7月28日は「なにわの日」です。「な(7)に(2)わ(8)」の語呂合わせにちなみ、大阪市浪速区が制定した記念日となっています。アニメには、関西弁を筆頭にさまざまな地方の言葉を話すキャラクターが登場します。標準語とは異なる響きやリズムを持つ方言は作品に独特なリズムを与え、キャラクターの個性を際立たせてくれます。お気に入りのキャラクターが方言で喋っているという人も多いのではないでしょうか。そこでアニメ!アニメ!では毎年恒例の「“方言”キャラといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。7月9日から7月16日までのアンケート期間中に607人から回答を得ました。男女比は男性約40パーセント、女性約60パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。■喋り方まで愛おしい 人気キャラが集結!第1位1位は『名探偵コナン』の服部平次。支持率は約16パーセントで、昨年と同順位でした。「大阪人丸出しのコテコテの関西弁がクセになります。標準語のアクセントがどうしても苦手で、コナンに特訓を受けたこともありました。本人は普通に喋っているつもりなんですけどね」や「平次が新一に変装したとき関西弁のせいでバレバレだったり、逆にコナンが平次を眠らせたときも妙な関西弁で推理していたり……。方言にまつわるエピソードがたくさんあるから」といったコメントが寄せられており、関西弁は平次の代名詞とも言えるようです。また、幼なじみの遠山和葉にも投票があり、「関西弁のテンポのいい掛け合いが毎回楽しみです」と、準レギュラーの二人の登場を心待ちにしているファンも多かったです。第2位2位は『怪獣8号』の保科宗四郎。支持率は約6パーセントで、昨年の3位からランクアップしました。「日本防衛隊第3部隊の副隊長。隊長の亜白ミナがクールなぶん、保科副隊長の明るい関西弁がチームに温かみを加えているから」や「普段はおちゃらけキャラですが、戦闘時に見せる冷めた関西弁のギャップがたまりません。声優の河西健吾さんが大阪出身なので、関西弁も自然で完璧!」、「おかっぱ頭に切れ長の目、そして関西弁と、これでもかというほど魅力が詰まっていて、推さずにはいられません!」と、頼れる上司がランクイン。現在は第2期が放送中ということで、注目度も高まっています。第3位3位は『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』の白膠木簓。支持率は約5パーセントで、昨年の同率13位から大きく順位を上げています。白膠木簓は、オオサカ・ディビジョン代表チーム「どついたれ本舗」のメンバー。「お笑い芸人らしいワードセンスと愛嬌で、いつも周囲を笑顔にしてくれます。ニコニコとした表情に癒されますが、どこか漂うミステリアスな雰囲気もたまりません」や「バリバリの関西人で繰り出すラップが、それはもうカッコいいんですよ……」と、トークはもちろん歌声でもファンを魅了しています。今年公開されたシリーズ初の劇場版も、支持を後押しした理由でしょう。■そのほかのコメントをご紹介!『ディズニー ツイステッドワンダーランド』エペル・フェルミエには「寮長のヴィルの指示で標準語を使っていますが、感情が高ぶると故郷の言葉がつい口に出てしまう。“なんなんず!”と怒るのが可愛らしいです」。『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』喜屋武飛夏には「沖縄方言(うちなーぐち)で喋るヒロイン。東京出身の主人公は内容が理解できず、クラスメイトの比嘉さんに訳してもらっています。方言をテーマにした作品というのが印象深かったです」。『刀剣乱舞ONLINE』陸奥守吉行には「土佐藩出身の坂本龍馬の愛刀ということで、土佐弁を操る刀剣男子。声を務める濱健人さんも高知出身なので、ネイティブならではの発音を堪能できます」。『ウマ娘 プリティーダービー』タマモクロスには「体は小さいけれど、切れ味抜群の関西弁ツッコミとナニワ根性全開の性格が持ち味。ライバルであり友達でもあるオグリキャップとの関係も大好き」と、今年放送された『ウマ娘 シンデレラグレイ』のキャラクターにも投票がありました。2025年版は順位に変動はありましたが、トップ3は関西弁キャラが占める結果に。方言ならではの親しみやすさやギャップに惹かれているファンが目立っています。■ランキングトップ10[“方言”キャラといえば? 2025年版]1位 服部平次 『名探偵コナン』2位 保科宗四郎 『怪獣8号』3位 白膠木簓 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』4位 市丸ギン 『BLEACH』4位 坂本辰馬 『銀魂』6位 喜屋武飛夏 『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』7位 スペイン 『ヘタリア Axis Powers』8位 エペル・フェルミエ 『ディズニー ツイステッドワンダーランド』9位 影片みか 『あんさんぶるスターズ!』10位 宮侑 『ハイキュー!!』(回答期間:2025年7月9日~7月16日)■ランキングトップ20[“方言”キャラといえば? 2025年版]1位 服部平次 『名探偵コナン』2位 保科宗四郎 『怪獣8号』3位 白膠木簓 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』4位 市丸ギン 『BLEACH』4位 坂本辰馬 『銀魂』6位 喜屋武飛夏 『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』7位 スペイン 『ヘタリア Axis Powers』8位 エペル・フェルミエ 『ディズニー ツイステッドワンダーランド』9位 影片みか 『あんさんぶるスターズ!』10位 宮侑 『ハイキュー!!』11位 鯉登音之進 『ゴールデンカムイ』12位 犬山あおい 『ゆるキャン△』12位 タマモクロス 『ウマ娘 プリティーダービー』12位 チリ 『ポケットモンスター』12位 東條希 『ラブライブ!』12位 神酒凜太郎 『妖怪学校の先生はじめました!』17位 北信介 『ハイキュー!!』17位 国木田花丸 『ラブライブ!サンシャイン!!』17位 古賀朋絵 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』17位 白石蔵ノ介 『テニスの王子様』17位 十龍之介 『アイドリッシュセブン』17位 鳴子章吉 『弱虫ペダル』17位 ニーナ 『ガールズ&パンツァー』(回答期間:2025年7月9日~7月16日)※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。