「忍たま」の“初恋泥棒”…なぜみんな彼に恋してしまうのか？土井先生に惹かれる乙女心【私のイケメン図鑑vol.13】

アニメやマンガのキャラクターに恋したことはありますか？私はあります。それも1度や2度ではありません。なんなら触れた作品すべてに必ず“推し”を作り続けて早ウン十年……。その遍歴を語るのは、私の人生を語るのと一緒と言っていいくらいです。それほどまでに、世の中には魅力的な作品、そしてキャラクターが溢れています。そこでアニメ！アニメ！では、世間で話題になっている、または筆者の独断と偏見で見繕った作品やキャラクターの中から“イケメン”をピックアップして、その魅力を伝える企画「私のイケメン図鑑」を始動。第13弾となる今回は、『忍たま乱太郎』の土井先生を紹介します。※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとって“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。■みんなの初恋・土井先生の魅力『忍たま乱太郎』とは、尼子騒兵衛さんが1986年より「朝日小学生新聞」で連載を開始したマンガ『落第忍者乱太郎』を原作に、1993年よりテレビシリーズが放送され幅広い世代に愛され続けているアニメ作品です。戦国時代を舞台に、乱太郎、きり丸、しんベヱの3人組を中心とする忍者のたまご「忍たま」たちが忍術学園で学びながら過ごす、明るく、楽しく、ゆかいな日々を描いています。そんな本作の劇場版『忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』が現在公開中。ファンの間で高い人気を誇る『小説 落第忍者乱太郎ドクタケ忍者隊 最強の軍師』を映像化しており、タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門との決闘に向かった土井先生が消息を絶つところから物語が始まります。普段の『忍たま』とはひと味違ったシリアスなストーリーが展開するため、ファン必見の作品と言えます。上記に名前の挙がった土井先生こと土井半助は、忍術学園一年は組の教科担任。かっこよくて、優しくて、面倒見がよくて、ちょっとドジ……そんな土井先生に惹かれない人はおらず、本作がNHKのちょうど子どもが見る時間帯に放送されていることから「初恋泥棒」との異名（？）が付きました。地方豪族の出身であり、幼い頃に敵の襲撃で家族を失うといった辛い過去も抱えている土井先生。同じ境遇を持つきり丸を気にかけ、彼を自宅に同居させるという愛情深い一面も。子ども心に2人の関係性が特別に見えていた筆者。2人が仲良くしているとなんだか胸がソワソワしてしまい、オタクとして開花した今ならわかる“BLの世界への扉”を開くきっかけをくれたのも土井先生でした。きり丸はもちろん、問題児ばかりの1年は組の生徒たちの問題行動に頭を抱える土井先生ですが、そんな生徒たちを大切に思っている描写が多数。彼らがいけないことをすればちゃんと叱り、ピンチに陥った際は必ず助けに向かう……そんな土井先生を信頼しない生徒はいないでしょう。土井先生が独身で恋人もいないことは公式が名言しています。きり丸のアルバイトを手伝い、洗濯も子守りも完璧なことがわかっており、あぁ……土井先生と結婚したい！いい先生であり、よき旦那になることも間違いない土井先生。願わくば、特定の相手を作らずにずっとキレイな思い出のままでいてほしい存在です。■土井先生が教師になったきっかけは「山田先生」ちなみに、土井先生が教師になるきっかけとなった人物が、山田先生なことはご存じでしょうか？同じく忍術学園1年は組で実技担任を務める山田先生こと山田伝蔵。特徴的な眉毛と髭がチャームポイントで、土井先生とは違い、生徒への厳しい態度が見受けられますが、それは愛情があってこそ。それは生徒たちもわかっており、土井先生同様に頼られています。そんな山田先生は、土井先生が教師になる前、普通の忍者稼業をしているときに出会っていました。任務に失敗して敵から追われていた土井先生。そこに、一家でピクニックに来ていた山田先生が鉢合わせ、彼を助けます。傷の手当をしてもらっただけでなく、しばらく山田家に居候することになった土井先生は、山田先生の息子・利吉と一緒に遊んだり、忍術を教えたりと、何かと世話を焼きます。この出会いや経験がきっかけで、土井先生は教師になったのでした。現在公開中の映画では、そんな土井先生に瓜二つの謎の男・天鬼（てんき）が登場。土井先生と同じ、関俊彦さんが声優を務める天鬼。彼は一体何者なのか？ 消息を絶った土井先生はどうなってしまうのか？物語の展開は、ぜひ映画館で確認してください。（C）尼子騒兵衛／劇場版忍たま乱太郎製作委員会