メーカー別の販売台数前年比は4月に60.9%と急落したアップルが155.5%とV字回復。Android勢も好調で、ファーウェイが145.7%、NECが143.5%%、レノボが351.0%と成長を継続している。
週次の販売台数シェアで3月以降は右肩下がりだったアップルだが、5月4日週から数字を戻し始め、5月25日週には70%に迫る水準にまで急上昇した。ポストiPadとして人気を集めていたファーウェイは、その分のシェアを落とした。
シリーズ別の販売台数ランキングでもアップル製品が上位に戻り、ベストテン圏内に8製品がランクイン。売れ筋である「10.2インチ iPad Wi-Fi」の32GBモデルが首位に返り咲いた。
1位と2位は明け渡したものの、ファーウェイも引き続き好調で、「MediaPad T5」が3位、「MediaPad M5 lite」が4位と健闘している。同社は、6月に新製品3モデルを発売する予定で、どこまでiPadに対抗できるか期待したいところだ。(BCN・大蔵 大輔)
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