1988年に放送された『鎧伝サムライトルーパー』の正統続編として分割2クールで放送されている本作『鎧真伝サムライトルーパー』。前半クールも残すところ来週放送の第12話のみ。
今週放送されたばかりの第11話では、ついに妖邪帝王「羅真我(ラマガ)」と直接対決することとなり、驚きの展開がジェットコースターのように繰り広げられました。

これまでも前作『鎧伝サムライトルーパー』のキャラクターが登場したり、前作にまつわるネタが盛り込まれたりしましたが、第11話ではその傾向がもっとも強く、とある場面では視聴者から歓喜の声が上がることも。

そこで本稿では、それら小ネタを軽く解説しつつ、Xに投稿されたポストを中心に視聴者の反応を紹介したいと思います。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
◆どこまで絶望させるの……?
前回、第10話で「羅真我(ラマガ)」と対決しようとしたものの、罠に落ちて大切な人と戦うことになってしまった凱たちサムライトルーパー。相手はカイライに変貌させられた新垣美麗で、もはや人としての尊厳も踏みにじられ、意識さえ残っていません。前話数で視聴者からも悲鳴が飛び、絶望的な状況のまま1週間を待つことになってしまったわけですが、はたして彼女は助かるのでしょうか?

そのような状況だったため、視聴者は番組開始直後から「鎧真伝始まった。美麗助かってくれ……」「開始1分でもうしんどい。みんな助かれ!!」と祈るような気持ちです。

しかし現実は非情なもの。凱は覇皇帝のパワーで“美麗だったモノ”を斬り伏せることになってしまいます。
脳裏をよぎるのは楽しかった美麗との日々。トレーニングでふくれ面されたり、一緒に楽しく飲み交わしたり、時にはケンカをすることもありました。笑顔で凱たちに手を振るその明るさは、今となってはただ残酷なだけです。

「美麗、安らかに……眠れ」

凱の声ににじむ虚しさ。視聴者も「こういう(笑顔)シーンがあるとやっぱ辛いな……」「まじか……」と肩を落とします。

この展開は敵であるはずの十勇士にとっても予想外のものでした。彼らは美麗が解放されると言われていたため、手段を選ばない「羅真我(ラマガ)」に不信感を抱きます。それは何も彼らが美麗を大切に思っているからではありません。仲間の十勇士が生贄にされたことで、彼らもまた不信感を募らせていたのです。そしてその想いは、ただひとり「羅真我(ラマガ)」を擁護するサイゾウに向けられました。

「教えてくれ、俺たちの戦いに命を懸ける価値はあるのか?」

しかし現状、従うしかない十勇士と、いまだ正義が何なのか分かりかねているサムライトルーパーは、心に霧がかかったままでも最終決戦に挑まなければなりません。十勇士は「羅真我(ラマガ)」の忠実な手下として、サムライトルーパーは「羅真我(ラマガ)」を倒すヒーローとして、2つの陣営が“戦場”で相まみえることとなりました。


この正義を問うセリフについて、視聴者は「このアニメ、見てる方も何が正義なのかわからんのよ」「戦えば戦うほどわからなくなるのは視聴者もだぜ!」と同調します。なにしろ本作は勧善懲悪だった前作と異なり、さまざまな価値観や立場から多角的に“正義”を描いているのが特徴です。とくに凱がその典型で、かつては生粋の妖邪として人間の命を簡単に奪っていました。しかし今は大切な人を失い、「心の痛み」を知る人間として剣を握っています。はたしてその戦いはどのような結末を迎えるのか?

その答えはすぐに視聴者につきつけられました。なんと覇皇帝を呼び出すため、あえて「羅真我(ラマガ)」は全都民をカイライに変化させてサムライトルーパーたちの心をひとつにしようとしたのです。その方法とは、35年前に妖邪帝王「阿羅醐(アラゴ)」が東京全土にバラまいたという負の感情を刺激すること。その負の感情は一度でも東京の地を踏んだ人間を蝕み、きっかけを与えるだけでいつでもカイライに変化させられるという呪いにも似たものでした。

そのせいで次々とバケモノに変化させられてしまう人々。幼い兄弟は泣き叫びながら化け物に変化させられ、親子は助けを求める声さえ飲み込まれるようにして醜い姿に変えられてしまいます。もはや都民は誰もが化け物。視聴者は2話連続で訪れる“えげつない展開”に「お前どこまでエグいんだよ」「おいおい、どうすんだこれ」「絶望しかない」と声も出ません。


「なんでだよ……。まともに話したこともねぇやつらがカイライになっただけじゃねえか……。なのに、なんで苦しいんだよ……。なんでこんなに……痛ぇんだよ!」

こうして凱は再び覇皇帝の鎧を武装し「羅真我(ラマガ)」との一騎打ちを開始。ナスティは遼からプレゼントされた鈴に願いを込め、純は「遼兄ちゃん、目を覚ましてくれ!」と祈ります。

この鈴とは「覇者の勾玉」に取り付けられたアクセサリーで、かつて遼たちを導いた雲水「迦雄須(カオス)」がつねに手にしていたという錫杖と同じ効力を持つものです。この鈴の音を遼に聞かせることで、ナスティは「羅真我(ラマガ)」に取りこまれた遼を目覚めさせようとしていたのでした。

またこの時の純の「遼兄ちゃん」という呼び方は前作『鎧伝サムライトルーパー』そのままの呼び方であり、前作ファンは「はわー! 純の“遼兄ちゃん”聞きたかった!」「純はまだちゃんとリョウ兄ちゃんって言ってるのね」と懐かしそうに目を細めます。

結果、それらの想いはようやく通じ、覇皇帝の鎧を乗っ取って優位に立っていた「羅真我(ラマガ)」を揺るがせます。なんと遼が覚醒したことで内部から身体の自由を奪われてしまったのです。そして凱の魂の一撃もあってようやく遼は「羅真我(ラマガ)」から解放されたのでした。

この身体の自由を奪い「オレを斬れ!」と遼が訴える展開は、まさに前作『鎧伝サムライトルーパー』で描かれた最終決戦のオマージュです。
気付いた前作ファンも「遼、また貴方を斬らなきゃならないのか」「またかよ遼!」「前作最終回のオマージュだ」とザワつかせます。

さらに解放された遼が凱と肩を並べて立ち、「羅真我(ラマガ)」と対峙するラストシーンでは「新旧揃い踏みとか熱すぎるだろ」「うわーこの展開嬉しい!」「遂にこれで新旧主人公がそろったな」と歓喜の声が飛ぶ一方、「遼の復活で泣いた……」「涙止まらん……。え、え……。おかえり遼!」と、ようやく叶った“再会”を喜ぶ声もありました。

はたして次回、前半クール最終回で遼は38年ぶりの武装シーンを魅せてくれるのか?

なお次回予告では遼を演じる草尾毅さんがナレーションを担当。前作のキャッチコピーである「俺の心を鎧が走る」を本作で初披露し、こちらも「本家の“俺の心を鎧が走る”ですやん!」「“俺の心を鎧が走る”きたああああああああ」「待って今初めて“俺の心を鎧が走る”って言った!」と、予告でも“燃える”展開に。

そのほか、「ずっと烈火のリョウ推しだったので、すみません。発狂しました」「とりあえず来週までにまた1話から観なおす」「遼、戻ってくるって信じてた。だから当麻たちも絶対無事だって信じてる」など、まるで「君を眠らせない」と言われたかのように夜遅くまで熱い想いを綴っていました。

次回放送は最速で3月24日(火)23時30分。泣いても笑ってもあと1話です!

◆◆◆『鎧真伝サムライトルーパー』放送情報◆◆◆

【STAFF】

原作:矢立 肇 監督:藤田陽一 シリーズ構成・脚本:武藤将吾 メインキャラクターデザイン:室田雄平 ヴィランキャラクターデザイン:ことぶきつかさ ヨロイギアデザイン原案:岡本英郎 アニメーションヨロイギアデザイン:鈴木卓也 総作画監督:山中純子、田中智子 メインアニメーター:西村博之 画面設計演出:齋藤 瑛 美術監督:田山 修 色彩設計:田中美穂 CGディレクター :鈴木雅臣、高橋圭佑(高は「はしごだか」) 撮影監督:石黒瑠美 編集:坂本久美子 音響監督:田中 亮 音楽:片山修志(Team-MAX) アニメーション制作:サンライズ 製作:「鎧真伝サムライトルーパー」製作委員会

【CAST】

凱:石橋陽彩 上杉魁人:榎木淳弥 北条武蔵:村瀬 歩 北条大和:武内駿輔 石田紫音:熊谷健太郎 織田龍成:増田俊樹 新垣美麗:Lynn 羅真我:小西克幸 サスケ:佐藤拓也 サイゾウ:鳥海浩輔 カマノスケ:寺島拓篤 セイカイニュードー:杉田智和 イサニュードー:天崎滉平(崎は「たつさき」) ネヅ:鈴村健一 アナヤマ:沢城千春 ウンノ:竹内良太 カケイ:遠藤大智 モチヅキ:熊谷俊輝

【TV放送】

2026年1月6日(火)より放送中

TOKYO MX 毎週火曜23時30分~

関西テレビ 毎週火曜25時19分~

BS11 毎週水曜24時00分~

【配信】

2026年1月6日(火)より毎週火曜24:00~配信中

U-NEXT、アニメ放題、dアニメストア

【見放題配信】

2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中

ABEMA、FODプレミアム、J:COM STREAM、TELASA、DMM TV、バンダイチャンネル、Prime Video、Pontaパス、milplus見放題パックプライム、Lemino

【都度課金配信】

2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中

J:COM STREAM、TELASA、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、Prime Video、music.jp、milplus

HAPPY!動画 ※2026年1月13日(火)12:00~

・ムービーフル ※2026年1月12日(月)12:00~

・ニコニコチャンネル ※2026年1月10日(土)1:00~

【見逃し無料配信】

2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中

TVer、カンテレドーガ

2026年1月10日(土)より毎週土曜0:30~配信中

ニコニコ生放送

2026年1月10日(土)より毎週土曜1:00~配信中

ABEMA

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