国内で高いシェアを誇るiPhoneが5Gに対応してからが本格的な競争の始まりとみるか、続々と登場するハイエンド~ミドルクラスの多彩な5G対応AndroidスマホがiPhoneからの乗り換えを促すとみるか。どちらにしても、おおむね3年後には結果が分かるだろう。
「BCN+R」の前身となるサイトに掲載した記事から、現行の通信規格「4G LTE」の普及スピードについて振り返ろう。2010年12月24日にドコモはLTEを使った国内初の商用サービス「Xi(クロッシィ)」をスタート。他社に先駆けたが、対応するスマホは発売が遅れ、実際に普及したのは12年9月21日の「iPhone 5」発売からだろう。ソフトバンク(当時はソフトバンクモバイル)とauは、iPhone 5の発売と同時に、それぞれLTEサービス「SoftBank 4G LTE」「4G LTE」を開始。AppleがiPhone 5を「LTE対応iPhone」とアピールしたこともあり、4Gではなく、「LTE」として定着した。
当時、ドコモはiPhoneを取り扱っておらず、iPhoneが看板だったソフトバンクとauは、自社のLTEサービスはどこでも高速でつながる・他社より速いと主張し、実際に急ピッチでエリアを拡大していった。発売直後こそ、LTEで通信できないエリアが多かったものの、端末発売・サービス開始から1カ月ほど経過した11月には多くの場所で使えるようになり、ドコモがiPhoneの取り扱いを開始した翌年13年、端末で挙げると「iPhone 5s」からは、キャリアによって変わる、つながりやすさやサービスエリア比較は下火になった。
商用サービス開始からある程度サービスエリアが広がったと感じるまで、前回は3年ほどかかった。今年3月下旬から順次始まる5Gサービスも同様と仮定すると、23年末にはどこでも使えるようになるのだろうか。
調べたところによると、BCNのオフィスがある一帯はサービス開始直後こそ、どの5Gサービスも対応エリア外だが、au 5Gは「20年4月末対応予定」、SoftBank 5Gも「20年夏以降予定」となっている。ところどころしか使えない、次世代通信規格の立ち上げ時のサービスエリアマップをみると、住むならやはり、いち早く最新サービスが利用できる都心や人気のスポットのそばに限ると感じる。(BCN・嵯峨野 芙美)
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