阪急文化財団が運営する逸翁(いつおう)美術館は、現在の阪急阪神東宝グループの創業者である小林一三(こばやしいちぞう)(1873~1957)の雅号「逸翁」を冠し1957年に開館(2009年に現在地に移転)、逸翁が収集した5,500件の美術工芸品や約22,000枚の役者絵等の歌舞伎関連資料などをもとに、年数回の企画展を開催しています。

古来、多種多様な鳥類の美しい姿は画題として好まれ、花鳥画は主要な画題としての地位を確立させ、大空を飛翔する姿や水辺や野原に佇んだり、木々に留まる様子などが多くの絵画に描かれました。
また、和歌や俳句などに詠まれたり、鳥をモチーフにした工芸作品も多く作られています。これは長寿や繁栄を示す幸運のシンボルであったり、また季節の移ろいを示す存在でもあるからです。
一三は1957年の正月に「鶏鳴暁を破って七返る初日出哉」と詠みました。この「七返る」とは干支が7周したことを指し、84歳の誕生日を迎えた一三自身のことを示しています。酉年生まれであった一三にとって、鳥は関心あるモチーフのひとつであり、鳥に関する作品を多く収集しています。
本展では収蔵品の中から鳥にまつわる作品を展示し、さまざまな種類の鳥をご覧いただきます。普段はなかなか展示の機会がない作品も多く登場しますので、ぜひ展示室内でバードウォッチングをお楽しみください。

また、関連イベントとして、講演会を開催するほか、館内にある椅子式の茶室「即心庵(そくしんあん)」では呈茶を実施します。概要は下記のとおりです。ぜひ足をお運びください。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/548199/img_548199_1.jpg
【開催期間】2026年1月24日(土)~3月29日(日)
【休館日】毎週月曜日
(ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日)
※2月23日は開館 2月24日は休館
【開館時間】10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
【会場】逸翁美術館 大阪府池田市栄本町12-27
(阪急宝塚線 池田駅下車 徒歩10分)
【観覧料】一般:700円(各種割引・団体:500円)
学生(高校生以上):500円(同上:400円)
中学生以下:無料

【主な出品】
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/548199/img_548199_2.jpg

■トークイベント
「とりに誘われて─めくるめく野鳥の世界」
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/548199/img_548199_3.jpg
【講師】
鳶田(とびた)ハジメ氏(漫画家・イラストレーター)
WEBコミック誌・COMICポラリスにて野鳥観察エッセイ
『まいにち鳥びより』(フレックスコミックス刊)を連載中
https://kirapo.jp/polaris/titles/toribiyori
たしかな画力と観察力で紡がれる作品にはファンが多く、
漫画の他にも書籍の装画や観光協会のPR冊子なども手掛けている
【聞き手】宮井 肖佳(本展覧会担当学芸員)
【日時】2026年3月7日(土)14時~
【会場】逸翁美術館内 マグノリアホール
【定員】100名(先着順、阪急文化財団友の会優先枠あり)
【料金等】無料 ※本展覧会の当日観覧券が必要です
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/548199/img_548199_4.jpg
【申込方法】
阪急文化財団サイト 本展覧会紹介ページ内のWebフォームよりお申込みください
満席となった後でも、キャンセルが出れば申込を再開します
https://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/20260124/

■茶室「即心庵(そくしんあん)」と呈茶について
小林一三が自ら考案した雅俗山荘(小林一三記念館)の茶室「即庵(そくあん)」を、逸翁美術館の館内に「即心庵」として再現しました。
三畳台目の座敷を囲む椅子で気軽にお茶を楽しめる、伝統と現代生活が見事に調和した空間です。

展覧会中の日曜日は呈茶席として、表千家同門会 大阪支部の先生方のお点前による薄茶と和菓子でおもてなしいたします。三丘園のお抹茶と福助堂のお菓子で和やかなひとときをお過ごしください。

【開席日】
「とりマニア」開催期間中の日曜日
1月25日/2月1日、8日、15日、22日/3月1日、8日、15日、22日、29日
【開始時間】(1)10:50、(2)11:30、(3)12:10、(4)13:10、(5)13:50、(6)14:30
【定員】(1)~(6)各席10名
【料金】一服500円(税込)
【購入方法】
各日10時より、美術館受付で当日(1)~(6)各席のチケットを販売します(先着順)
※電話等でのご予約はできませんのでご了承ください


公益財団法人 阪急文化財団 https://www.hankyu-bunka.or.jp/

リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/ca84cafedc4dcd071159ea8d55b73a637b4dfdcd.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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