ニューロシューティカルズ、米国VB企業のTheracle社に出資

医療機器ベンチャー支援企業の株式会社ニューロシューティカルズ(本社：東京都文京区、代表取締役社長：三池 信也、以下「NCI」)は、米国のスタートアップ企業であるTheracle LLC.(カリフォルニア州ミルピタス市、CEO：Greg Method、以下「Theracle社」)に出資しましたのでお知らせいたします。【出資の背景】NCIは医療機器の開発ベンチャー支援企業で、様々な医療ニーズから医療機器開発を行っているスタートアップ企業に対して支援をしているインキュベーター／アクセラレーターです。今回出資するTheracle社は手術が困難である脳腫瘍や神経膠腫への治療法としてカテーテルを用いた新しい方法を開発する企業です。脳腫瘍は手術ができない領域に発生することがあり、重大な生命予後を引き起こす疾患です。従来の治療法としては全身への薬剤投与などが試みられてきましたが、薬剤が血液脳関門(BBB)を通過できないため、有効な治療法がほとんどない深刻な疾患です。特に小児におけるグリオーマは、幼少期に発症することが知られており、予後の改善が困難な難治性疾患です。NCIはそのような疾患に対する治療法を模索してきました。Theracle社は特殊なカテーテル治療法を開発し、治療法の確立に果敢に挑戦しています。NCIはこのミッションを支援するため、同社への出資を行いました。画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/548668/LL_img_548668_1.jpg神経膠腫治療機器開発を支援【Theracle社について】Theracle社は、神経膠腫治療領域において血液脳関門をバイパスするように設計された埋め込み型薬剤デリバリープラットフォームを開発している前臨床段階の医療機器スタートアップ企業です。Theracle社が開発するカテーテルシステムは、脳腫瘍部位への治療薬の直接的かつ反復的なデリバリーを可能にし、標的部位への薬剤投与を最大化し、全身への曝露を低減します。Theracle社は、小児におけるグリオーマやその他の中枢神経系がんを含む腫瘍への治療応用をターゲットとしており、神経変性疾患に重点を置いた幅広いパイプラインを有しています。【NCIについて】NCIは九州大学発の医療機器開発ベンチャー企業として設立されましたが、事業を進めていく上で、医療機器市場における民間ベンチャー企業やアカデミア発のスタートアップ企業が開発・事業展開に際し、多大な苦労を強いられているのを感じ、医療機器分野においてのスタートアップ企業の支援事業に乗り出しました。現在、独自に医療機器開発への投資ファンド(Medical Development Support 1号及び2号投資事業有限責任組合)も設立し、ハンズオンも含んだ投資事業に乗り出しています。投資先は海外のスタートアップ企業も含まれますが、その場合、製品製造を国内で行う方向性を持って投資を実行しています。これまでNCIおよび当社投資ファンドから合わせて26社のスタートアップ企業に対して出資、支援を行ない、うち2社はすでにM&AにてEXITを達成、さらに国内外のスタートアップ企業および医療機器ベンチャー企業への支援を強化していく予定です。■会社概要株式会社ニューロシューティカルズホームページURL： https://www.nci-md.com/本社所在地 ： 東京都文京区本郷1丁目28番10号Theracle LLC.ホームページURL： https://www.theracle.com/所在地 ： カリフォルニア州ミルピタス市

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