TARAKOさん逝去…声優仲間から悲しみのコメントお茶の間に親しまれた“ちびまる子ちゃん”の声

声優のTARAKOさんが3月4日に逝去され、悲しみの声が上がっています。アニメ『ちびまる子ちゃん』の主人公・まる子役を初回放送から34年間演じたTARAKOさん。享年63歳でした。シンガーソングライターとしても活躍していたTARAKOさん。1984年に『とんがり帽子のメモル』の主題歌の作詞を手掛けたり、自身のアルバムも数多くリリースしていました。1990年の『まじかる☆タルるートくん』、1992年の『みかん絵日記』では主人公の声＆主題歌を担当しています。前述の『ちびまる子ちゃん』は1990年から放送が開始され、TARAKOさんの声は“まるちゃん”の声となり、国民的アニメとして親しまれるように。日曜夕方のお茶の間に届くまるちゃんの声は、みんな大好きでした。2018年には「第十三回 声優アワード キッズファミリー賞」を受賞しています。『ちびまる子ちゃん』の作者、故・さくらももこさんの公式情報を伝えるさくらプロダクションはX（旧Twitter）にて、まる子役にTARAKOさんを起用したエピソードを添えて追悼しています。「さくらももこと声が似ていることがご縁でした。放送開始から34年間に渡り TARAKOさまは、ぐうたらでおっちょこちょい、粋を好み、家族やお友達が大好きな『動くまる子』を、その豊かな表現で作り上げて下さいました」『それいけ！アンパンマン』でメロンパンナ役を演じるかないみかさん。同作のTVアニメや、映画『それいけ！アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険』でTARAKOさんと共演しています。TARAKOさんはノッシー役でした。「TARAKOへ。いつも笑ってたね。たまに酔っ払ってたね。一緒に芝居もしたね。みかはみかのままでずっといてねって言ってたね。みか大好きだよっていつも言ってくれてたね。みかのままでいるね。みかもずっと大好きだよ また会う日まで。また飲んだくれよう」と、TARAKOさんとのツーショットと共に気持ちをつづっています。TARAKOさんがオープニングテーマを歌い、主人公・タルるートを演じた『まじかる☆タルるートくん』で共演している堀川りょうさん。「鳥山先生に続いてTARAKOちゃんまでなんて…。まじかる☆タルるートくん以降お会いしてはいないんだけど、フワッとした雰囲気の子だったな。実に残念です」事務所で先輩後輩の仲だったという立木文彦さん。「声優養成場所ひとつ上の、初めての事務所での、とても暖かい先輩でした。あまりに早すぎる！ そして、声優としての損失の重さが計り知れない。悲しみのリアル度がえげつないほどに優しく穏やかな人柄な彼女の、突然の訃報 大分、困惑しています」TARAKOさんを「TARAちゃん」と親しみを込めて呼ぶ山寺宏一さん。「TARAちゃんが天国に旅立ってしまった 信じられない 声優としてはもちろん、舞台の脚本家・演出家としても素晴らしい才能の持ち主でした その作品はTARAちゃんの人柄そのもの 面白くて、優しくて、あったかくて、本当にあったかくて… ただただひたすら悲しいです」新人時代に『ちびまる子ちゃん』で共演し、同じ群馬県出身の阿座上洋平さん。「同郷の星の一人でした。新人時代、ちびまるこちゃんには何度か出演させて頂いた事があり、右も左も分からない僕に優しく声をかけてくださった事を覚えています。地元が同じ事であることを伝えるととても嬉しそうにしていて、嫌な緊張も解けていきました」2021年3月放送の『ちびまる子ちゃん』にゲスト出演した梶裕貴さん。「誰にとってもそうであるように、自分にとっても、子どもの頃から、とても身近なお声として触れてきた方でした。そんな中、ありがたいことに、声優として、たった一度だけお会いすることができて」と、当時のTARAKOさんの優しさを振り返っていました。『ちびまる子ちゃん』でメガネが印象的な“たまちゃん”こと穂波たまえ役の渡辺菜生子さん。TARAKOさんと一緒に初回放送から演じています。「私の思い出の中では、いつも横にあなたが居て、時には相方、時には妻笑、時には親友…時には同志、いろいろな距離感で一緒に過ごした時間。かけがえのない時間を本当にありがとう ずっと愛してるよ～、TARA また会おうね」TARAKOさんは、直近では3月22日から公開される映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章に、デベ子役で出演していました。TARAKOさんが出演する『ちびまる子ちゃん』の最後のエピソードとなる“「まる子、水の味がわかる？」の巻”は、3月24日に放送予定です。また、10日以降当面の間は、過去の放送作品を再放送することが発表されました。ここで紹介した以外にも、TARAKOさんの声優仲間や大勢のファンから悲しみの声が上がっています。