『名探偵コナン』は原作者・青山剛昌によるコミックスが107巻を超え、全世界で累計発行部数が2.7億部を突破する。TVアニメシリーズも放送1,100回を超えるなど、その勢いはとどまることを知らない。
今年公開された劇場版の第28弾『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』は興行収入146.6億円を記録し、3年連続での100億円突破および2年連続での観客動員数1,000万人突破という、邦画初の新記録を打ち立てた。
その最新作となる第29弾『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』は、つい2日前にタイトルが発表され、主要キャラクターが描かれた青山描き下ろしのティザービジュアルも公開されるなど話題に。それに合わせて、すでにさまざまな謎も浮上している。
■『堕天使』←だてんし 読めるタイトルにザワザワ
劇場版『名探偵コナン』といえば、昨年の『隻眼の残像(フラッシュバック)』をはじめ、『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』『黒鉄の魚影(サブマリン)』『紺青の拳(フィスト)』『絶海の探偵(プライベートアイ)』など、初見では絶対に読めない難読タイトルが付くのが“あるある”。劇場版コナン最新作の発表時期が来ると「次はどんなタイトルになるんだ!?」と毎回ネット上で話題になっている。
しかし今回のタイトルは『ハイウェイの堕天使(はいうぇいのだてんし)』……読める、読めるぞ!
それではここで、タイトルとあわせて公開されたストーリーを読んでみよう。
【ストーリー】
コナンと蘭・園子・小五郎は、バイクの祭典「神奈川モーターサイクルフェスティバル」が開催される横浜・みなとみらいに、バイク好きの世良真純と向かっていた。するとコナン達が乗った車の上を飛び越え現れた、暴走する謎の“黒いバイク”。そしてそれを追っていたのは、蘭がいつか見た「風の女神様」神奈川県警交通機動隊の萩原千速だった―
しかし激しいカーチェイスの末、千速のバイクは大破し、あと一歩のところで取り逃がしてしまう。
その後、コナン達が横浜のフェス会場に到着すると、ある最新技術を搭載した白バイ「エンジェル」のお披露目が行われていた。
犯人の正体、そしてその目的とはいったい何なのか―
そしてなぜか千速の脳裏によぎる、弟の萩原研二とその同期・松田陣平との記憶…
風の女神(エンジェル) VS 黒き堕天使(ルシファー)
旋風巻き起こす史上最速(リミットブレイク)バトルミステリー、いざ開戦(レーススタート)!!
“堕天使(ルシファー)”とガッツリ当て字になっている。
タイトルにある堕天使とは、このルシファーのことではないのだろうか?
■松田陣平・萩原研二は物語にどう絡んでくるのか?
あわせて公開されたティザービジュアルに描かれたのは、今年のメインキャラクターだと思われる萩原千速。そして、すでに死亡が確認されている千速の弟・萩原研二と、その同期・松田陣平の姿も……。
この2人といえば、ご存じ降谷零、そして伊達航、諸伏景光と5人で「警察学校組」と呼ばれているキャラクター。そして、降谷以外はすでに殉職している。
劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』で降谷の過去が描かれる上で登場したのだが、今作ではどのように物語に関わってくるのだろうか。
■舞台は横浜!今年は何が爆破されるのか?
ストーリーを読んで判明した、今年の舞台になるのは「横浜」だということ。
劇場版『名探偵コナン』といえば、爆発が頻繁に起こったり、舞台となった場所の建造物が爆破されることも“あるある”に。『名探偵コナン から紅の恋歌』ではテレビ局が、『名探偵コナン ゼロの執行人』では東京サミットの会場が、『名探偵コナン 紺青の拳』に関してはシンガポールという国自体を破壊しようとする人物が現れたり……。
今年は一体横浜のどこが爆破されてしまうのか。
『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の公式発表情報はまだわずか。これから公開までに、続々と情報が公開されていくだろう。
色々と想像して、期待しながら公開を楽しみに待とう。
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