3月に突入し、卒業式のシーズンとなりました。アニメにとって卒業式は重要なイベントです。キャラクターたちの別れが描かれたり、物語のクライマックスに置かれたりと、卒業式のエピソードが涙を誘うタイトルが数多く存在します。そこでアニメ!アニメ!では「“卒業式”アニメといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。2月28日から3月3日までのアンケート期間中に94人から回答を得ました。男女比は男性約30パーセント、女性約55パーセント、無回答が約15パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約40パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。■卒業式で流れる音楽にも注目!第1位1位は『暗殺教室』。支持率は約30パーセントで、昨年に続きトップとなりました。「物語のクライマックスが卒業式。殺せんせーが生徒たち全員の出欠を取る場面は何度見ても泣いてしまう」や「殺せんせーが椚ヶ丘中学校3年E組の担任になったのは、たった1年。されど1年。あそこまで感動するラストはありません」と第2期24話『卒業の時間』のエピソードが人気です。殺せんせーの“殺せるといいですねぇ 卒業までに”など、卒業にまつわる印象的なセリフも作中に登場。1年間の日々を描いた学園アニメが今年も1位でした。第2位2位は『Angel Beats!』と『けいおん!』が同票。支持率は約8パーセントでした。『Angel Beats!』も最終回のエピソードに言及した読者が多数。「死んだ世界戦線のメンバーたちが新たな人生への一歩を踏み出す姿が感動的でした。最終回の挿入歌『一番の宝物』の歌声も相まって涙が止まらない」や「最終話で一人ひとりが卒業していくシーンは今も心に残っている」といったコメントが届いています。ゲーム『ヘブンバーンズレッド』とのコラボも話題の人気作が上位に入りました。『けいおん!』の第2期最終回も卒業式の物語。「軽音部で唯一の後輩であるあずにゃん。それまで気丈に振る舞っていたのに、泣いてしまった彼女を見て、思わずもらい泣きしました」や「いざ別れに直面して溢れてしまった“卒業しないでよ”のセリフは、今までわがままなんて言わなかったあずにゃんの言葉だからこそ切ない」と後輩の中野梓に感情移入してしまったファンが多数。「唯たちが梓のために作った『天使にふれたよ!』は名曲!」と本作も楽曲がフィナーレを盛り上げています。■そのほかのコメントをご紹介!『おそ松さん』には「『えいがのおそ松さん』では高校の卒業式を迎えた六つ子たちが登場。18歳のみんなが面白可愛くて、何度も見ちゃう作品です」。『イナズマイレブン』には「126話『涙の卒業式!』では円堂たちの卒業試合が行われます。初期の雷門のメンツも活躍する名エピソードで、EDテーマの『またね…のキセツ』もいい味出しています!」。『五等分の花嫁』には「高校の卒業式はしっかりとは描かれていませんが、結婚式での五つ子ゲームがそれに代わるシーンだと思っています。風太郎と五つ子の成長が伝わってきて、何度見ても感動できます」。『名探偵コナン』には「『警察学校編 Wild Police Story』での警察学校の卒業式を思い浮かべました。降谷零たち同期5人の未来を思うと切なくなりますね」とスピンオフのエピソードにも投票がありました。今回のアンケートでは最終回が卒業式だったり、主題歌や挿入歌が流れたりしたタイトルが目立つ結果に。劇場版やOVAなどで卒業式が描かれた作品もランクインしています。■ランキングトップ5[“卒業式”アニメといえば? 2024年版]1位 『暗殺教室』2位 『Angel Beats!』2位 『けいおん!』4位 『とらドラ!』5位 『ラブライブ!』(回答期間:2024年2月28日~3月3日)■ランキングトップ10[“卒業式”アニメといえば? 2024年版]1位 『暗殺教室』2位 『Angel Beats!』2位 『けいおん!』4位 『とらドラ!』5位 『ラブライブ!』6位 『ひだまりスケッチ』7位 『おそ松さん』7位 『がっこうぐらし!』7位 『ホリミヤ』10位 『アイカツ!』10位 『イナズマイレブン』10位 『おジャ魔女どれみ』10位 『五等分の花嫁』10位 『さくら荘のペットな彼女』10位 『佐々木と宮野』10位 『ハイキュー!!』(回答期間:2024年2月28日~3月3日)※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。