセント、無回答が約5パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約50パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■ギャグからシリアスまで 温泉回も多彩!
最も多くの票を集めたのは『銀魂』220話「銭湯では身も心も丸裸」でした。このお話はサブタイトル通り、銭湯を舞台としたエピソード。最強の部族・屁怒絽一家と鉢合わせてしまった万事屋と真選組のメンバーが、何とか無事に脱出しようともがきます。
読者からは「『銀魂』でもトップクラスのカオス回。銀さんたちは屁怒絽一家を怒らせないように必死だけど、全然ダメダメなところが笑える。最後のオチはまさに自業自得」や「怖そうに見えて実は心優しい屁怒絽たち。
次点となったのは『ブルーロック』16話「三者融合(トライ・セッション)」。主人公・潔世一がトレーニングを終えてお風呂に入ると、思いがけずライバルたちと顔を合わせるシーンが登場します。
「キャラ全員のバキバキな筋肉が判明した衝撃回!」や「みんなの素の様子や普段とは違う髪型が見られて、新しい一面を楽しめました」、「肉体美が惜しみなく披露される中、凪と玲王の確執などライバル同士の熱いやり取りが繰り広げられていたから。あんなバチバチで緊張感のあるお風呂シーンは見たことない!」と来るべき決戦に向けてピリピリとした雰囲気も伝わってくる場面でした。
今回のアンケートでは男性キャラのお風呂回が人気。
たとえば『ゴールデンカムイ』21話「奇襲の音」は「何かと裸ネタの多い本作において正統派の温泉回。戦う男たちの彫刻のような肉体は必見!」。
『おそ松さん~魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会~』は「トト子ちゃんと橋本にゃーちゃん、二人の女の子が自宅に泊まることになり、六つ子たちがありえないほど盛り上がり、銭湯で股間を丹念に洗うシーンは抱腹絶倒でした」。
『呪術廻戦』29話「玉折」には「お風呂ではなくシャワーですが、夏油傑の心理状態を表現するのに重要な場面として使われていたから。シャワーの音が拍手へと変わる不気味な演出によって、彼がトラウマを抱えていることがわかり、今後の不穏な展開に繋がる演出がお見事」。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』には「ゲゲ郎ことかつての目玉おやじの温泉シーンがあり、昔からお風呂が好きだと確認できて嬉しかった。
そのほか、旅行などの出先でのエピソードも。
『黒子のバスケ』37話「よろしゅうたのむわ」には「疲れを癒やすために温泉旅館にやってきた誠凛メンバーのお風呂回。選手たちのギャグシーンが満載だけでなく、相田リコと桃井さつきのマネージャーのシーンもあって、二つの温泉シーンが味わえます」。
『名探偵コナン』851話「恋の地獄めぐりツアー(別府編)」には「おんせん県の大分が舞台ということもあり、温泉のシーンが出てきます。蘭ちゃんがロングヘアをアップにした姿が珍しくて可愛かった」。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』1話「誰かの夢」には「恋柱の甘露寺蜜璃ちゃんが温泉に入っていて、その後の食事では浴衣姿で禰豆子とワチャワチャしているのが楽しそうだった」とさまざまなタイトルに投票がありました。
視聴者にひとときの癒やしを与えたり、キャラクターの普段とは異なる姿を堪能できたり、その後のストーリーを予感させたりと、温泉回もバラエティ豊か。印象に残るエピソードが多いことが再確認できる結果となりました。