「なぜ、誰かを妬んでしまうのでしょうか」ゆかな、堀川りょう、種崎敦美ら「劇場版モノノ怪第二章火鼠」追加キャストに　本予告も到着

『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』が、2025年3月14日より公開される。このたび本作より、独創的な炎の描写が美しいメインビジュアルと本予告映像がお披露目された。さらに、追加キャストとしてゆかな、楠見尚己、堀川りょう、榊原良子、種崎敦美の出演も発表され、コメントが到着した。『モノノ怪』は、2006年に放送された『怪～ayakashi～』の一編「化猫」から派生し、翌年にテレビアニメシリーズとして放送されて以降、根強く愛され続けている作品だ。謎の男・薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪によって引き起こされる怪異を鎮めるため、諸国を巡る物語を描く。2024年7月には映画『劇場版モノノ怪 唐傘』が公開。『劇場版モノノ怪』シリーズは三章構成で描かれ、『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』はその続編となる。『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』は、『モノノ怪』の真骨頂である和紙テクスチャを活用した絵巻物のように絢爛豪華な世界観、主人公・薬売りのミステリアスな魅力など、独創的かつ密度の濃い映像美はそのままに、物語がさらなる発展と深化を遂げる。舞台は第一章に続き大奥だ。世を統べる天子のお世継ぎを巡る家柄同士の謀略と衝突に焦点を当て、翻弄される女たちの心に渦巻く葛藤や苦悩を一歩踏み込んで描写する。業火のごとく燃え上がる情念が、やがて異形の存在・モノノ怪を産み落とし大奥が再び危機に見舞われるなか、薬売りとモノノ怪の新たな闘いが始まる。このたびお披露目されたメインビジュアルは、モノノ怪と対峙した瞬間の薬売りの躍動感や表情を真正面からとらえた大迫力の描き下ろしだ。薬売りの周囲には、本作のモノノ怪「火鼠」を彷彿とさせる炎と目が描かれている。また、薬売りの「群れを成す炎―火鼠。」というセリフから始まる本予告映像もお目見えした。大奥で権力の支配から抜け出し、自らの信念を貫こうとする女性たちにフォーカスしている。挿入される繊細だが力強い炎の表現をはじめ、『モノノ怪』ならではの独創的な映像美にも期待が高まる。そんな映像には大奥に生きる女性たちの情念・心のうちを代弁しているかのような、アイナ・ジ・エンドの書き下ろし主題歌「花無双」が華を添える。自らを燃やし尽くさんとする、滾るような激しい情念から生まれた「火鼠」の真相とはいったい何なのか。新たなモノノ怪「火鼠」の全容に興味をそそられずにはいられない。第二章のメインキャラクターは、第一章にも登場した女中・時田フキ（日笠陽子）と大友ボタン（戸松遥）となる。昨年末、新キャストとして時田良路役のチョーと老中大友役の堀内賢雄が発表されたが、このたびさらに5名の新キャストが明らかになった。フキの元同僚で下級女中のサヨ役をゆかな、御中臈である勝沼マツの父で老中の勝沼役を楠見尚己、同じく老中で表と大奥の力学を整える調整役の藤巻役を堀川りょう、幕府を統べる最高位・天子の母である水光院役を榊原良子、天子の正室（御台所）・幸子役を種崎敦美が務める。なお、『モノノ怪』ファンに親しみ深いゆかなは、第一章『劇場版モノノ怪 唐傘』で女中・麦谷役も演じており、本作では新キャラクターとして登場する。さらに、追加キャストのうち4名からはコメントも到着した。『劇場版モノノ怪』の世界に魅了されたキャストたちのコメントにも公開がより待ち遠しくなる。『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』は、3月14日より公開される。今後のさらなる続報を楽しみに待ちたい。＜以下、コメント全文掲載＞サヨ役：ゆかな（フキの元同僚で下級女中）なぜ、誰かを妬んでしまうのでしょうか。そしてなぜ、それを誰かにぶつけてしまうのでしょうか。それは自らをも飲み込むと知っているはずなのに…。美しく恐ろしいこの世界でサヨさんがどう生きたのか、別の選択があったのだろうかと、収録を終えてなお想いを馳せずにはいられないのです。あなたの心も動かせたなら幸甚です。勝沼役：楠見尚己（御中臈である勝沼マツの父で、老中の一人）ようこそ、妖艶 幻想 優美 儚の世界へ！権力闘争に巻き込まれた母と子の悲劇、その怨念が引き起こした大奥の惨状！そのストーリーの緻密さ大胆さにワクワクドキドキさせて頂きました。…が、何と言っても圧倒的に雅やかで妖艶で美しく大迫力の映像美に眼耳心を揺り動かされました。『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』存分にお楽しみください！藤巻役：堀川りょう（老中の一人。表と大奥の力学を整える調整役）元々時代劇が好きでしたので、楽しく収録が出来ました。ただ残念なことに一部別録りだったため、作品の完成版を劇場で観るのを楽しみにしています。水光院役：榊原良子（天子の母）水光院は天子様の母親。第二章「火鼠」では、まだ彼女の背景が明らかになっていません。そして、その背景に触れずに言葉少なに表現するのはとても難しいものでした。大奥に生きる女たちの凄まじい生き様を、華やかな色彩が美しく変容させてくれている作品です。救われる気がします。■作品名『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』3月14日(金)全国ロードショー■キャスト薬売り：神谷浩史 時田フキ：日笠陽子／大友ボタン：戸松遥 時田三郎丸：梶裕貴／坂下：細見大輔／アサ：黒沢ともよ／サヨ：ゆかなマツ：青木瑠璃子／キヨ：芹澤優／タケ：茜屋日海夏／スマ：森なな子天子様：入野自由／溝呂木北斗：津田健次郎／幸子：種崎敦美（※崎はたつさき）時田良路：チョー／老中大友：堀内賢雄／勝沼：楠見尚己／藤巻：堀川りょう／水光院：榊原良子■主題歌「花無双」アイナ・ジ・エンド(avex trax)■スタッフ総監督：中村健治／監督：鈴木清崇／脚本：新八角キャラクターデザイン：永田狐子／アニメーションキャラデザイン・総作画監督：高橋裕一美術設定：上遠野洋一／美術監督：倉本章 斎藤陽子／美術監修：倉橋隆色彩設計：辻田邦夫／ビジュアルディレクター：泉津井陽一3D監督：白井賢一／編集：西山茂／音響監督：長崎行男／音楽：岩崎琢 プロデューサー：佐藤公章 須藤雄樹／企画プロデュース：山本幸治配給：ツインエンジン ギグリーボックス／制作：くるせる EOTA（C）ツインエンジン