TXP Medicalは4月16日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、救急外来のセルフ問診支援システムを期間限定で無償提供することを発表した。

 今回、無償提供するセルフ問診支援システムは、米Clarisが提供するFileMakerプラットフォームでTXP Medicalが開発した問診アプリケーションを中心に、テレビ電話機能を組み合わせて構成されている。

 システムは、患者が自身のスマートフォンを用いて、TXP Medicalが提供する新型コロナウイルス感染症に特化した問診アプリにアクセス。そのため、医療スタッフなどへの感染拡大を防止できる。
 新型コロナウイルス感染症への感染の疑いがある患者を隔離するサテライト診察室に体温計などを備えることで、患者自身によるバイタルサインの測定も可能になる。
 これらの問診・測定結果は救急外来の端末上に送信され、QRコードリーダーによってセキュリティリスクなしで、ワンタッチで院内電子カルテに記載できる。また、サテライト診察室と救急外来診察室をテレビ電話でつないだ、追加問診・検体採取のサポートにも対応している。
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