文教堂は、9月27日に開催した取締役会で、アニメキャラクターグッズ販売事業(「アニメガ」事業)を、ビックカメラグループのソフマップへ譲渡することを決議した。

 文教堂グループホールディングスは、上場維持を目指して経営再建を進めている。
今回のアニメガ事業の譲渡は、9月27日付で成立した事業再生ADR手続きに基づく事業再生計画上、経営資源の選択と集中を強化するために決定したもので、譲渡価額は譲渡先のソフマップの意向により開示されない。事業譲渡実行日は10月31日の予定。
 ソフマップは、各店舗で「アニメガ」ブランドの取り扱い商品の拡充を図るとともに、既存のアニメガ店舗を一部継承し、相互のブランドの強みを活かした複合的なサービスや商品ラインアップの充実を図る。なお、10月末の運営継承完了までは、ソフマップが運営する新「アニメガ」と、文教堂が運営する「アニマガ」が混在することになる。詳細はWebサイトなどで案内していく。
 通販サイトについては、「アキバ☆ソフマップドットコム」内の「アニメガ オンライン」を継続して運営する。
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