【対談連載】伊弉諾神宮 宮司 本名 孝至

 伊弉諾大神は、日本神話のひとつ「国生み神話」に登場される男神です。女神である伊弉冉(イザナミ)大神と共に天の浮橋にお立ちになり、天沼矛(あまのぬぼこ)で地上をかき回すと、矛のしずくが固まって自凝島(おのころじま)が出現。二神はその島に降り立って夫婦となり、ここ淡路島を最初に、日本を構成する数多の島々をお生みになるのです。
 なるほど。
 国生みの後に、いろいろな神様が誕生する「神生み」が続くのですが、その一連のお務めを終えられ、至貴(しき)の御子神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)にすべてを委ねられた後、ここに「幽宮(かくりのみや)」を構えて余生を過ごされたとされているわけです。
 非常に由緒あるお社だということがよくわかりました。ありがとうございます。それにしても、どうして淡路島を一番先につくられたのでしょうね。
 いくつか条件が挙げられますが、ひとつには日本列島の本州、佐渡ヶ島、隠岐、壱岐、九州、四国、淡路島という範囲で見ると、ここがちょうど真ん中に位置するということ。あとは、淡路島が食糧事情に恵まれ、生活環境が整った島であったということです。
 食糧事情が関係するのですか。
 淡路島は古来より「御食つ国(みけつくに)」とも呼ばれ、皇室や朝廷に食物を献上してきました。実は淡路島は水が豊かで、どこを掘っても真水が出るんです。
 えっ、そうなんですか。海に近いから海水が出そうなものですが……。
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