熱狂的な人気を誇る『攻殻機動隊』の作者として知られる士郎正宗は、1985年にSFマンガ『アップルシード』でメジャーデビューを果たし、1989年に『攻殻機動隊』の連載を開始した。当時はまだ世に浸透していなかった先端技術を独自の感覚で取り入れた、情報化社会の現代を予見しているかのような世界観は、多くの人たちを魅了してきた。
細部まで描きこまれた絵に膨大な情報で組まれたプロット、〈欄外〉にまで及ぶ作家の言葉が作品に熱量を持たせるとともに、読む人の想像力をかきたてる。哲学的な探求が織り込まれる士郎の世界観には多くのクリエイターが影響を受け、さまざまなジャンルで作品を生み出し続けている。
「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」は、そんな士郎の多様な広がりをみせる作品群と現在の活動までを、〈アナログ原稿〉〈デジタル出力原稿〉で辿るとともに、作家の蔵書やコメントもふんだんに紹介するもの。「士郎正宗」のパーソナルな部分にも迫る、初の大規模展覧会として開かれている。心斎橋PARCOの大阪会場は、4月より東京・世田谷文学館で開催され総勢5万5千人を魅了した大反響の展覧会が、ついに関西に上陸する初の巡回展となる。
この大阪会場では本展覧会の開催を記念し、会場の心斎橋PARCO・B2Fにある「TANK酒場/喫茶」がコラボカフェとしてコラボメニューを提供する。「公安9課エナジーショット」をはじめ「オリュンポスオリーブ2種」、「電脳ハッキングナッツ」、「【士郎正宗の世界展】TANK’s Ale ver1」、「【士郎正宗の世界展】TANK’s Ale ver2」、「タチコマ・ベリーバイト」、「草薙素子のハッキング・クリームソーダ」、「アップルシード”戦場のスパークル”」など、それぞれの作品をモチーフとする様々なメニューを味わえる。
コラボメニューを注文すると、ノベルティとして「オリジナルコースター」をもらえるのもファンには見逃せない。
また本展覧会の開催を記念して、2種類のノベルティプレゼント企画が展開される。ともに本展覧会のキービジュアルを使用したもので、「PARCOメンバーズ」限定でもらえる「オリジナルステッカー」、館内対象の飲食店・カフェで1ドリンクを注文するともらえる「オリジナルコースター」が用意される。
このほか、大阪会場から新発売となるオリジナルグッズも明らかになった。「GEEKS RULE」コラボTシャツや受注生産の複製原画など、豪華グッズが新たに登場する。「Tシャツ/Black 攻殻機動隊E」、「Tシャツ/Black 攻殻機動隊F」、「ポスター 攻殻機動隊 カバー」、「攻殻機動隊 Blistazキーホルダー」、「ラバーキーホルダー 素子」、「ラバーキーホルダー バトー」、「複製原稿10枚セット(B4サイズ)」なども取り扱われるので、来場の際はあわせてチェックしよう。
『攻殻機動隊』、『アップルシード』、『ドミニオン』などの初出しを含む、マンガ家・士郎正宗の大展覧会「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」初の巡回展は、2025年9月5日から10月5日まで大阪の心斎橋PARCOにて開催される。詳細は公式サイトまで。
【開催概要】士郎正宗の世界展 ~「攻殻機動隊」と創造の軌跡~ 大阪会場
■会期:2025年9月5日(金)~10月5日(日)
■会場:心斎橋PARCO 14F PARCO GALLERY(大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3)
※物販会場:心斎橋PARCO 9F EVENT SPACE
■主催:講談社、パルコ
■企画協力:青心社、世田谷文学館 ■特別協力:士郎正宗
■グラフィックデザイン:坂脇慶、飛鷹宏明 ■空間構成:トラフ建築設計事務所