YAMAHA/YZF-R25(66万8800円/2022年モデル、写真・取材は2021年モデル)

 教習所はもちろん、取材でもHonda以外のバイクに乗ったことがないモデルで女優の新 唯(あらた・ゆい)さん。そこでYAMAHAのYZF-R25をお借りしたのですが、「久しぶり過ぎて感覚を忘れて怖い」ということで、急遽「トリシティ125」で練習をしたというのが前回までのあらすじ(3輪で安定感のあるヤマハ「トリシティ125」は悪路も快適)。

今回こそはYZF-R25を試乗してもらいます!


YZF-R25は青いフルカウルがカッコイイ

青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
運命の出会い(?)をはたしたモーターサイクルショー2022での一コマ

 そもそも何故にYZF-R25なのか? それは「青いフルカウルのバイク」だからというのが主な理由。というのも唯さんの好き色は青と黒で、さらにバイクはスポーティーなフルカウルが好みなのです。そして今年3月に取材したモーターサイクルショー2022の会場で、YZF-R25に初対面した唯さんは「これ、カッコいい。色がイイ」と、心のブックマークに登録。今回の試乗となったというわけです。実際はYZF-R25という車種名はおろか、YAMAHAのバイクということもわかってはいなかったのですが……。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
YZF-R3(68万7500円・2022年モデル)

 さて、お借りする際にYAMAHAのご担当者様から「新しい色のモデルがあるのですが」ということで、排気量をアップさせた上位モデルYZF-R3のシアンを推された編集部。メーカーの立場からすれば、当然新モデルを紹介してよ、となるわけです。ですが、ここは唯さんの止まらない未来と譲れない願いを抱きしめて断固拒否。モーターサイクルショー2022で展示されていた個体をお借りしました! また今度お願いします。


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YZF-R25/ディープパープリッシュブルーメタリックC
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YZF-R25/ビビットオレンジメタリック2
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YZF-R25/ブラックメタリック12

 ですが、取材後にYZF-R25も2022年仕様にチェンジし新色が発売されていた事が発覚! 青/黒のほか、真っ黒まで用意され、まさに唯さん好みのカラー展開になっているではありませんか! ちなみに新色にはオレンジもあったりします。さらに新型は1kg軽量化されたほか、環境規制への適合とウインカーのLED化、さらにクイックシフターに対応しているそうです。でも今回は初志貫徹です!


YZF-R25に乗ってみよう!

青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
YZF-R25のフロントカウル

 久々の対面に笑顔の唯さん。「目の形がイイですね。

あと大きな口も可愛いですね。あと全体的に丸っこい」と、カウル前面を観察。


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YZF-R25にまたがる唯さん
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YZF-R25にまたがる唯さん
青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
CBR250RRにまたがる唯さん

 まずはまたがってみることにします。ちなみに唯さんの身長は事務所公式サイトによると163cmです。唯さんが乗ったことがある250ccバイクは、Hondaの「CBR250RR」のみ。ということで、記憶の中との比較をしてもらいましょう。「何となくですが、HondaのCBR250RRより足つきがイイですね」という唯さん。どれどれとスマホで調べてみると、YZF-R25のシート高は780mm。CBR250RRのそれは790mm。たった1cmしか変わらないじゃないか! と思ったのですが、小柄な女性には1cmでも大きな違いなのでしょう。ちなみに身長185cmのスタッフがまたがってみましたが、違いはわかりませんでした。「あと、これも何となくですが、前傾姿勢が緩いかな?」とも。

そこで写真を見比べると、確かにCBR250RRの方が前傾がきついように見えます。よく覚えていますね。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
手押しをする唯さん

 試しに手押ししてもらいました。「重さはあまり変わらないかな」というので、車体重量を見ると169kg(YZF-R25)に対して168kg(CBR250RR)と、ほぼ一緒。1cmの違いはわかっても1kgの違いは感じられないようです。


YZF-R25はオシャレでフレンドリー

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YZF-R25
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YZF-R25の変速ペダル
青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
YZF-R25

 ではここでYZF-R25を少しだけ細かく見ていきましょう。エンジンは249ccの直列2気筒で、最高出力は35PS。最大トルクは2.3kgf・mを発生します。新型はオプションでクイックシフトキット(2万2000円)が用意されていて、クラッチを切らずにシフトアップができます(クラッチを切らないでのシフトダウンはできません)。クイックシフトはもともとスポーツ走行で使われていた技術ですが、街乗り時でもすごく便利ですのでオススメのアイテムです!


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フロントブレーキ部

 フロントフォークは倒立型。ブレーキはABS機能が標準装備されています。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
右手ハンドル部
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左手ハンドル部

 ハンドルの右側にはスタータースイッチ、左側にはウインカーとハイビーム/ロービームのライト切替とパッシング、ウインカー、ホーンのスイッチやボタンがついています。「ホーンボタンとウインカースイッチの位置がHondaとは違っているんですね」と唯さん。

Hondaの場合はすぐ近くにあって、うっかりホーンを押してしまうことがあるので、これは便利。


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 メーターは液晶タイプ。モノクロ液晶で見栄えは悪いのですが、個人的には走行中はモノクロ液晶の方が見やすいかなとも。フルカラー液晶は太陽光の加減で見づらい時があるように感じます。見た目はイイのですけれどね。


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 ピリオンシートを外すと、わずかな収納スペースが姿を現します。「これしかないんですか? 何を入れるんですか?」と驚く唯さん。「ここに車検証とかが入っているんですね。あとETC車載器もココにいれるんですか?」と興味津々です。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ

 バイクを走らせてみましょう。エンストを期待したのですが、残念ながらエンストすることなく発進。2速、3速とシフトアップしながら、加速していきます。

そして幹線道路などを一通り走ってみました。その第一声は「MTって楽しいですね」と、乗る前まで「今日は乗ったことにして帰りませんか? 3年ぶりにバイクに乗るような気分で不安なんですけれど」と言っていた人とは思えないもの。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ

 「すごく運転しやすいんですよ。扱いやすいバイクという印象です」と唯さん。「大きさが私にピッタリというか、ちょうどいい感じです。車体が適度に軽くて扱いやすいですし、パワーがちょうどいい感じです。遅くもなくて速すぎるわけでもないというのでしょうか。そして走っていて排気音も低めで心地よいです」と、250ccのよいところを感じ取った様子。


 「カッコいいですし、色もイイですし、サイズもイイですし、扱いやすい。気に入りました!」と、初めてのYAMAHA(厳密には2台目ですが)にニコニコ。「トリシティ125もですが、YAMAHAのバイクって、なんかオシャレ感があって、フレンドリーなんですかね?」という印象を抱いたようです。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ

 そして最後に「久々のバイクでドキドキでしたが、乗ってみるとやっぱり楽しい。

バイクってイイモノですね!」と、笑顔でバイク取材を終えたのでした。次回は何に乗りましょうか?


ヤマハのライディングギアを紹介

青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
Y'S GEAR「YAS72-R エアーフリップパーカ」(2万1780円)

 今回、唯さんが着用しているジャケットは、ヤマハのライディングギアブランドY'S GEARの春夏コレクションのひとつ、ライディングウェア「YAS72-R エアーフリップパーカ」(2万1780円)です。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
YAS72-R エアーフリップパーカのリア
青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
YAS72-R エアーフリップパーカの裏地

 「YAS72-R エアーフリップパーカ」は、オシャレ度の高さはもちろんのこと、高い通気性と着心地の軽さが特徴の1着。広範囲に配置されたメッシュ部分に加え、布帛部分にも通気性をもたせることで走行風を効率よく取り入れ、暑い時期のライディングを快適なものにしてくれます。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ
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ジャケット外側のポケットにはジップがついている

 またフードを使用しない場合には、巻き込んでベルクロにて固定することで走行風によるバタつきを軽減できるのも見逃せないポイント。ジャケットの外側はもちろん、内側にも小物が収納可能なポケットがありますので、お財布などを入れておくのもいいかも。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ

 「YAS72-R エアーフリップパーカ」は、全国のワイズギア取り扱い店のほか、オンラインショップでも販売しています。夏場は半袖で走りたくなりますが、強い日差しは体力を奪いますし、なにより万が一の時に備えて長袖を着用されることをオススメします。もちろんプロテクターの装着をお忘れなく。


青いフルカウルに一目惚れ! ヤマハのバイク「YZF-R25」はすべてがちょうどイイ

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