この異常なまでの盛り上がり、一体何が起きているのか。リサーチ・アンド・イノベーション社が、同社の開発・運営によるポイ活アプリ「CODE」の購買データからその裏側に迫った。
同社が保有する購買データによると、おもちゃシールの売り上げは昨夏を境に急上昇していることが分かる。これまでは特定のアニメファンや子どもたちが中心だった市場だが、最近はどうやらその域から飛び出している様子がうかがえる。
数あるシールの中でも、存在感が突出しているのが「ボンボンドロップシール」(以下「ボンボンドロップ」)だ。次に売れている「うるちゅる」シリーズと比較しても差は大きく、ブームの主役と言える状況にある。立体的で映えるビジュアルがSNSと相性抜群であり、人気キャラクターとのコラボも追い風となったと考えられる。
そもそも、シール帳やシール交換といった遊びは、2000年代初めの女子小学生の間で流行したものだった。それが今、平成リバイバルに合わせて、当時の「平成女児世代(現在は20代)」の間で再燃した。そこにSNSを通じて令和の女子小学生も合流したことで、世代を超えたムーブメントとなっているのだ。
実際に20代以上の購入者を確認すると、20代は独身女性の購入が多いのに対し、30代・40代は子持ちの女性、さらには男性(パパ層)の購入も目立つことが分かる。
しかし、現状はこのブームに供給が追いついていない。Googleトレンドを確認すると、急増した関連語句には「どこで買える」「入荷」「在庫」「再販」といった切実な言葉が並ぶ。アプリ「CODE」にも、「とにかく見付けたら買わないと、次買おうなんて売ってないから」「やっと出会えた!」「手に入らないものなので、やっと手にしてかわいいと感動」「ゲリラ販売に出くわし、たまたま買えました」といった口コミが寄せられ、まるで宝探しのような報告が相次いでいるという。
では入手困難な「ボンボンドロップ」は、いつ・どこに行けば入手できるのだろうか。販売個数の多かった上位5チェーンでは、購入個数のピークは1日に2回ある。それは「開店直後」と「在庫補充が行われると考えられるタイミング」だ。
店舗を効率よく回り、本気で購入を狙うのであれば、午前は8時にセブンイレブンに向かい、その足でドン・キホーテやLOFTの開店を狙う。午後は14時頃にイオンに向かい、16時頃にキデイランド、というルートが想定される。「そこまではちょっと……」というライト派は、開店直後の10時台と、多くのチェーンで在庫補充が多い14時台に絞って近場を覗いてみると良さそうだ。
「ボンボンドロップ」を中心としたこの熱狂は、平成リバイバル、SNSの拡散、そして「シールを集める」という普遍的なワクワク感が重なって生まれた。とある平成女児世代の女性は「小学校の頃のシールが今また流行っているのが純粋に懐かしい。当時はなけなしのお小遣いから悩み抜いて買っていたけど、今は大人の財力で好きなだけ買える。
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