https://www.bcnretail.com/market/detail/20190627_125914.html
100円ポケオごはんキャンペーンの実施店舗は、すかいらーくグループの「ガスト」「ジョナサン」、松屋フーズグループの「松屋」「松のや」の4店舗。今後は、LINEポケオに「ぼてぢゅう」「大戸屋ごはん処」「ロッテリア」なども加わる予定で、2020年までに掲載店舗3万店まで拡大する計画。
記者は、初日の27日夕方、帰宅中の電車内でスマートフォンからLINEポケオにアクセスし、店舗への到着時間を見越して注文。店頭で特に待たされずキャンペーン対象商品の「たっぷりマヨコーンピザ」を受け取り、翌日以降、松屋の「牛めし(並盛)」か、松のやの「ロースかつ定食」、または別のガストの店舗で再度「たっぷりマヨコーンピザ」を頼みたいと考えていたところ、終わってしまい、早々に試して正解だったと思った。
LINEポケオのUIは分かりやすく、事前にLINEとLINE Payの設定が完了済みで地図が読めれば、直感的にオーダーできるはずだ。ちなみに、6月24日からテイクアウト限定で「マルゲリータピザ半額セール」を実施しており、こちらは7月10日まで、LINEポケオ経由で通常の半額でオーダーできる。
●ネット・リアル連携と店舗限定「大幅割引」がもたらす弊害
スマホから注文して自分で受け取って持ち帰るモバイルオーダー・テイクアウトサービスは、今年10月の消費増税後、食料品と同じ軽減税率(8%)が適用されるため、割安感から人気が高まると注目を集めている。
システムトラブルや早期終了など、マイナス点も目立ったが(あまりにも短すぎる感は否めない)、100円ポケオごはんキャンペーンは注文時や受取時に待たされないモバイルオーダー・テイクアウトサービス全般の便利さ、LINEポケオのサービス自体の知名度アップにだいぶ貢献しただろう。
今回、キャンペーン内容を知り、思わず「安い」と思い、帰宅途中に遠回りして店舗に立ち寄った。普段より20~25分ほど余分に時間がかかったが、「100円」の魅力は捨てがたかったからだ。しかし、わざわざ通常よりプラス20分ほど費やして100円ごはんをゲットするより、20分長く仕事をするか、20分早く帰って家事をやったほうが賢い時間の使い方だったかもしれないと、後ろめたい気持ちもある。
LINEは、新たなビジョン「Life on LINE」を掲げ、オンライン(ネット)とオフライン(リアル)をつなげるマーケティングの取り組み「O2O」を一歩進めた「OMO(Online Merges with Offline)」の概念で、オフラインの領域に進出する。
もし今後も、販促キャンペーンとして、頻繁に「100円」や「半額」といった飲食店のクーポンが登場するようなら、駅周辺や駅ナカ、車・自転車で行きやすい幹線道路沿いに、テイクアウトや宅配に対応する店舗がないエリアは、住宅地として人気が落ちかねないと感じた。都心のオフィス街もお得に利用できる飲食店の選択肢が少ないと、「イケていない」という評価になりそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
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