MMD研究所は、同社が以前に行った調査において利用率の高かった非接触決済サービスの上位6サービスのメイン利用者を対象に実施した、「2020年7月 スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」の結果を7月30日に発表した。

 調査は、楽天Edy、iD、モバイルSuica、QUICPay、nanacoモバイル、モバイルWAONをメインで利用している18~69歳の男女600人(各サービス100人ずつ)を対象に、6月26日~7月8日の期間に行われている。

 調査対象者に、現在メインで使用している非接触決済サービスを知ったきっかけを尋ねたところ、「公式サイト」が20.3%、「店舗の案内やポスター」が13.8%、「ウェブメディアの記事」が9.8%だった。
 サービス別でみると、楽天Edy、iD、モバイルSuica、QUICPayで「公式サイト」、nanacoモバイル、モバイルWAONで「店舗の案内やポスター」が、サービスを知ったきっかけのトップとなっている。
 メインで利用している非接触決済サービスを使い始めた理由を尋ねた質問(複数回答)では、「会計がスピーディーに終わるから」(37.0%)が最も多く、「ポイントがたくさん貯まるから」(27.7%)、「クレジットカード登録をすればカードを出さなくて済むから」(27.3%)が続いた。
 サービス別でみると、楽天Edy、nanacoモバイルで「ポイントがたくさん貯まるから」、iD、モバイルSuica、モバイルWAONで「会計がスピーディーに終わるから」、QUICPayで「登録すればクレジットカードを出さなくて済む」が、サービスを使い始めた理由のトップとなっている。
 サービスの利用頻度を尋ねた質問において、「1週間に1回以上利用する」という回答の割合は、「モバイルWAON」が71.0%、「nanacoモバイル」が70.0%、「楽天Edy」が69.0%、「iD」と「モバイルSuica」が68.0%、「QUICPay」が64.0%だった。
 メインで利用している非接触決済サービスの満足度を「お得部門」「デザイン部門」「実用部門」「信頼部門」の4部門で尋ねたところ、お得部門で「モバイルWAON」、デザイン部門、実用部門、信頼部門で「モバイルSuica」がそれぞれ部門トップとなり、総合満足度で「楽天Edy」が1位となっている。
 メインで利用している非接触決済サービスを家族や友人にすすめたいかを、10点満点の点数をつけてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出したところ、9点から10点をつけた推奨者が15.7%、7点から8点をつけた中立者が44.3%、0点から6点をつけた批判者が40.0%で、推奨者から批判者を引いたNPSがマイナス24.3だった。
 サービス別のNPSでは、「iD」と「モバイルSuica」がどちらもマイナス18.0で最も高い。
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