『コードギアス』シリーズや『ONE PIECE FILM RED』を手掛けた谷口悟朗が原案・脚本・監督を務める最狂バイオレンスアクション映画『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』が、2024年2月1日に新宿バルト9にて「不滅騎士団 秘密集会」と題した舞台挨拶を行った。ゆきのさつき(ララック役)、倉田雅世(ノノック役)、谷口監督が登壇し、収録秘話を語った。満席となった会場は、公開開始から約1ヶ月が経ったこともあり本作を2回以上観たという鑑賞者が大半を締め、中には10回以上も観たという濃いファンも見られた。ゆきのと倉田は、ララックとノノックが二重人格のキャラクターであることから、髪型も衣装もお揃いのコーデで登場。まず、シナリオを読んだ時の感想を聞かれると、ゆきのは「大人な話だな思いました」とコメントする。倉田は「正直に言っていいですか……置鮎(龍太郎)さん死ぬの早っっ! と思いました」と、ララック・ノノックと同じ吸血鬼集団のゼッシュを演じた置鮎とは全く絡みが無かったと会場の笑いを誘った。それには谷口監督も「(物語の)最初のパンチとして、逆にそういうとこにこそ、それなりの役者さんを当てないと(印象が)薄くなるから」と、配役の裏話を話した。アフレコ時を振り返る話題では、スタジオでゆきのの演技を見ていた倉田は「いいな~楽しそうで」とずっと言っていたと話す。するとゆきのは「ストレス発散になるしスカッとするんですけど、100メートル走を何本もやらされているような感じでした。終わったらヘトヘトで、次の日に筋肉痛になったりとか、あともう2、3シーンあったら力尽きていました」と、全力で臨んだ収録時のエピソードを披露した。さらに、2人の収録の前にはジャミ役・内田雄馬などが先にアフレコをしており、その際に谷口監督の熱の込もったディレクションを見たとのこと。そのことから、自分たちはどんな事を言われるのかと思っていた倉田だが、特に指示は無かったそうだ。それについて谷口監督は、「ララックとノノックは、キサラギたちを追い詰めていく役だから、追い詰められた演技をされるとダメ。内田君の場合は、追い詰め時というか、ちょっとそろそろやっても良いかなと(笑)」と収録秘話を明かす。それにはゆきのも「素敵なジャミでした。」と絶賛。ほかにも、「普段のキラキラした内田雄馬を捨ててください、みたいなこともおっしゃっていた」と倉田が話すと、谷口監督は「もうモテる必要ないだろうと」と答え、これには会場にも笑いが起こった。最後には、ゆきのは「きっとこの後、配信だったりパッケージとして出てくると思うので、また何度も何度も観てもらいたいなと思います。そしてノノックとララックを宜しくお願いします! 」と挨拶する。倉田は「今、世の中は結構いろいろ大変で、そういう時に自分が何をしたらいいんだろうと悩んだり前に進めなくなることもあるかと思いますが、そんな時にこそ、こういった映画やエンタメが明日また頑張って生きようと力をくれるのではないかと思います。何よりも今日皆さんとお会いできたことで、沢山力をいただけたので、ありがとうございますと言いたいです。この後もぜひ、『BLOODY ESCAPE』はいろんな形でお目にかかる機会があると思いますので今後ともどうぞ宜しくお願い致します」と結んだ。そして谷口監督は「観ていただいたお客さんの方々からの声もこちら側にも届いておりまして、それをもとにして今現在、セカンド上映のチャンスだったり配信だったり海外であったりと動き出してくれているというのは、とにもかくにも応援していただいている皆様のおかげだと思います。これには感謝の言葉しかありません。ありがとうございます」と想いを寄せ、笑いにあふれた舞台挨拶は幕を下ろした。映画『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』概要今春 Blu-ray&DVDリリース予定【スタッフ】原案・脚本・監督:谷口悟朗共同脚本:永井真吾キャラクター原案:コザキユースケ、しまどりるCGディレクター:小山田諭音楽:中川幸太郎企画・プロデュース:スロウカーブアニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ配給:ギャガ主題歌:アツキタケトモ「匿名奇謀」(Polydor Records)【キャスト】キサラギ:小野友樹ルナルゥ:上田麗奈クルス:斉藤壮馬ジャミ:内田雄馬ララック:ゆきのさつきノノック:倉田雅世ザンザ:福山潤ゼッシュ:置鮎龍太郎ヤオハチ:中谷一博エクア:大橋彩香フェレス:高橋李依マルテース:長縄まりあアルガ:速水奨ウルラ:三木眞一郎エム:日高里菜転法輪:山寺宏一(C)2024 BLOODY ESCAPE製作委員会