Mate 20 X(5G)は、発売中の「HUAWEI Mate 20 X」とほぼ同じスペック。5G対応のチップセット「BALONG(バロン)5000」を搭載し、OSにはAndroidベースのEMUI 9.1を採用した。7月26日に予約の受付が開始となり、8月16日に発売された。価格は6199元(約9万3000円)。
中国メディアの数据観は、Mate 20 X(5G)の発売後「多くの消費者が、初めての5Gスマートフォンユーザーになるためにたくさんの工夫をした」と報道。同メディアの記者がファーウェイの公式通販サイトを調べたところ、毎日10時8秒の販売開始後、1分以内に「完売」となるか「一時的に品切れ」の状態になったことを確認したと伝えた。
中国では、まだ5Gは商用化されていないが、国営の三大通信事業者は19年、中国国内の大都市を中心に順次、5G通信網の整備を予定している。また、通信事業者は中国国内の既存ユーザーに対し「Mate 20 X(5G)がとても人気。購入者には毎月100ギガバイトのパケット通信量をプレゼントする」とのメッセージを送り、Mate 20 X(5G)の購入を促している。
ファーウェイは今後、5G対応端末の拡充を進める方針で、5G対応の折り畳みスマホ「Mate X」の発売を計画中。このほか、中興通訊(ZTE)が8月5日に5Gスマホ「AXON 10 Pro 5G」を発売し、OPPOとVivoも5Gスマホの発売を予定しており、中国市場で各スマホメーカー間の販売競争が加速する見通しだ。
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