中国政府系のシンクタンク・中国情報通信研究院は10月12日、9月の中国携帯電話市場分析報告を発表した。中国国内の出荷台数は3623万6000台で、前年同期比7.1%減少した。
5G対応機種の出荷台数は伸びているが、全体の出荷台数は4カ月連続で前年を下回った。

 5G対応機種は、9月に9機種の新製品が発売された。まだ中国国内で5Gの商用化は始まっていないが、9月の出荷台数は49万7000台となり、前月に比べて約2.3倍増となった。一方、最も出荷台数が多かった4G対応機種の出荷台数は3428万6000台だった。
 種類別では、スマートフォンが前年同期比5.7%減の3468万3000台となり、全体の出荷台数の95.7%を占めた。OS別では、Android対応機種が85.1%となった。
 1月から9月までの累計出荷台数は2億8700万台で、前年同期比5.7%減。このうち、中国の国産ブランドの出荷台数は、同比4.2%減の2億6400万台だった。
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