毎年夏は、数多くの映画が公開される季節です。
7月には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開され、8月1日にはディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』、8月8日には『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』と、今夏も話題作が続々と登場しています。
みなさんは「初めて映画館で観たアニメ」を覚えていますか。家庭のテレビやスマートフォンの画面とはまったく違う、巨大なスクリーンと迫力ある音響に包まれた体験は、強く心に残っているという方も多いはずです。
そこでアニメ!アニメ!では「人生で最初に”映画館で観た”アニメ作品は?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。7月31日から8月7日までのアンケート期間中に90人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約75パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■初めての映画体験、心に残る1本!
今回のアンケートでは幅広い年代のタイトルに投票が集まりました。読者コメントと共に、いくつかの作品を紹介します。
『千と千尋の神隠し』(2001年公開)は、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品。10歳の少女・千尋が不思議な世界に迷い込み、豚に姿を変えられた両親を救うために強欲な魔女・湯婆婆のもとで働きながら成長していく物語です。
読者からは「公開当時は3~4歳で母に連れて行ってもらいました。千尋の両親が豚になる場面が恐ろしく、もし自分の家族もそうなったら……と想像して号泣したという思い出があります」や「ストーリーが現在の形になるまで紆余曲折があったと、大人になってから知りました。
同じく宮崎監督作品の『もののけ姫』(1997年公開)は、死の呪いを受けた青年・アシタカが、犬神に育てられた少女・サンと出会うストーリーです。
「スタジオジブリの新作映画ということで、親に連れて行ってもらいました。首や腕が飛ぶ激しい描写もありますが、小学1年生でよくわからず、そういうものだと思いながら観ていた記憶があります」と、ジブリ作品が人気を博しています。
さらに時代をさかのぼって、宮崎監督がアニメーターとして参加した『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年公開)にも投票がありました。本作は後にジブリで『火垂るの墓』や『かぐや姫の物語』を手がける高畑勲監督の初監督作。主人公のホルスが悪魔グルンワルドから村を救うために立ち向かう冒険譚です。
60代の読者から「昭和43年に『東映まんがパレード』と銘打ったオムニバス興行で鑑賞。のはずですが、まったく記憶に残っておらず、覚えているのは同時上映の『ウルトラセブン』のみです。傑作なんですけどね」と、公開当時を振り返った声がありました。
同じく往年の名作では、『宇宙戦艦ヤマト』(1977年公開)も人気。地球滅亡の危機を救うため、宇宙戦艦ヤマトのクルーたちがイスカンダルを目指して旅立つSFで、1974年放送開始のTVアニメの総集編です。
50代の読者は「小1のとき、兄と一緒に観に行った人生初のアニメ映画です。それ以降『ヤマト』作品は欠かさず観てきました。現在は『鬼滅の刃』が社会現象になっていますが、1978年公開の第2作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』も負けず劣らず、ものすごい社会現象でした」と語ってくれました。
読者コメントでも触れられた『鬼滅の刃』は、最新作『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開中。
アニメ!アニメ!読者の中では、前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年公開)が初映画だった人が多く、「『鬼滅』が大好きなので、友達と二人だけで出かけて観に行ったのが、今ではいい思い出」や「映画館に行ったのも、映画で泣いたのも初めてだった」といったコメントが寄せられました。
また今回のアンケートでは、票をシリーズでまとめた結果、1980年からほぼ毎年映画が公開されている『ドラえもん』がトップに。
どのシリーズを観たのか定かではないという読者も多く、「『ドラえもん』が初映画のはずですが、当時は座席指定ではなかったので、満席の中で母は立って見ていたことをよく覚えています。小学校の校門の外で、映画の割引券を配っている人がいたのも、昭和の思い出ですね」との声も。
『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』(1999年公開)には「今はもうなくなった地元の映画館で家族一緒に観に行った。同時上映の『のび太の結婚前夜』に親が感動して涙を流していたのが、子どもながらに印象的だった」と、家族のリアクションに触れたコメントもありました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』(2001年公開)には「ゴジラとハム太郎が同時上映していて衝撃! ハム太郎がゴジラの着ぐるみを着たゴジハムくんのフィギュアももらいました」。
『劇場版 アイカツ!』(2014年公開)には「幼稚園に入園する少し前、アニメ好きのお母さんが二人っきりで映画に連れて行ってくれました。
『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(2014年公開)には「私が子どもの頃、クラスメイト全員がリアルタイム視聴するほど流行っていた『妖怪ウォッチ』の初映画。特典として妖怪メダルがもらえたのが懐かしい」。
『映画 五等分の花嫁』(2022年公開)には「TVシリーズの続編で、原作の最終回までを描く完結編です。予約席が埋まる速さに驚き、劇場もほぼ満席でした。見返すたびに新たな発見がある作品です」と、多彩なタイトルに投票がありました。
「人生で最初に”映画館で観た”アニメ作品は?」のアンケートでは、長年シリーズとして親しまれてきた作品が上位にランクイン。世代を超えて観られてきたシリーズ作品の存在感が改めてわかる結果となっています。下記にはトップ10を掲載しました。
■ランキングトップ10
[人生で最初に”映画館で観た”アニメ作品は? 2025年版]
1位 『ドラえもん』
2位 『鬼滅の刃』
3位 『ふたりはプリキュア』
4位 『名探偵コナン』
5位 『ポケットモンスター』
6位 『呪術廻戦』
6位 『それいけ!アンパンマン』
8位 『アイカツ!』
8位 『千と千尋の神隠し』
8位 『とっとこハム太郎』
8位 『ワンピース』
(回答期間:2025年7月31日~8月7日)
7月には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開され、8月1日にはディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』、8月8日には『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』と、今夏も話題作が続々と登場しています。
みなさんは「初めて映画館で観たアニメ」を覚えていますか。家庭のテレビやスマートフォンの画面とはまったく違う、巨大なスクリーンと迫力ある音響に包まれた体験は、強く心に残っているという方も多いはずです。
そこでアニメ!アニメ!では「人生で最初に”映画館で観た”アニメ作品は?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。7月31日から8月7日までのアンケート期間中に90人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約75パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■初めての映画体験、心に残る1本!
今回のアンケートでは幅広い年代のタイトルに投票が集まりました。読者コメントと共に、いくつかの作品を紹介します。
『千と千尋の神隠し』(2001年公開)は、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品。10歳の少女・千尋が不思議な世界に迷い込み、豚に姿を変えられた両親を救うために強欲な魔女・湯婆婆のもとで働きながら成長していく物語です。
読者からは「公開当時は3~4歳で母に連れて行ってもらいました。千尋の両親が豚になる場面が恐ろしく、もし自分の家族もそうなったら……と想像して号泣したという思い出があります」や「ストーリーが現在の形になるまで紆余曲折があったと、大人になってから知りました。
もしかしたらラストも違う内容になっていたのかも……と想像が膨らみます」と、思い出深い作品として語られています。
同じく宮崎監督作品の『もののけ姫』(1997年公開)は、死の呪いを受けた青年・アシタカが、犬神に育てられた少女・サンと出会うストーリーです。
「スタジオジブリの新作映画ということで、親に連れて行ってもらいました。首や腕が飛ぶ激しい描写もありますが、小学1年生でよくわからず、そういうものだと思いながら観ていた記憶があります」と、ジブリ作品が人気を博しています。
さらに時代をさかのぼって、宮崎監督がアニメーターとして参加した『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年公開)にも投票がありました。本作は後にジブリで『火垂るの墓』や『かぐや姫の物語』を手がける高畑勲監督の初監督作。主人公のホルスが悪魔グルンワルドから村を救うために立ち向かう冒険譚です。
60代の読者から「昭和43年に『東映まんがパレード』と銘打ったオムニバス興行で鑑賞。のはずですが、まったく記憶に残っておらず、覚えているのは同時上映の『ウルトラセブン』のみです。傑作なんですけどね」と、公開当時を振り返った声がありました。
同じく往年の名作では、『宇宙戦艦ヤマト』(1977年公開)も人気。地球滅亡の危機を救うため、宇宙戦艦ヤマトのクルーたちがイスカンダルを目指して旅立つSFで、1974年放送開始のTVアニメの総集編です。
50代の読者は「小1のとき、兄と一緒に観に行った人生初のアニメ映画です。それ以降『ヤマト』作品は欠かさず観てきました。現在は『鬼滅の刃』が社会現象になっていますが、1978年公開の第2作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』も負けず劣らず、ものすごい社会現象でした」と語ってくれました。
読者コメントでも触れられた『鬼滅の刃』は、最新作『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開中。
アニメ!アニメ!読者の中では、前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年公開)が初映画だった人が多く、「『鬼滅』が大好きなので、友達と二人だけで出かけて観に行ったのが、今ではいい思い出」や「映画館に行ったのも、映画で泣いたのも初めてだった」といったコメントが寄せられました。
また今回のアンケートでは、票をシリーズでまとめた結果、1980年からほぼ毎年映画が公開されている『ドラえもん』がトップに。
どのシリーズを観たのか定かではないという読者も多く、「『ドラえもん』が初映画のはずですが、当時は座席指定ではなかったので、満席の中で母は立って見ていたことをよく覚えています。小学校の校門の外で、映画の割引券を配っている人がいたのも、昭和の思い出ですね」との声も。
『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』(1999年公開)には「今はもうなくなった地元の映画館で家族一緒に観に行った。同時上映の『のび太の結婚前夜』に親が感動して涙を流していたのが、子どもながらに印象的だった」と、家族のリアクションに触れたコメントもありました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』(2001年公開)には「ゴジラとハム太郎が同時上映していて衝撃! ハム太郎がゴジラの着ぐるみを着たゴジハムくんのフィギュアももらいました」。
『劇場版 アイカツ!』(2014年公開)には「幼稚園に入園する少し前、アニメ好きのお母さんが二人っきりで映画に連れて行ってくれました。
まだ幼い私は途中で寝てしまったのですが、アニメ映画を劇場で見た思い出深い作品です」。
『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(2014年公開)には「私が子どもの頃、クラスメイト全員がリアルタイム視聴するほど流行っていた『妖怪ウォッチ』の初映画。特典として妖怪メダルがもらえたのが懐かしい」。
『映画 五等分の花嫁』(2022年公開)には「TVシリーズの続編で、原作の最終回までを描く完結編です。予約席が埋まる速さに驚き、劇場もほぼ満席でした。見返すたびに新たな発見がある作品です」と、多彩なタイトルに投票がありました。
「人生で最初に”映画館で観た”アニメ作品は?」のアンケートでは、長年シリーズとして親しまれてきた作品が上位にランクイン。世代を超えて観られてきたシリーズ作品の存在感が改めてわかる結果となっています。下記にはトップ10を掲載しました。
■ランキングトップ10
[人生で最初に”映画館で観た”アニメ作品は? 2025年版]
1位 『ドラえもん』
2位 『鬼滅の刃』
3位 『ふたりはプリキュア』
4位 『名探偵コナン』
5位 『ポケットモンスター』
6位 『呪術廻戦』
6位 『それいけ!アンパンマン』
8位 『アイカツ!』
8位 『千と千尋の神隠し』
8位 『とっとこハム太郎』
8位 『ワンピース』
(回答期間:2025年7月31日~8月7日)
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