コロナ禍により、すっかり定着した感のある「テレワーク」。在宅勤務をしている方も多いかと思います。
ということで、今回はクルマをオフィス化できる「カーテレワークデスク」(5万9840円)をご紹介します。これ、実に便利なアイテムなんですよ!
Honda車以外にも使える
汎用性の高さが魅力
「カーテレワークデスク」を販売するのは、Hondaの純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセス。「なんだ、Honda車専用か」と思うことなかれ。このアクセサリーは条件が合えば、Honda車以外にも取り付けできます。
「カーテレワークデスク」は、裏面にパイプやヒモなどがついた大小2本の板と手回しネジ2個で構成されています。
取り付けには、クルマに備え付けられているISOFIXロアアンカレッジを用います。これはチャイルドシートを取り付ける際に用いるもので、最近のクルマなら大抵後席に設けられています。逆に言えば、このISOFIXロアアンカレッジがないクルマでは、「カーテレワークデスク」を使うことはできません。
まず「カーテレワークデスク」の短い方の板(ベースボード)に取り付けられている2本のヒモ(テンションベルト)の先端にあるバックルを、ISOFIXロアアンカレッジに差し込んで固定します。
続いてベースボードの裏側に取り付けられている短い板(サポートパネル)とパイプ(レッグ)を垂直に立てて、板が床面と水平になるよう高さを調整。その後、テンションベルトを思いっきりひっぱります。なかなか力を必要としますが、思いっきり引っ張らないと板がグラグラしますので、ここは頑張ってひっぱります。
続いて取り出したるは長い方の板(デスクボード)。裏面に取り付けられた3本のアルミパイプ(レッグ)を立てます。
最後にベースボードとデスクボードを付属の手回しネジで固定して完成となりますが、ベースボードには6個の穴が設けられています。お好みの場所で固定してよいのですが、実際に組み立てると必然的に2つの穴に絞られると思います。
その時、ネジで固定するのは座席側の方だけの(または後方の)1個だけにされることをオススメします。というのも、2つ固定するとクルマから降りるのが大変になるから。1個なら上の板を円運動させるだけで降りることができます。
15インチのゲーミングノートが
ラクラク置けるスペース
さて、実際にクルマの中でテレワークをしてみましょう。デスクボードの大きさは幅865×奥行400mmと、かなり広々。15インチのノートPCを持ち込んでみると、実に広々で、ビジネスはもちろんのこと、マウスを大きく動かすFPSゲームも余裕で対応できそうです。さらにうれしいのは袖机があること。ここに書類やポータブル電源を置くことができますから、実に便利! ちなみに耐荷重は各テーブル5kgとなっています。
最初はN-BOXで試したのですが、せっかくなのでほかのクルマにも取り付けてみましょう。
さらにSTEPWGNならオプションでAC100V(100W)までのコンセントを取り付けることができます。エンジンをかけておく必要がありますが、大抵のPCなら給電可能です。テレワーク用オフィスとしてSTEPWGNの導入、実にアリな選択肢です!
では、コンパクトカーではどうか? ということで「カーテレワークデスク」をFITに取り付けてみました。
もちろん最新SUVであるZR-Vでもバッチリ対応! こちらもFITの時と同じように、前列シートを前に倒したほうがいいでしょう。天井高があるので、FITの時よりも広さがありますね。ちなみに、ZR-Vは少し工夫すると車中泊ができるクルマだったりします。その事はいずれ別記事で触れようと思います。
カーテレワークデスクですが、使わない時は別売りの収納バッグ「CAB-WORKトート」(7480円)に入れれば、簡単に持ち運びできます。なお、装着した状態での運転は危ないので避けた方がいいでしょう。
車の中を快適なオフィスに早変わりさせるカーテレワークデスク。乗降性も考えられていますし、とても魅力的な商品ではありませんか! 組み立ては5分もあればできますので、急なテレビ会議があっても、余裕で対応できるでしょう。
では最後に、実際に組み立てて使ってみた感想を、唯さんに聞いてみましょう。「これはイイですね。クルマのフロントシートの背もたれについているテーブルよりもしっかりしていますし、組み立ても比較的ラクです。使っているうちに、新幹線のグリーン車とかを思い出して、無償にハンバーガーとか駅弁が食べたくなってきました(笑)」。実はこの取材、お昼抜きでしていました……ホント、スミマセン。
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モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)
10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo NAKAJIMA RACINGのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添えた。