その頑張りは視聴者が心配するほどの必死さにあふれていたようだ。
5月29日放送の「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)では、昨年6月から“出川ガール”に加わったモデルの横田真悠が、身体を張ったロケに挑戦した。
今回は「大自然でお料理ツアー」と題して、出川と横田の二人はまず長野県の安曇野を訪問。横田はいきなりワサビ寿司の洗礼を受け、顔をしかめていたのである。
「出川によると、普通はみんな途中でバケツに吐き出したりしてしまうとのこと。完食した横田を出川は『ようこそバラエティへ』と評価していましたが、のっけからこれほど身体を張って大丈夫なのかと心配になりましたね」(テレビ誌ライター)
この安曇野では地熱が100℃近くに達する焼山という場所で、みそ汁作りや釜炊きごはんに挑戦。二人して「熱い熱い!」と大騒ぎしながらも、なんとか地熱料理に成功していた。だがこの段階で視聴者は不安を感じていたという。
というのも熱系のロケは一瞬で事故になりかねない恐れがあり、危険度が高い。1993年には少年隊の植草克秀がロケ中に80℃もの温泉に両足を入れてしまい、出演中のドラマをしばらく休んだという事故もあったほどだ。
幸い、焼山ロケでは無傷で済んだようだったが、次は高知県に場所を移し、今度は零下40℃の冷凍庫内でアイスクリームを作るというロケに挑戦。二人はこれといった防寒着を着ることもなく、交代で何度も冷凍庫に出入りしていたのである。
「おそらくロケ隊に北国出身者がいなかったのでしょう。寒さによる体調不良や凍傷はパッと見では分かりづらく、経験者じゃないとその辛さや怖さが分からないもの。
そして極めつけは滝の力を利用して、バターを作るというロケだ。高さ30メートルの滝に入った二人は強烈な水圧に加えて、水温15℃という冷たさとも戦うことに。おそらくは冬の海に対応したドライスーツを着用していたはずだが、頭部や手は丸出し。冬山登山では体温の9割が頭部から奪われるというのは常識のはずだが…。
案の定、横田はモデルにも関わらず鼻水を垂れ流すことに。二人は40分にもわたって滝を浴び続けていたが、最後は寒さのあまり手がけいれんする始末だ。できあがったバターをパンに塗る手にも力が入らず、その状態のままロケは続行されていたのである。
「これだけ身体が冷えたら、すぐにお風呂に入れたりしないと命の危険さえありえるレベルです。リアクション王の出川はもちろん、横田も出川ガールとして結果を残したいでしょうから、22歳という若さにまかせて無茶をしていたのでは。今回のロケでは触れたら火傷確実の地熱や、低体温症の症状すら垣間見せていた滝行など、さすがに無理し過ぎだったように見えました。この調子ではいつ『イッテQ!』のロケで死傷者が出るのか、ガチで心配になってきます」(前出・テレビ誌ライター)
新型コロナ禍の影響で海外ロケがほとんどできず、やっと前回の放送でガンバレルーヤがアメリカロケに行ってきた「イッテQ!」。
しかし横田の手が寒さで震えている姿を見るのは、視聴者にとっても面白さを通り越して心配ばかりが募るというもの。願わくば出川ガールたちがケガや病気に遭わないうちに、方向転換していただきたいところだ。
※トップ画像は横田真悠公式インスタグラム(@yokota_mayuu)より。