秋アニメ『ワンダンス』が2025年10月8日23時45分より放送スタート。第1話「湾田さんのダンス」に「ダンスやばいアニメのクオリティ凄い」「ダンスのシーンが綺麗で見入っちゃう」などネット上は盛り上がった。


『ワンダンス』は、珈琲が月刊コミック誌「アフタヌーン」に連載中の“ストリートダンス×恋愛”マンガだ。吃音症(きつおんしょう)があり、人前で話すことが苦手な高校生・小谷花木(こたに かぼく)が、卓越したセンスでダンスを踊る同級生・湾田光莉(わんだ ひかり) に惹き込まれ、言葉がいらない“フリースタイル“なダンスの表現に挑む青春ストーリー。

加藤道哉が監督・脚本・VFXを務め、マッドハウスとサイクロングラフィックスがアニメーション制作を担当。主人公・カボこと小谷花木役を内山昂輝、ワンダこと湾田光莉役を羊宮妃那が演じている。ダンスパートのモーションキャプチャーは、カボはダンサーのKAITA、ワンダはダンサーのKANATAが担当した。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

『ワンダンス』のオープニングが始まるや、「OPがもう良き」「オープニングがおしゃれ、ダンスシーンどんな感じか気になるな」「BE:FIRSTの曲、カッコ良すぎる!!」とネット上はいきなり大興奮。オープニングを飾るのは7人組ダンス&ボーカルグループのBE:FIRSTによる「Stare In Wonder」だ。

ダンスPVも公開中で、原作・珈琲も自身のSNSに「BE:FIRST+KAITAさんReiNaさんによるダンスPV、もう何度も観てますが凄すぎる 全ジャンル網羅しようとしてるんじゃないかという遊び心と後半にかけてどんどん上がっていくとんでもない熱量 命削って踊ってる感カッコよすぎる ぜひ観てください」とつづっている。

第1話。友人からは「カボ」と呼ばれる小谷花木。
高校に入学したある日、校舎内の片隅でダンスを踊る女子生徒を見かける。現代文の合同授業で隣の席になったその女子生徒の名前は、湾田光莉。

カボは「わ、わ、湾田さんって、ダ、ダンス好きなの?」と話しかける。吃音症のカボは「こ、こういう話し方だけど、き、き、緊張してるわけじゃいから、き、気にしないで」と噛みながら説明すると、湾田(以下、ワンダ)は「うん、気にならないよ」と気にすることはない。

体育の授業後、カボは後片付け中に「小谷くんは、ダンスに興味があるの?」とワンダに質問される。「あ、あんまり……」と答えるカボには、中学の時のトラウマがあった。

体育でダンスをした際、先生が撮影した映像には「信じられないくらいダサい動きをした自分がそこにいた」ため、クラスメイトたちに自分が笑われているように感じた。それ以来、他人のダンスでも見てると恥ずかしくなってしまう。

「人前で踊るの勇気いるもんね、しょうがないよ」とワンダ。

ダンス部に入ったワンダ。カボから「な、なんでさ、ダンスなの? なんで踊りたいの?」と訊かれ、「好き、だから」と答えるが「たしかにそう言われたらなんでなんだろうなぁ」と考える。ワンダは「でも、“しゃべらなくていい”っていうのは、いいよね。
私もあんまり口で伝えるの得意じゃないから」と続けた。その言葉に目を見開くカボ。

その日の夜、吃音克服発声法で練習するカボは手を止めると、歌手スキャットマン・ジョンの動画を見始める。彼は吃音症でも自己表現を諦めず、「ski-ba-bop-ba-dop-bop」で世界的な大ヒットを飛ばした。

(聞いた話では、このPVの出演者はみんな吃音症らしい)というカボの心の声にネット上も反応。

「スキャットマンだー!懐かしい!」「スキャットマン吃音症なの知らなかった…」「アーティスト自身が吃音症なのは知っていたけど、MVの出演者全員が吃音症の方だったってのは初耳だったなぁ」

作中で実際にPVが流れたことにも「スキャットマンMV、本物流れるの熱いな」「実写くるんだ」「ダンスパートだけでなく音楽が挟まるの良いな~」と視聴者たち。

またある日、カボは校内で踊るワンダを目撃する。『ワンダンス』PV第1弾でも一部が披露されたYaffle feat. 荒巻勇仁「Get Something Out of Your Mind」だ。

『ワンダンス』のダンスの演出にはモーションキャプチャー技術を用い、ダンサーの動きを収録してアニメーションに反映させている。そのため、キャラクターの動きもまるで人間のようにスムーズだ。

「湾田さんのダンスやばいアニメのクオリティ凄い」「モーションキャプチャーの動きをしっかり捉えているよな ここまでぬるぬるな感じ良き」「モーションキャプチャーがアニメに使われるとこういう感じになるんだねー」「ダンスがよりリアルだ」「アニメでも細かく本格的な表現が出来る良い時代になったなぁ」

ネット上では感心する声が集まり、また「作中に実在する楽曲流してくれるの本当に画期的だなぁ」というコメントも。

ワンダのダンスを見てカボは「言葉がなくても伝わってくる。
なんかすごく、フリーだ……」と釘付けになった。そして「お、俺、ダンス部に入りたいんだけど」と伝える。ギクシャクしたダンス「ランニングマン」を見せながら……。

ワンダに魅せられ、一歩を踏み出したカボにネット上では「カボくんのこれからの成長が楽しみ!」「すごく引き込まれてしまった!カボくん頑張れ」「主人公がどう変わってくのか楽しみだな 女の子もなんか独特で可愛い」「湾田さんのダンスシーン、花木くんと一緒に見惚れてしもた…」「作中で流れる楽曲が紹介されるの音楽へのリスペクト感じたなー」「ダンスのシーンが綺麗で見入っちゃう」など、カボに対する期待や音楽へのコメントが多く寄せられた。

ワンダを演じる羊宮妃那も放送後、「素敵な音楽とかっこいいダンスシーン 熱が込みあげてくるような感動があり もっともっと見ていたくなりました 湾田ちゃんから紡がれる言葉にも とても惹かれます... カボくんたちのこれからを 最後まで見守っていただけますと幸いです」とコメントを投稿している。

カボがラストで披露した「ランニングマン」。ED主題歌「Wondrous」を担当する5人組ダンス&ボーカルグループのELSEEから、KARINがテクニックを披露する動画も公開中だ。

ED主題歌「Wondrous」は、『ワンダフル』Special Editionも公開されている。

アニメーション同様に注目される作中で使用される楽曲。第1話では約30曲が登場し、順次配信も始まっている。

『ワンダンス』はスポーツ庁ともタイアップ。こちらも今後の展開が楽しみだ。


『ワンダンス』は毎週水曜よる11時45分からテレビ朝日系全国ネット“IMAnimation W”枠ほかにて順次放送。配信は毎週木曜0時15分からディズニープラスで全話見放題(独占)、そのほかの配信サイトでは10月10日0時より順次開始する。

■TVアニメ『ワンダンス』
<スタッフ>
原作:珈琲(講談社「アフタヌーン」連載)
監督・脚本・VFX:加藤道哉
総作画監督/キャラクターデザイン:田崎 聡(崎は「たつさき」) 今村大樹  
3DCG監督:秋山侑輝 設楽友久
モーションキャプチャスーパーバイザー:杉本 玲 
美術監督:渡邊洋一 
美術デザイン:佐藤英樹 
色彩設計:笹 愛美 
映像演出:飯田甘奈 
撮影監督:井関大智 
編集:木村佳史子 
音響監督:はたしょう二 
音響効果:出雲範子 
劇伴音楽:千葉 "naotyu-" 直樹
音楽プロデューサー:千田耕平 金野沙矢香
ダンスプロデューサー:RIEHATA
アニメーション制作:マッドハウス×サイクロングラフィックス 

<キャスト>
小谷花木:内山昂輝
湾田光莉:羊宮妃那
宮尾恩:諏訪彩花
厳島伊折:増田俊樹
壁谷楽:内田雄馬
巧宇千:林勇

<ダンスキャスト>
小谷花木:KAITA
湾田光莉:KANATA
宮尾恩:ReiNa
厳島伊折:YOUTEE
壁谷楽:YU-KI

<主題歌>
オープニングテーマ:『Stare In Wonder』 BE:FIRST(B-ME)
エンディングテーマ:『Wondrous』 ELSEE(Epic Records Japan)

<劇中歌提供アーティスト>※五十音・アルファベット順
荒巻勇仁/Alisa/Black Boboi/Daigo Sakuragi/FUNI/GZO/Hidetake Takayama/Jazztronik/JiN,Seann Bowe/Jua/Kaztake Takeuchi/Marcello Jonno/Michael Yano a.k.a ARK/MONJOE/RIEHATA/RIKKI/Sahnya/Scatman John/Shinichi Osawa/Shinichiro Murayama/Toru Ishikawa/URU/Weauxmaque/Wez Atlas/Yaffle
(C)珈琲・講談社/ワンダンス製作委員会
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