9月6日は「妹の日」です。

乙女座(8月23日~9月22日)の中間に近いことから、可憐さを象徴する星座にちなみ制定されました。
提唱者の畑田国男は、ほかにも「弟の日」(3月6日)や「姉の日」(12月6日)など、兄弟姉妹にまつわる記念日を数多く考案しています。

アニメの世界でも妹という存在は欠かせません。兄や姉に深い愛情を寄せたり、時に反発して物語を揺さぶったり、年下でありながらしっかりしていたりと、多彩な姿が作品に彩りを添えています。

そこでアニメ!アニメ!では毎年恒例の「“妹”キャラといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。8月19日から8月26日までのアンケート期間中に537人から回答を得ました。
男女比は男性約40パーセント、女性約60パーセントで、女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約55パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。

■守る優しさ、戦う勇気――妹キャラ集結!

第1位

1位は『鬼滅の刃』の竈門禰豆子。支持率は約22パーセントで、4年連続のトップでした。

『鬼滅の刃』は、竈門炭治郎が鬼になった禰豆子を人間に戻すべく奮闘する物語。主人公の実の妹であり、炭治郎が鬼殺隊に入る動機でもあるため、妹キャラの象徴的存在として知られています。
読者からは「本来は人間を襲う鬼でありながら、自らの意志で人間を守り抜く強さが魅力」や「守られてばかりではなく、お兄ちゃんを守れる妹なのが素晴らしい。
上弦の鬼にも臆さない勇気に胸を打たれた」と、戦うヒロイン像に憧れの声が。「バトルでは強いし、木箱に入ると可愛らしい。妹属性の“いいとこ取り”のような子です」という評価もありました。劇場版公開中の追い風もあり、昨年以上の支持を集めています。

第2位

2位は『文豪ストレイドッグス』の谷崎ナオミ。支持率は約5パーセントで、こちらは3年連続の2位でした。
谷崎潤一郎の妹・ナオミは兄のことが大好き。相思相愛の関係で、他を寄せ付けない濃度の兄妹愛が人気の決め手です。読者からは「武装探偵社内でもヨコハマの街でも、場所を選ばずスキンシップ発動! あの過剰な愛を受け止めてみたい」や「アニメ第3話で兄をかばい、全身に銃弾を受けた場面が衝撃的。ただ慕うだけではなく、自然と体が動くところに強い愛を感じました」と、命さえ投げ出す覚悟に感動したというコメントが届いています。

第3位

3位は『【推しの子】』の星野ルビー。支持率は約4パーセントで、トップ3は昨年と同じキャラクターが並びました。

星野アクアの妹・ルビーは、妹キャラらしい元気な性格や、甘え上手な一面などがファンの心を掴んでいます。「天真爛漫なルビーと、ちょっと過保護でシスコン気味なアクア。二人の距離感がちょうどいい」や「芸能活動をしているときも、母のアイや兄のアクアの背中を追っている感じがします。第3期では今まで以上に活躍するシーンがあるはずなので、来年が今から楽しみ!」と、第3期への期待の声も寄せられました。

■そのほかのコメントをご紹介!

『干物妹!うまるちゃん』土間うまるには「外では成績優秀で礼儀正しいのに、家に帰ると二頭身の干物妹(ひもうと)に! ダラケモード全開で兄に甘えるのが困りものだけど、愛嬌たっぷりで許せちゃう!」
『負けヒロインが多すぎる!』温水佳樹には「“お兄様”呼びがたまらない! 兄に友達ができるか心配で、海や遊園地にもこっそりついてくるクレイジーなところも。アニメではしれっと膝に乗っていて、無自覚に甘え上手なところも高ポイント」。

『ひろがるスカイ!プリキュア』キュアバタフライ/聖あげはには「シリーズ初の新成人プリキュアで、お姉さんらしい面倒見の良い性格ですが、実は三姉妹の末っ子。姉たちも明るくて、みんな息がぴったりです。新作映画での登場も楽しみ」。
『ばっどがーる』水鳥水花には「学園のマドンナと呼ばれる姉・亜鳥のことが大好き。警備と称して四六時中監視して、姉に近づく者は許さないなど、ちょっと度を越えています(笑)」と、現在放送中の作品にも投票がありました。

2025年版ではトップ3の順位は昨年から変わらない結果に。
とくに『鬼滅の刃』からは1位に禰豆子、同率9位に堕姫、同率16位に胡蝶しのぶが登場。妹キャラの多さが再確認できました。

■ランキングトップ10

[“妹”キャラといえば? 2025年版]
1位 竈門禰豆子 『鬼滅の刃』
2位 谷崎ナオミ 『文豪ストレイドッグス』
3位 星野ルビー 『【推しの子】』
4位 神楽 『銀魂
5位 フランドール・スカーレット 『東方Project』
6位 司波深雪 『魔法科高校の劣等生
6位 周防有希 『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』
8位 野原ひまわり 『クレヨンしんちゃん
9位 うずまきヒマワリ 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』
9位 レム 『Re:ゼロから始める異世界生活
9位 土間うまる 『干物妹!うまるちゃん』
9位 堕姫 『鬼滅の刃』
9位 碧棺合歓 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』
9位 銀 『文豪ストレイドッグス』

(回答期間:2025年8月19日~8月26日)

■ランキングトップ20

[“妹”キャラといえば? 2025年版]
1位 竈門禰豆子 『鬼滅の刃』
2位 谷崎ナオミ 『文豪ストレイドッグス』
3位 星野ルビー 『【推しの子】』
4位 神楽 『銀魂』
5位 フランドール・スカーレット 『東方Project』
6位 司波深雪 『魔法科高校の劣等生』
6位 周防有希 『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』
8位 野原ひまわり 『クレヨンしんちゃん』
9位 うずまきヒマワリ 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』
9位 レム 『Re:ゼロから始める異世界生活』
9位 土間うまる 『干物妹!うまるちゃん』
9位 堕姫 『鬼滅の刃』
9位 碧棺合歓 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』
9位 銀 『文豪ストレイドッグス』
15位 温水佳樹 『負けヒロインが多すぎる!』
16位 ベラルーシ 『ヘタリア Axis Powers』
16位 天馬咲希 『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』
16位 木之本桜 『カードキャプターさくら
16位 梓川かえで 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
16位 胡蝶しのぶ 『鬼滅の刃』

(回答期間:2025年8月19日~8月26日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
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