
対象者は東京都民で、申請に当たって住所を免許証などの公的書類で証明する必要がある。東京都内に通勤する他県在住者や法人は対象外。エアコンの場合、付与ポイント数が2.2kw以下(おおむね6畳用以下)は1万2000ポイント、2.4~2.8kw(8~10畳用)が1万5000ポイント、3.6kw以上(12畳用以上)が1万9000ポイント。
1ポイント1円相当で、うち1000ポイント分は、LED割引券(LED照明を購入する際に1000円券として使用できる割引券)となるが、かなりポイント数が大きいので、増税前にエアコンを駆け込み購入しようと思っている都民は、10月1日まで待ったほうが得だろう。
この東京ゼロエミポイント事業が、もし全国、少なくとも首都圏全域対象だったら、もっと話題になったはずだと残念でならない。とはいえ、開始に先立ち、エアコン・冷蔵庫について、今秋以降に発売する各社の最新モデルの特徴を紹介する。
第1回はエアコン。すでに2020年モデルを発表済みの日立ジョンソンコントロールズ空調(日立)、三菱電機からスタートする。
●エアコン編 日立「白くまくん」
「くらしカメラAI」を備えた日立のエアコン最上位モデル「白くまくん プレミアムXシリーズ」の最新2020年モデルは、10月末に発売予定。19年モデルに搭載した、室内機の熱交換器を自動で掃除する「凍結洗浄」が好評だったことから、20年モデルは、業界で初めて、室外機の熱交換器を自動で掃除する「室外熱交換器自動お掃除」を搭載する。