“内山昂輝”の声以外考えられない!? センター分け、ゲーマー、孤高の天才…2025年夏～秋アニメのハマり役をチェック！

『機動戦士ガンダムUC』バナージ・リンクス、『ハイキュー!!』月島蛍、『呪術廻戦』狗巻棘など、数々の人気キャラクターを演じてきた声優・内山昂輝さん。これまで担当した役の傾向から、「ダウナー系イケメンボイス」のイメージが強い方も多いのではないでしょうか？

2025年夏アニメも、「内山さんの声以外考えられない！」と思えるほどのハマり役が多数登場しました。なかでも話題になったキャラクターと、注目ポイントを紹介します。

■約3分で心が満たされる！ 『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』カート
各話約3分30秒×12話という短い尺でありながら、キャラクターの魅力や独自の世界観などが話題になった『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』。内山さんが演じたカートも、大人気のキャラクターです。

元軍人で戦闘が得意、他者への関心が薄い、普段はゲームばかりしているなど、キャラクター設定にも気になる要素が多いカート。センター分けの髪型や、クールな目元などもかっこいいです。

そんなカートの魅力をさらに引き出したのが、内山さんの声。演技ではなく素で話しているかのようなナチュラルな発声、相方のマックスとの息の合った掛け合いなどがクセになります。とくに第7話「仕事と見返り」では、カートの意外な一面に心がキュンとなること間違いなし！

■オンとオフのギャップがずるい！ 『怪獣８号 第2期』鳴海弦
『怪獣８号 第2期』では、防衛隊最強の男と呼ばれる、第1部隊隊長の鳴海弦を演じました。

ずば抜けた戦闘力を持つ鳴海ですが、普段はゲーム中毒で不真面目な人物。第13話「怪獣兵器」では食事も摂らずに布団を被ってゲームに熱中する姿に、新人隊員もドン引きしていました。ゲーム中にぶつぶつと呟く内山さんの鬼気迫る声色や、部下に蹴飛ばされたときの脱力感のある悲鳴にも注目です。

そんな鳴海ですが、戦闘モードになると雰囲気が一変。余裕を感じさせつつも、圧のある低音ボイスで周囲を圧倒します。オンとオフの切り替えがあるおかげで、内山さんの演技の幅が感じられるキャラクターです。

■劇場でも内山さんの声を堪能！ 『ひゃくえむ。』財津
陸上100m走に人生を懸けた人々を描いた映画『ひゃくえむ。』では、日本トップの実力者・財津を演じています。

淡々とした語りと、独自の価値観が詰まったセリフは、まさに孤高の天才にぴったり。内山さんの声が加わることで、財津の「只者ではない」存在感が、さらに際立ちました。

一方で、終盤で後輩たちに託す言葉からは、温かさや純粋さも感じられるはず。内山さんの繊細な声色や息づかいを、映画館の音響でじっくり味わってください！

■2025秋アニメも、内山昂輝ボイスの宝庫！
2025年10月から放送が始まるTVアニメにも、内山さんは多数出演しています。

なかでも注目したいのが『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』の死柄木弔。約10年にわたって放送されてきたTVシリーズがついに完結するとあり、内山さんの死柄木ボイスの集大成を感じられそうです。狂気のなかに潜む死柄木の寂しさを、内山さんはどう表現するのでしょうか。

また、ストリートダンスに打ち込む高校生たちを描く『ワンダンス』では、内山さんが主役の小谷花木（カボ）を演じます。カボは吃音症に悩む高校1年生。目立たずに高校生活を過ごそうと思っていたものの、ある日目にした湾田光莉のダンスをきっかけに、言葉のいらない自己表現にのめり込んでいきます。難しい役どころではありますが、これまでとはまた違った内山昂輝ボイスが聞けそうで、期待が高まります！

『SAKAMOTO DAYS』楽、『夢中さ、きみに。』江間譲二、『ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション』イデア・シュラウドなど、2025年夏～秋アニメで内山昂輝さんが演じたキャラクターは、ほかにもあります。映像とともに、内山さんの声も何度も聞いて楽しんでみてはいかがでしょうか。