公開20周年を迎える今敏監督のアニメ映画『パプリカ』とコラボレーションした、パルコの冬の大セール「パルコグランバザール」が2026年1月2日より開催される。開催に向け、映画に登場するキャラクターたちが東京・渋谷の街を”侵食”するCMが公開中で、期間中はオリジナルグッズが当たる抽選会やノベルティ企画が行われる。


『パプリカ』は、筒井康隆による同名小説を原作に今敏監督のもとマッドハウスがアニメーション制作を手掛けた、2006年公開のアニメ映画だ。精神医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる画期的テクノロジー“DCミニ”が盗まれた。それを機に、研究員たちは次々と何者かに支配されるかのように、奇怪な夢を見るようになってしまった。
謎の解明に挑む美人セラピスト・千葉敦子は極秘のセラピーを行うべく、性格も容姿もまったく別人格の“夢探偵パプリカ”に姿を変え、クライアントの夢の中へと入り込む。しかし、完全に操られた夢の中で、パプリカをおぞましい罠が待ち受ける……と展開していく。

筒井作品のファンでもある今敏監督が、緻密で豪華な映像美とトリッキーな場面転換で、難しいとされてきた映像化を現実のものとした作品である。楽曲は、今敏監督の創作に多大な影響を与えた巨匠・平沢進が担当した。
「第63回ヴェネチア国際映画祭」のコンペティション部門出品作品、「第19回東京国際映画祭」のanimacs TIFF 2006 x digital TIFF 共同オープニング作品となったことをはじめ、各国の映画祭でも高い評価を受けた映画史上に輝く名作アニメとして知られる。公開20周年を迎えることを記念し、2026年1月2日より4Kリマスター版としては初の全国上映が行われる。

そんな本作とのコラボレーションにより開催される「パルコグランバザール」のCMは、作品を象徴するキャラクター“有象無象(うぞうむぞう)”たちが東京・渋谷の街に出現するもの。映画の中でも印象的な平沢進の楽曲「パレード」とともに、渋谷の街を侵食しながらどこかへにぎやかに行進していく。

そしてラストは、エレベーターガールに扮した主人公・パプリカがグランバザールへ誘う姿で締めくくられる。
“現実が夢に犯されていく”物語から着想を得た、現実とアニメーションが入り混じるCMは必見だろう。

また、その開催期間中は『パプリカ』オリジナルグッズなどが当たる「GRAND BAZAR抽選会」や、対象のレストラン・カフェでの角度を変えると絵が動く「オリジナルブックマーカー」の配布などが行われる。このほか、抽選でグッズが当たるSNSプレゼント企画、林原めぐみ演じる主人公・パプリカによる館内放送、POPUP SHOPの開催にコラボ自動販売機の設置など目白押しだ。

公開20周年を迎える今敏監督のアニメ映画『パプリカ』とコラボレーションした、パルコの冬の大セール「パルコグランバザール」は2026年1月2日より開催される。特設WEBページでは、“夢の侵略”をモチーフにした仕掛けも楽しめるのでぜひチェックしてみよう。

開催概要
タイトル:パルコグランバザール
会期:2026年1月2日(金)~1月12日(月・祝)
※渋谷・錦糸町PARCO:2026年1月3日(土)~1月12日(月・祝)
対象店舗:全国PARCO15店舗
(札幌・仙台・浦和・渋谷・池袋・調布・ひばりが丘・錦糸町・吉祥寺・静岡・名古屋・心斎橋・広島・福岡PARCO・PARCO_ya上野)
(C)2006 MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.
編集部おすすめ