※撮影はすべて我が家の敷地内で行なっております

 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、スズキの軽自動車「ラパン」についてレポートします。ウサギのエンブレム、丸いライト、ツートンルーフなどかわいいクルマのラパンですが、使い勝手が気になる……、という人も多いのではないでしょうか?


 1週間ほど試乗し、そのなかで気付いた「良かったこと&悪かったこと」を、包み隠さずお伝えしていきます。購入をご検討されてらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!


「ラパン モード」はこんな車

 ウサギのマーク、ツートンルーフ、コロンとした丸いフォルムなど、可愛らしさが特徴のクルマとなっています。女性ユーザーをターゲットとし、外装のみならず、内装デザインや居住性も、親しみやすくキュートな仕様となっています。また、同じラパンという括りの中にも、「可愛いをギュッと詰め込んだラパン」と「可愛らしさの中に、大人っぽさのあるラパン モード」という2種類のモデルがあり、自分の好みにあった方を選択できるのも◎です。ちなみに私は、「ラパン モード」の方を試乗してきました!(残念ながらモードは6月のマイナーチェンジで廃止になりました)


スズキの軽自動車「ラパン」はカワイイだけじゃなく、クルマとしての完成度も高い!

それでは、細かくチェックしていきましょ~!


ラパンのお気に入りポイント その1
やっぱり可愛い外装

 冒頭でもお話ししましたが、ザ・王道の可愛いデザインは、見れば見るほど愛着が湧き親しみやすい雰囲気です。学生時代にクラスの男子が「ラパンに乗っている子はみんな可愛いよな! 逆に、いかついクルマに乗ってる子って微妙じゃね!?」と言っていたのを思い出しました。その後、私と目が合ってめっちゃ焦ってたなぁ……(矢田部は当時ランクル60に乗っていました)。


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 私が1番好きなのは、フロントデザインです。ダイヤ柄のバンパーの真ん中にウサギのマークがちょこんとあるのが、なんともラパンらしいです。


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 ちなみに、このウサギチャンは、内装&外装ともに色々なところに隠れております。ホイールは分かりやすい場所ですが、えっ、こんなところに!? という場所にもいるので、ぜひ探してみてください♪


 あとは、車高が高すぎないのもラパンのデザインにしっくりきているのかなと思いました。軽自動車の規格ギリギリまで大きくしようとしていないので、全体で見たときにバランスが取れています。


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 テールライトなど、丸基調のデザインが多く、後ろから見たフォルムもコロンとしていて可愛いです。


ラパンのお気に入りポイント その2
もちろん内装も可愛い!

 外装だけではなく、内装も可愛いのがラパンのすごいところです!


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 マットは、外装と合わせた濃いブルーになっています。白のストライプ&ラパンのロゴが入った茶色い皮がアクセントとなりレトロ可愛い!


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 シートには、バンパーデザインにも採用されていた ダイヤ柄 が刺繍してあります。ちなみに天井部分もダイヤ柄です。


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 エアコン前が机のようになっているのですが、座卓を思わせる雰囲気でエモいなと感じました。


ラパンのお気に入りポイント その3
かわいいうえに使い勝手がイイ

 1番気に入ったのは、ベンチシートスタイルなところです。足を伸ばしたり、左右に移動がしやすかったので、居間にいる時のようにリラックスできました。


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 インナーバックルを収納する場所もあるので、フラットになるのもGood!


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 運転席&助手席のドリンクホルダーには、600mlのペットボトルは置けますが、紙パックは運転席側にしか置けません。紙パックジュース愛好家の私としては、少し残念なポイントでした。ただ、ドリンクホルダーはギュッと押すと収納できるようになっていて、使わないときは隠せるというのは便利なポイントです。ドリンクホルダー横の引き出しには、ポテトチップスの袋が十分入るほどの余裕があります。


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 アームレストをパカッと開けると、ドリンクホルダーが。紙パック&ペットボトルのどちらも置けますが、運転席側からしか開けることができませんでした。


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助手席側には、コンビニ袋などをかけられるフックが付いています
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助手席後ろには4kgまでかけることができるフックがあります
スズキの軽自動車「ラパン」はカワイイだけじゃなく、クルマとしての完成度も高い!
後席両サイドドアには、ペットボトルが置けるドリンクホルダーが付いています

ラパンのお気に入りポイント その4
座り心地のいいシート&積載量

 シートの硬さは、柔らかめ&少しフワフワしていて座り心地が最高でした。表面も、若干モコモコしていて気持ちいいです。座面を1番下まで下げた状態にして158cmの私が座ると、ヘッドクリアランスは拳4個分くらいです。運転席を私のドライブポジションにすると、膝から前席までの距離は拳4.2個分くらいです。ヘッドクリアランスは拳2個分とちょっと狭めです。また、後席は前後スライド&リクライニングしません。


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 荷室の下に敷いてあるじゅうたんがめくれないように、両端をピンで止めているのですが、重い荷物を載せた際などはじゅうたんが引っ張られ、ピンが抜けてしまうのが気になりました。毎回抜けて、毎回差し込むというのは少し面倒です。


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 足を伸ばして座ることができます。スーツケースなど、余裕で積むことができます。後席を倒して寝転ぶとこんな感じです(↓)。


スズキの軽自動車「ラパン」はカワイイだけじゃなく、クルマとしての完成度も高い!

 斜めに寝ると、頭1個分くらいはみ出てしまいます。下がじゅうたんなので、汚れが付くと拭き取りが大変そうです。


スズキの軽自動車「ラパン」はカワイイだけじゃなく、クルマとしての完成度も高い!

 前席をリクライニングさせると車内を広々使えます。ただ、フルフラットにはならず、ボコボコしているので寝るとなると、シートをひいた方が良さそうです。


ラパンのお気に入りポイント その5
運転しやすい走行性能

 ゆっくり発進と停止&ロールも緩やかで、一般道はとても運転しやすかったです。ただ、高速のカーブを曲がった時に若干柔らかすぎる……と感じる人はいらっしゃるかもしれません。走行音に関しては、めちゃくちゃ静か! というわけではありませんが、普段話している時のボリュームで、会話を楽しめます。ただ、アクセルを強く踏む場面(坂道など)では、エンジン音がかなり気になります。アクセルをベタ踏みすると、唸りながら徐々に加速していったので、フル乗車での坂道や高速はキツそうだなと感じました。


 ということで、今回は「ラパン モード」の長期レビューをしてみました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。



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筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!


 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。


スズキの軽自動車「ラパン」はカワイイだけじゃなく、クルマとしての完成度も高い!

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