【推しの子】第17話はまるごと“メルトの物語”「お前が主人公だ」！覚醒の瞬間の“超絶クオリティ作画”にも驚きの声

テレビアニメ『【推しの子】』第2期の第6話（通算第17話）「成長」が、2024年8月7日放送。これまで冴えない演技だったメルトが覚醒、彼の心理描写が凄まじい作画表現でおくられる内容に、ネット上では「お前が主人公だ」「メルトには努力がある」と注目が集まった。※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。『【推しの子】』は累計発行部数が1750万部を突破した、赤坂アカと横槍メンゴの豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描くマンガを原作とするテレビアニメ。地方都市で働く産婦人科医・ゴローがある日、ある禁断の秘密を抱えた“推し”のアイドル「B小町」のアイと“最悪”の出会いを果たすところから運命が動き出していく。テレビアニメ第1期は2023年4月から6月にかけて放送され、ブームを巻き起こした。作中作「東京ブレイド」の2.5次元舞台へ出演することが決定したアクア・有馬かな・黒川あかねのその後を中心とする物語が描かれる第2期が、7月3日よりスタートした。先週放送された第16話は、これまで稽古に励んできた舞台「東京ブレイド」がいよいよ開幕すると同時に放送終了、次回が気になる展開となっていた。今回の第17話では、第12話（2期第1話）と同じように「2次元の2.5次元」のような東京ブレイドの舞台演出からスタート。相変わらずアニメを見ているのに2.5次元舞台を見ている感覚にさせる表現に「マジの舞台じゃん」と感嘆の声が上がっていた。いよいよ開演した東京ブレイド・第1幕は、これまで稽古に励み、周囲にもビリビリさせる空気感を放っていたツルギ役・かなとブレイド役・姫川の戦いからスタート。その後も舞台の内容が続き、視聴者は「今回ずっと舞台な感じ！？」「別アニメじゃねーか！」と、もはやTVアニメ『【推しの子】』ではなく、2.5次元舞台「東京ブレイド」を鑑賞している状態になるほど引き込まれていた。そうして第1幕が終了、物語は再び稽古現場へと戻る。観客席で演技を見ていた関係者・鏑木が、ふとメルトの演技が以前と変わり、成長していることについて東京ブレイドプロデューサーの雷田に言及。かなも出演し、第1期で描かれた「今日は甘口で（今日あま）」の“演技が下手”と作者・吉祥寺頼子をはじめ周囲から酷評されているメルトだったが、最近は変化が現れているようだ。物語はそんなメルトの回想シーンへと突入。どうやら彼は中学入学をきっかけに自身の顔が良いことに気付き、「適当にやっていてもなんとなく上手くいく人生」と自覚して生きてきたらしい。「今日あま」をきっかけに自身の演技が未熟なことに気付き、「東京ブレイド」稽古時にはかなり苦悩していた様子だった。周囲の演技に感化されたこともあり、アクアにアドバイスを求めたり、かなと一緒にトレーニングに励んだりと回想シーンでの立ち回りからは考えられないほど真面目に舞台に取り組むメルト。今回、無事にその努力が実り、自身が演じるキザミと戦う匁（もんめ）役・鴨志田朔夜に圧倒的な演技力が炸裂。このとき、演技力が爆発したメルトの心理描写が絵画的かつ凄まじく繊細な動き、高クオリティの作画で表現され、視聴者から「なんかすごい作画になってるぞ！？」「メルトと一緒に作画も覚醒した」と驚きの声が上がっていた。該当シーンはアニメーションならではの表現がふんだんに使われていたので、ぜひアニメで堪能してほしい。演技を終え、舞台から退場したメルトに、一歩引いた立場として的確な演技アドバイスをしていたアクアが労いの言葉をかけ、満面の笑みを見せるメルトのシーンで第17話は幕引きとなった。1話まるごとメルト中心に描かれ、放送終了後ネット上では「メルトには努力があるもんな」「お前が主人公だ」「舞台役者はこの高レベル演技を毎回やるのがやっぱりすごいね」と、メルトを称賛する声で溢れていた。サブタイトルである「成長」は、メルトのことをたった2文字で表していたのである。第17話「成長」は、ABEMAにて配信中。その他配信プラットフォームも順次配信予定。次回第18話は8月14日23時より全国35局にて放送予定だ。（C）赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会