●ロースターで「魚焼きグリル」の不満を解消 美味しくラクに
フィッシュロースターは、カセットコンロに近い形状、オーブントースターのような形状(据え置き型)の製品があり、価格が4000円台後半から。同じような価格帯で、ガスコンロを熱源とするスチームグリルも、煙や臭いを抑えて手軽に魚が焼ける「新感覚ロースター」などと紹介されている。今回は、前者に該当する、コンセントにつないで使用する調理家電に絞って取り上げる。
パナソニックの据え置き型のスモーク&ロースター「けむらん亭 NF-RT1000」は、生魚、切り身、干物、みりん漬けなどの漬け魚、鶏肉(串に刺さった焼き鳥など)、サツマイモ(焼き芋)と6種類のオートメニューを搭載し、それぞれに適した焼き加減で焼き上げる。
同じような外観のパナソニックのロティサリーグリル&スモーク「NB-RDX100」は、けむらん亭と同様、燻製を作ることができ、グリル・燻製・オーブン、トースターの1台4役として使えるが、生魚や切り身を焼く用途にはあまり向かない。
幅広いジャンルの調理家電を手がけるアイリスオーヤマも、抜け目なく参入している。魚や肉、パンやピザなど多彩な調理ができる「マルチロースター」の新製品「MT-1101」は、庫内が広く、体長35cmの大きなサンマが一度に4尾焼ける。これならコンロの魚焼きグリルより便利だろう。
魚の干物、焼き芋だけなら、一風変わったガジェットを製品化しているサンコーが発売した、串で刺した塊肉を自動で360回転しながら炙り焼くドーム型オーブン「塊肉回転コンベクションオーブン EPLFTUP4」も十分に美味しく焼けそうだ。専用の焼き網にのせたトーストはふっくらと焼き上がり、揚げ物のノンフライ調理も可能という。
●調理もできる「焼き芋メーカー」のほうがコスパ高?
焼き芋・焼きトウモロコシだけなら、話題になったドウシシャの「焼き芋メーカー Bake Free」も魅力的だ。
なお、魚焼きロースターは、全般的に不快要素となる「煙」や「臭い」が少ないほど、調理時間が多くかかる。よって、“無煙”をウリにする製品は、事前に必ず調理時間の目安を確認しよう。(BCN・嵯峨野 芙美)
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