【推しの子】「作者だからこそ言える発言」　第14話で漫画家師弟のコミュニケーションが描かれる…自作品に向き合う真摯な姿が話題

テレビアニメ『【推しの子】』第2期の第3話（通算第14話）「リライティング」が、2024年7月17日放送。かつての師匠と弟子、現在は対等の人気漫画家として日々戦い続ける2人のやり取りが描かれ、ネット上で「師匠から弟子への慈愛が深い」「本音で話し合うのも大事」と話題になった。※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。『【推しの子】』は累計発行部数が1750万部を突破した、赤坂アカと横槍メンゴの豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描くマンガを原作とするテレビアニメ。地方都市で働く産婦人科医・ゴローがある日、ある禁断の秘密を抱えた“推し”のアイドル「B小町」のアイと“最悪”の出会いを果たすところから運命が動き出していく。テレビアニメ第1期は2023年4月から6月にかけて放送され、ブームを巻き起こした。作中作「東京ブレイド」の2.5次元舞台へ出演することが決定したアクア・有馬かな・黒川あかねのその後を中心とする物語が描かれる第2期が、7月3日よりスタートした。先週放送された第13話は、作中劇「東京ブレイド」の原作者・アビ子と舞台脚本家・GOAを通してメディアミックス化の難しさが語られ、「しんどい」「こっちも病みそう」とネット上で話題となった。今回の第14話では、前回と打って変わってルビーのクラスメイト・寿みなみと不知火フリルが久々に登場し、和やかな日常シーンからスタート。そのまま場面は変わり、アクアとあかねが「東京ブレイド」の脚本家・GOAが担当した演劇を鑑賞するシーンに。演劇の販促ポスターには「SMASH HEAVEN」の文字と卓球のピンポンを持った複数のイケメンが写っており、その既視感がミュージカル『テニスの王子様』を彷彿とさせることから「テニミュすぎる」「俺の青春のテニミュ！？」と笑いを呼んでいた。アクアは「SMASH HEAVEN」を観たことで改めてGOAの実力に打ちのめされ、「東京ブレイド」脚本家としての彼の席を戻すためアビ子の説得に動くことに。といっても直談判ではなく、まずはアビ子と師弟関係である「今日は甘口で」作者・吉祥寺頼子の元へ主演俳優仲間と共に訪問、頼子にアビ子に渡してほしい“ある物”を託す。アビ子の家に訪れた頼子は、締切をオーバーし不眠不休で原稿と向き合い続ける彼女の様子に驚愕。どうやら絵柄を合わせてくれない、コミュニケーションを取るより自分でやった方が早いという考えを持つアビ子は売れっ子で忙しいにも関わらずアシスタントをクビにしており、改めて“対人コミュニケーション”が苦手なアビ子へ改善を促すよう説得を開始。しかしアビ子は「週刊で5,000万部売り上げる漫画を描いてから言え」と反発。月刊誌で連載を続ける頼子もこれには黙っておられず、「私の漫画のほうが面白い！」と強く言い放ち、ネット上では「カッコよすぎる」「作者だからこそ言える発言だなぁ」など、熱い師弟だからこそ言える口論に感心の声が上がった。無事に原稿を仕上げた後、頼子は「メディアミックスは他人との共同制作。自分ひとりではできない」と名言を発し、アクアに託された物をアビ子に無事渡すことに成功。一連の流れに対し、「師匠から弟子への慈愛が深い話だった」「本音で話し合うのも大事だな」と評価されている。ちなみに渡された物の正体は「SMASH HEAVEN」の鑑賞チケットで、自身が認めていない相手であるGOAが手掛けた演劇を観たアビ子がどのように変化するのか、次回第15話への期待が高まる幕引きとなった。第14話「リライティング」は、ABEMAにて配信中。その他配信プラットフォームも順次配信予定。次回第15話は7月24日23時より全国35局にて放送予定だ。（C）赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会