本展示会では、従来は高額な導入コストが課題とされてきた自動運転を、用途を特定することで財政負担を減らし、現実的に導入を進めている実証事例を紹介します。
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第6回 地域×Tech東北
【出展内容】
1. 沖縄県多良間村での自動運転実証
2025年8月より、4人乗り電動カートに「YADOCAR-iドライブ」を搭載し、集落内移動を対象に運行を開始。「生活に必要な移動」に用途を絞ることで、財政負担を抑えた導入を実現しました。住民説明会や子ども体験会も開催し、地域と共に作り上げるモビリティサービスを模索しています。
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沖縄県多良間村での自動運転カート出発式
2. つくば市での「こどもMaaS」実証
2024年秋に、子育て世帯や児童の短距離移動支援を目的とした実証を実施。「子ども中心の短距離移動支援」という限定用途に特化することで、低コストで導入効果を高めました。高精度測位技術「MADOCA-PPP」と連携した取り組みとしても注目を集めました。
3. 子ども向け自動運転ワークショップ
当社のエンジニアとともに、子どもたちがパソコンで自作コースを設計し、実際のカートに転送して走行体験。小学生低学年も参加。教育・STEM分野への応用事例として高い評価を得ています。
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自動運転カートに乗車する子どもたち
【コメント】
<東海クラリオン株式会社 代表取締役 安部 源太郎>
多良間村やつくば市での取り組みは、自治体の財政負担を抑えつつ自動運転を導入できる新しいモデルを示しました。従来は大規模で高額なシステムが必要でしたが、“後のせ”方式の自動運転は既存車両に搭載でき、現実的なコストで運用が可能です。
<東海クラリオン株式会社 エンジニアリングジェネラリスト 安田 翔也>
多良間村やつくば市で、子どもたちと一緒に自動運転カートのルート作成を体験するワークショップを行いました。自分で設計したルートをカートが走り出すと、子どもたちは目を輝かせて喜びます。うまくいく楽しさだけでなく、思い通りに動かない難しさも含めて体験することで、自動運転の仕組みへの理解が深まり、ものづくりの奥深さも実感できます。こうした経験が将来の学びの選択肢を広げ、技術や理科分野に関心を持つきっかけになると信じています。
【出展の意義】
自動運転は「高額で導入が難しい」という課題がありましたが、当社は既存車両を活用し、用途を特定することで低コスト化を実現しました。「YADOCAR-iドライブ」は、多良間村やつくば市において現実的で持続可能な自動運転モデルとして採用されています。今回の展示会では、これらの実証事例を通じて、地域課題解決と教育分野への応用を両立する新しいモビリティの姿を提示します。
【会社概要】
社名 : 東海クラリオン株式会社
本社 : 愛知県名古屋市中区正木一丁目14番9号
TEL : 052-331-4461(代表)
設立 : 昭和46年8月
資本金 : 1億円
代表者 : 代表取締役 安部 源太郎
事業内容: 業務用車載器の企画開発・販売・メンテナンス
URL : https://www.tokai-clarion.co.jp/