医療現場で不足している医療用フェイスシールドは、試作型や3Dプリンタなどで制作し、医療機関に提供していく方針。同社の貞宝工場で生産準備を進めており、週500~600個程度から生産を開始する予定だという。加えて、グループ企業でも生産が可能か検討する。
また、社会的なマスク不足への対応として、マスクの自給自足体制の整備を検討している。市場からの調達量を低減することで、不足状態の緩和を図る。中でも、デンソーは製造現場を中心に社内で必要となるマスクの自主生産を決定。軌道に乗れば10万枚/日の量産が可能になる見通しだ。
トヨタ紡織では、4月上旬から1500枚/日の生産を開始。5月以降は1.2万枚へ増産を計画。ほかのグループ企業でも自社生産を検討しているという。
このほか、トヨタ生産方式活用による医療機器メーカーの生産性向上への協力、軽症の観戦者位相に対するサポートの検討、サプライチェーンを活用したマスクなど衛生用品の調達支援、医療機関で活用可能な備品の供給、治療薬開発や感染抑制に向けた研究支援への参画などを進める。
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