1月~3月、4月~6月、7月~9月、10月~12月の四半期(Q)ごとの集計で、2008年2Q以降のスマホ全体の平均画面サイズの推移をみると、12年9月の「iPhone 5」の発売を機に3インチ台から4インチ台に入り、17年4Qには5インチ台に突入した。
平均画面サイズ拡大の要因は、17年11月発売の「iPhone X」だ。iPhone Xは増えつつあったAndroidのフルビューディスプレイデザインに近く、当時はノッチに関する賛否両論が起きたが、iPhone XRを経て19年発売の「iPhone 11」でナンバリングが復活すると、すっかり受け入れられるようになった。周回遅れで「iPhoneのAndroid化」が受け入れられた結果だと指摘したい。
●5.4インチのiPhone 12 miniが今年登場した理由
価格高騰の影響もあり、スマホの平均画面サイズは、19年2Qの5.76インチをピークにサイズダウンに転じた。直近の20年第3四半期の平均画面サイズは5.59インチ。平均画面サイズを押し下げる約3.6インチの超小型eSIM対応スマホ「Rakuten mini」が実質1円で一時的に売れた点を差し引いても、一時は6インチを超えそうな勢いだった大画面化に歯止めがかかったといえるだろう。
スペック上の数字と、実際に手に持った際の印象は異なる。iPhone 12と同じ5色のカラーバリエーションを揃える11月13日発売の「iPhone 12 mini」は、横幅こそ64.2mmとコンパクトだが、画面サイズは5.4インチと、歴代iPhone SEを上回り、厚さはiPhone 12 Pro/12と同じ。小さい分だけ軽く、重さ133gがメリットだ。
iPhone 12 miniが今年登場した理由は、軽くて小さい、「ミニ」に対するニーズがあると判断したからだろう。サブ機向けのRakuten miniに対し、iPhone 12 miniはメイン機にもサブ機にも使えるオールラウンドモデル。
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