エクサウィザーズは、2眼レンズを搭載したエッジAIカメラ「ミルキューブ」の提供を8月25日に開始した。

 ミルキューブは、「たくさん(Million)」の未来を「見る」ことができる10cm四方のキューブ型エッジAIカメラ。
AIアルゴリズムを組み合わせて実行可能なハードウェアと、カスタマイズできるカメラによって、店舗の顧客分析や工場の業務改善、スポーツのパフォーマンス向上など、幅広い領域での課題解決に使える。
 どこでも簡単に持ち運びが可能で、解像度と暗所性能に優れたソニー製CMOSイメージセンサーを備えているので、AIの自動撮影による思い出写真の記録にも適している。
 一般的なクラウド型AIと異なり、端末側で情報処理を行って、必要なデータのみをサーバーに送信するため、映像をリアルタイムに処理でき、サーバー側の処理にかかるコストやセキュリティリスクの低減を可能にした。
 エクサウィザーズでは、「ミルキューブ」の用途として、3密の可視化や売り上げに関連する動向の検知・数値化、介護施設入所者の健康管理サポートなどのソリューションを提案する。
 なお、広島県観光連盟、および広島県立美術館(広島県広島市)、広島平和記念資料館(広島県広島市)、大和ミュージアム(広島県呉市)の3施設はミルキューブを導入しており、広島県の観光ウェブページ「ひろしま観光ナビ」やこれらの施設の公式サイトで、リアルタイムに近い観光施設の混雑状況を発信している。
 このほか、9月1日と16日にミルキューブの発売を記念して、ミルキューブのサービスイメージや導入事例の紹介、エッジAIカメラの可能性などについて語るオンラインセミナー「アルゴリズムと次世代AIカメラ”ミルキューブ”がつくる未来」が開催される。
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